あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

♬太阳(太陽)by 邱振哲 ほか

2020-03-24 | DJ(おもに中文歌)
2週間ほど前から かなぁ。
杭州のラジオでは"流行歌"(←これも中国語、いわゆる歌謡曲・ポップスのこと)が
普通に流れるようになった。
コロナウィルスがかなり落ち着いてきている証拠だ。
それでも、選曲には気を遣っているに違いない。
ただのラブソングを流すのではなく、
気持ちが前向きになれる歌、希望が持てる歌を選んでいるはず。
1つ、気になる曲があったのでご紹介。

いろんな歌手がカバーしている《太阳》(以下 太陽)という曲。
まずはオリジナル版↓台湾歌手・邱振哲がうたう『太陽』(作詞・作曲も本人)。

邱振哲PikA 【 太陽 】 Official Music Video(官方MV)

サビの部分がいい― 
♪我只想做你的太阳 你的太阳 在你的心里呀 在你的心底呀
(わたしはただあなたの太陽になりたい、あなたの心のなかの太陽に)

きのうは女性歌手によるカバーバージョン↓が流れていた。
呂口口 - 太陽(女生版)(cover : 邱振哲) 

こちらも悪くない。

この曲、最近ほかでも聴いたことあるぞ?と思ったら。
日本のMISIAも参加している中国の歌番組「歌手」で、台湾のスター歌手・萧敬腾が歌っていたのだ。
その番組での映像がこちら ↓ 
萧敬腾《太阳》—— 《歌手·当打之年》【湖南卫视】

この回はコロナウィルスの影響で湖南省のスタジオ収録ができず、
萧敬腾は台北のスタジオから、MISIA(中国では米希亚)は日本から、ある歌手なんか自宅から、それぞれ生中継で歌を届けていた。
どの歌手もコロナウィルスの現状に配慮し、前向きな気持ちになれるような歌を選んでいた。

っと、ここまで書いたら米希亚さんの「歌手」でのパフォーマンスを
載せないわけにはいかないね。
この日、出演者のなかで映えある第1位に輝いた曲『明日へ』はこちら↓ 
米希亚《向着明天》Singer 歌手·当打之年

MISIAって ふだんの喋り声が意外と高くて かわいいんだよね(*^-^*)
この番組、早く再開してほしいな〜

*おまけショット*
ここんとこ ボクのいちばんの愉しみといえば…
朝ドラみながら朝食 のひととき。
いまだ継続ちゅー、えびチーズトースト(あみえび使用)。
朝ドラ「スカーレット」は1つのセリフも聞き逃せない、ほんとに いい脚本家さんだった。
伊藤健太郎が生命力あふれるたけしを演じられるのも、ひとえに"本(脚本)"がいいから。
彼がカンチ役なら「東京ラブストーリー」もちょっと観てみたい気がします〜
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やるな~ ウドー!(音楽事務所のこと)

2020-03-17 | 日記
「03 3402 ....」
見知らぬ電話番号からの着信。
東京だ。誰だろ? セールスか、はたまた仕事の依頼か?(なわけないか)
とりあえず出てみた。
「ウド―音楽事務所です」
と女性の声。
「タカハシ アマギさん ですか」
「ボブ・ディラン 4月6日の公演、2枚で間違いございませんか」

一生懸命さが伝わってくる、女性の声。
ボブ・ディランの来日中止を伝える電話だった。

それにしても親切ではないか!
4月にボブ・ディランの15公演を予定していた、ウドー音楽事務所。
チケット購入者は数千人単位かと思われるが、
すべて電話連絡しているのだろうか?

そんな素朴なギモンを(さぞ忙しいであろう)ウドーのスタッフに聞いてみた。
我:「すみません、もしかして全員にお電話されているんですか?」
ウ:「はい、メールがわかる方にはメールでお知らせしています」

なるほど。それにしても丁寧な対応だ。すごいや、ウドー!見直した。


ボブの来日中止が決定したのは先週の金曜だった。

すでに杭州のお友だちは日本に来られないことが決まっていたので、
チケットは3月初旬にはこちらに戻してもらっていた。

やきもきしていたボクらは13日、来日中止の一報にホッとした。
さっそく、チケットの払い戻し方法をウドー音楽事務所のHPで確認。
ファミマのイープラス券売機で買ったボクは翌日にはそのファミマへ出向き。
店員さんにチケットを差し出すだけで4万円近いチケ代(+手数料)がすぐに、いともあっさりと返ってきた。
なんて便利な世の中なんだ~と思った。

お電話いただいた親切なウドーのお姉さんには
「すでにチケットの払い戻しをしました」と伝えた。

ウ:「それならよかったです」

いわゆるコールセンターのような こなれた女性の声ではない。
決して美声ではないが、真面目さ、懸命さがひしひしと伝わってくる声と喋り方に
ボクはただただ感動した。
やるな~ウドー。さすがこの道50余年の老舗だけある。
***
最近ジムショのメンバーの遠方での家探しや引っ越しを手伝っていて、
不動産業者やネットショップなど、担当者のいいかげんさ&対応の悪さにブチ切れてばかりだったので。
今回のウドーさんの電話はいわゆる「神対応」に思えたのだ。

今後、ウドーさん主催のライブがあれば、ぜひ行かなくっちゃね〜( ◠‿◠ )♪

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パパちゃんへの手紙

2020-03-13 | ママちゃん日記
「コロナウィルスが、すぐそこまで来ている」。

というのも「語りかけボランティア」でたびたび訪問していた介護施設から約10名の感染者が出たのだ(うち1人死亡)。

ショックだ。この施設はいつ訪問しても館内が明るく清潔で掃除が行き届いていた。
スタッフの対応はどこよりも心がこもっていて、施設を運営する病院の理事長さんにもお会いしたことがある。
ここなら自分の家族を安心して任せられる、そんな印象だった。

なのに、きのう夕方のローカルニュースでは、この施設で亡くなられた入所者の家族に電話取材しており、ご家族は施設への文句たらたら。これでは施設側に落ち度があったか、または日頃から怠慢きわまりない施設であるかのように映る。
テレビは怖いな〜 あらためて思った。

***
(して、本題へ)

親しき仲にも礼儀あり、と言うが。
昔は兄弟や友人同士でも きちんとした手紙を送り合うものだったんだな〜と、3年前に亡くなった ”こぼんちゃん”(ここではパパちゃんと呼ぼう)宛の手紙を読むたび、痛感させられる。

きょう ご紹介するのは、
15年前、パパちゃん宛に届いた 旧友 Kさんからのお手紙。
ボクが「いいな~」と思ったのが、
追伸として書かれた、昔の日記。
そこにはボクが知らなかったパパちゃんの青春時代があり、
何とも言えない あったかい気持ちになる。

みなさんには関係ないから つまんないだろうね、、。夏目漱石の小説の一部だとおもって読んでみてちょ。(>アホかいな〜ちなみにパパちゃんは「寺島君」といいます)

***
寺島 〇〇様
拝啓、今年も師走がやってきました。(略)
貴兄にはその後元気でお過ごしですか。腰の様子はいかがでしょうか。
お互いに高齢者の範疇に分類される年代になり、日々を少々の痛いの痒いのと
言いながらも不自由なく過ごす事のできる有難さが身に沁みるようになりましたね。
(略)                敬具
2005年12月1日   
K田 章        

追伸;ちょうど H大合格発表の日の日記がありましたので、人生の一つの記念日を貴兄とともに共有した懐かしさに添付させていただきます。

昭和25年3月25日(土、曇)
いよいよH大学力考査の発表日なので朝からそわそわしていたが、コタツに入って11時前までうとうとしていた。
すると寺島君が来たので雑談をしながら飯をたべて 11時半過ぎに家を出た。
寺島君は自転車なので駅前に預けた。気分が悪くなったと言うので脈を計ってやったら1分間に116回であった。自分は80回位だった。
大阪駅を降りると何だか狐につままれたように 一種異常な精神状態になった。途中で岡田君が合格だと喜んでいるのに出会った。
いよいよ着いてみると 一足先に行った品末君に会って「通った,通った」と言うので聞くと幸いにも僕等3人は合格だと言うので、人混みの中に分けて入って見ると工学部の前から30人目くらいのところに 147と鮮明に書かれている。この瞬間を自分は一生忘れないだろう。長い間の努力がようやく実を結んだのだ。
お互いの健闘を手を叩いて喜んだ。
自分はまず父に知らせねばと 会社に行く途中で社用のためかタクシーに乗った父に出会ったので合格を告げて皆と一緒に帰る事にした。
品末君が一先ず学校に報せるべきだと言うので駅より学校に向かった。職員室へ行って先生に言ったら喜んで黒板に書いて下さった。今までのところ6名だった。その内,工学部の3人は僕等のグループだ。運動場でしばらく休んでから一先ず帰宅することにした。
4時前に寺島君が来てしばらく話してから福島君のところへ行ってやった。
福島君は明日発表なので大変心配そうな顔つきをしていた。しばらく話をして5時に帰った。
夕方より少し雨が降ってきた。今夜はゆっくり眠れる。
***
(お手紙は以上)

合格発表の日、寺島君は過度の緊張から気分が悪くなったのか?
そんなパパちゃんのいわゆる“胆子小”(肝っ玉の小さい)性格はしっかりとボスちゃんに受け継がれています。

K田さんとは地元尼崎で小学校からのお付き合い。定年後、元気なうちは2人でよく国内旅行に行ったりもしていた。
お名前は存じていたけど、こういう手紙を読むと、あらためてパパちゃんにこんないいお友だちがいてよかった〜と胸が熱くなる。K田さんには感謝の気持ちでいっぱいだ。

パパちゃんは"こぼんちゃん"という呼び名でもわかるように 6人兄弟の末っ子だった。生まれた時、すでに父親が病気で他界ー すなわち父親の顔を知らない。
なので、この手紙に出てくるK田さんのお父さんとか、そばで見ていてすんごく羨ましかっただろうな。

こんな手紙をママちゃんと読んで、しみじみ語り合ったりするってか? 
いえいえ、そんなことあろうはずが…
ママちゃん、そんな殊勝な人ではありましぇーん(^_^;)

*おまけショット*

ドクター大崎の盛り上がったパーマヘアはカツラか否か? そんなことより、たけしの病気を治しておくれ〜(今朝の「スカーレット」より)
八郎さんが上手に中年のおっちゃんに扮しているな〜と感心しています(^.^)。







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ママちゃんの怒りを買う

2020-03-08 | ママちゃん日記
 ママちゃんの好きな さくら餅〜
黙っておけばよかった。
ついうっかり、
「いま、(ママちゃんが通う)〇〇歯科へ行ってきたよ~」なんて
口を滑らせたばっかりに
「なんでそんなことするの!」
とママちゃんの怒りを買ってしまった。

このところ足繁く歯医者へ通う、ママちゃん。
つい先週も次回の治療にあたって、
「心臓 悪くないですか?」と医師から確認をされ、
少し負担の大きい治療をするみたいなので
「ちょっと怖いわぁ」と電話で言っていたと、
姉から伝え聞いていたのだ。

上の歯は見たところ残り1本(前の方)。
少し前には「奥の歯がとうとう取れた」とか言っていたが。
なんやかんやで、詳しいことはボクも把握していなかった。
入れ歯が合わない、つけると痛いらしく、
食べる時はもっぱら入れ歯なしで軟らかい物だけ口にしていた。

なので、ここにきて入れ歯を作り直しているのか? 
インプラントでもあるまいし、
心臓に負担のかかる治療って何だろう?

ママちゃんは耳が遠いから、
医師の説明が聴こえてないのは容易に想像できる。
聴こえていなくても「はいはい、はいはい」と
わかったように返事するのはいつものこと。
「お母さん、しっかりされてますねー」
と以前からよく言われるが、じつは・・・
「ぜんぜん、わかってまへんでー!」。

とにかく、せっかく近所に住んでいるのだから、
歯科医を訪ねてママちゃんの歯の治療方針を聞いておこうと
勝手に電話でアポをとった。
ママちゃんちから一番近い歯医者さんはさいわい、混んでいない。
「夕方の5時に来れますか?」
と当日すぐにアポがとれ、時間になると中へ通され・・・
ボクはあまり座りたくない診療台に「どうぞ」と促されて腰かけ、
先生の話を聞いた。
初めてお会いする先生は60代くらいかなぁ~ 結構ベテランで。
帽子とマスクであまり顔は見えないが、
知り合いの甲子園の審判さんにも似た明るいキャラの方でほっとした。
うん、この先生なら大丈夫だ。

聞けばママちゃんの歯は一部で歯周病が進んでおり、
先日抜けたぐらぐらの奥歯も歯周病。
それで根だけ残っている歯が数本あったのだ。
それを今、1本ずつ、麻酔をかけて根を取り除き、
その傷あとを消毒し、すべて根も除去したあとで
総入れ歯をつくる計画だとわかった。

ついでに、ボクはママちゃんの耳が遠いこともお伝えした。
「たぶん先生のお話が聴こえてないと思うんです、相槌打っていても。
 なので耳元で大きめにお願いします」。

そう言って、先生のお人柄も確認できて一仕事おえた?気分で、
そのままママちゃんちでうっかり「行ってきたよ」と口を滑らせ、
ママちゃんの怒りを買ってしまったボクちゃん。
「なんでそんなことするの!」
「まるで(私が)こどもみたいなことして、恥ずかしいわ~」等々。

ああ、言っちゃいけなかったんだ~しまった!と思ったのも、あとの祭り。
そういえば、半年くらい前、眼科の先生とも面会したが、
あの時はベテラン女医の先生はとても親切に応じてくださり、
それをママちゃんには話さず、黙ったままだったよな~。
今回は失敗した、と反省。

その翌日。夕方ママちゃんちに行くと、
「あんた歯医者行ったやろ~」
とママちゃん。
あれ? きのう行ったこと、例によって忘れちゃってるのかな?と思いつつ、
そのまま聞いてると・・・。

「きょう歯医者行ったら、先生が耳元で大きな声出すからうるさい、うるさい!
 看護婦さんもそうや。あんた、なんか言うたやろ?」

「あはは のは、、、」
ボクは笑うしかなかった。

PS.ママちゃんの歯が無くなってしまったのにはワケがある。
 10年ほど前からパパちゃんの介護にかかりっきりだったので、
 まったく歯医者に通えず、ほったらかしだったのだ。
 なので最近のママちゃんの口ぐせは「歯医者だけはちゃんと行っとかなあかん」。

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便利な プリント楽譜

2020-03-04 | 日記
今回、ママちゃんちのピアノを調律したのは ひとえにママちゃんのためでもあるんだ。
居間の隅っこにどかんと置かれたアップライト。
ママちゃんにしてみれば、誰も弾くことのないこのピアノが邪魔でしょうがない。
小さいお嬢さんのいるお友だちに譲るという案も一時は出たものの、かつてピアノを本格的に習っていた姉が猛反対。
(やはりピアノは思い出の品なんですな~)

でもママちゃんとしては不服。
こぼんちゃん(=パパちゃん)が亡くなる前から断捨離(老い支度)をしてきたママちゃん。
ボクが訪ねるたびに、
「このピアノがなかったら、部屋がすっとするのに」
「帰ってきても弾くどころか 蓋もあけやらへんわ」
と文句ばっか聞かされ、
ボクもボスちゃんも正直つらかった。

一方、通学と試験勉強漬けだった昨年。ストレスがピークに達すると、
「カラオケでガーッと歌いたい」
と発散の場を求めたが、かなわずじまい。
「試験が終わったら ピアノを弾くぞ~ 自分で弾き語りできたら楽しいだろうな」。
こんなささやかな思いつきを今こそ実行しようと、古いピアノを触ってみたら・・・
音が狂いまくり(苦笑)。
こりゃ調律するしかないな、と即ネットで近所の調律師をみつけ、
翌週にはお越しいただいたというわけだ。

いま練習中?の曲はこちら。
『川べりの家』松崎ナオ
『花束を君に』宇多田ヒカル
どちらもたまたまNHK番組の主題歌。

この楽譜をどうしたかって?
「コンビニで買いまちた」。
今回初めて知った、コンビニのコピー機で買える「プリント楽譜」の存在を。
事前にネットで曲名を検索。いろんなパターンの楽譜があるのでボクは一番シンプルで安価な300円前後のものを購入。
じつはボクは楽譜が読めないので、コードと歌詞だけあればいいのだ。

てなことで、最近ママちゃんちには必ずプリントした楽譜を持参。
極力ピアノの音をペダルで小さくし、じゃかじゃかじゃかとコードを弾いて歌っている。
その時は申し訳ないが、大音量(いつも25超え)のテレビを消すか、音を「消音」にしてから弾き始める。

テレビが聞こえなくなっても、ママちゃんは文句は言わない。
ボクがピアノを弾いているだけで わりと機嫌がいい。
大昔、大枚叩いて買ったピアノがよみがえったのが そんなに嬉しいのか?(^_-)

さいわいママちゃんは耳が遠いので 下手くそなピアノも歌声も聞こえていない。
「聞こえてる?」とたずねると「聞こえてるわ」と言うが。
おそらく「なんか鳴ってるな~」くらいのもんだろう。
テレビの大音量のことを思えば、それは明らかだ。

とにかく古いピアノがただの邪魔な置物でなくなり、ママちゃんが満足すればハッピーとしよう。
ボクたちも音楽が楽しめて、言うことなし。
課題は・・・ピアノの上達。これに尽きるが、いかんせん時間がなーい!(>言いワケじゃ~)

*余談*

先日の小柳トムさん(ブラザートム)と同期の調律師さんによると。
昔に比べれば、最近のお子さんはさほど熱心にピアノを練習しないんだとか。
子どもが・・・というより、昔は親がそれはとても熱心だったらしい。
なぜなら、昔は一般家庭にとってピアノは大きい買い物だったから。
お母さんたちもせっかく買ったピアノを無駄にしたくないので、子どもには力を入れて習わせてたんだね。
それが昨今はマンション住まいで比較的安価な電子ピアノを持つ家庭が増えた。
それほど高くなければ、まあいっか~と それほど熱心に習わせることもなくなった・・・というわけだ。
(おもちろいね)

PS. けさの朝ドラ「スカーレット」、息子たけしの鼻血を見て嫌な予感が。
 10年ほど前にみた「火火(ひび)」という女性陶芸家の映画とダブってしまったのだ。(田中裕子主演)
 もしや陶芸家のモデルは同一人物? だとしたら、そんな悲しい展開になるのか!?
 と思いつつ。あえて検索とかネタバレはさせず、明日以降も見ることにします。
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