国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

木が好き

2009-10-27 01:00:00 | 生活、人生、ペット
自然の力ってすごいなあと時々思う。

東京では最近あまりないが、冬にたまに雪が降る。
きれいで好きですが後が大変。

雪かきをサボると門の前とか氷になって固まってしまう。
こうなるともう何をやってもお手上げ。
シャベルでたたいても突っついてもどうにもならない。

しかし晴れて太陽が出てくるとそれこそあっという間にアスファルトのシミにもならないくらい溶けてしまう。
地球上の生物は太陽のエネルギーで生かされていることを実感する瞬間です。

木を見るのが好きです。
昔、よく自転車で深大寺植物公園に行って、木の名前を憶えた。
東京の木は大分わかります(分かっていた)。

地方とか外国とか行くと全然違う事が多い。
それぞれのニッチを守っている。

木は植物。動物でないから移動できない。
街路樹や植林のようにみたいに人間の手でほどよい間隔で植えられれば成長しやすいが
自然の環境ではそうもいかない。

人間が管理してなければ水は自分確保しなければならない。
動けないから、水が無くなれば根を伸ばす。
そこの水も吸いつくしたらさらに根を伸ばす。
こうやって根を張った木は台風が来てもびくともしない。

昔住んでいたシンガポールでは木はたくさんあるが風が吹くと簡単に倒れる。
水が豊富にあるから根を張っていないんでしょうか。

水だけでなくCO2から炭水化物を合成するために日光がいる。
つまりが光合成。
雑木林で木が密集していると動けない木同士の日光確保合戦が始まる。
皆が少しでも上へ横へと枝を伸ばそうとするから枝がこんがらかってうねる。

例え1センチも移動できない植物。
水と太陽の光を確保し生き延びるためには自分が成長するしかない。
黙々と頑張っている木に生命の強さを感じます。

本当はもっと恵まれた環境で大きく育ちたいのだろうが仕方がないから
与えられた条件で頑張っちゃうんですね。
中には自分探しの旅に出たいと思う木もあるかもしれないがそれもできない。

そしてどんな環境でも自分で成長して長い時間を生き抜く。
そんな姿に人間は神を見たのかもしれませんね。

日本人だからかなあ、そう思うのは。
自然に対する畏れというか、植物、動物にも心とか魂とか仏性があると考えがち。
昭和天皇は雑草と言う植物は無いと言われた。

鯨やイルカは頭がよくて可愛いから殺しちゃいけないという考え方とは大分違います。

木の話でした。
でも、子孫はもっと違った環境で伸び伸びやらせてあげたいと思うのでしょう。
種を動物とか風にはこんでもらう親心。

昔の農家の人たちが日々働きながら子供には教育を受けて都会で頑張ってきて
もらいたいと思ったの同じでしょうか。

健気だなあ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿