スーパーボランティアの尾崎春夫氏は、実に良い。オトコの中のオトコだ。思い切りが良い。それにちっとも威張っていない。この御仁は妙好人だ。行動基準の見事な御仁である。カントのいうところの。たぶんだが、宗教的な行動基準は無いのだろう。宗教臭さがないからだ。
魚の修行がしたいと言われて、大分から下関と渡り歩いて、神戸に来られる。そして、つてもなにもないのに、いきなり大きな魚屋に弟子入りする。そのときに、魚をさばいてみせる。入社試験みたいなもんだ。そして見事に合格する。実力があるからだ。
修行なのである。それまでがである。
合点がいった。なるほどである。それまでの経験が生きていたからだ。しかも、あまり遠くを見ていろいろ考えていたのではない。目の前にある仕事を丹念にやっていただけである。それが実力を養成していたのである。
人生のコツを教えていただいたような気がした。昨日の動画を拙ブログにアップしてあるが、この動画は初めて見た。
まさに、スーパーだよ。マスコミがおもしろおかしく取り上げたから、虚像が進行しちゃった。だから、尾崎春夫氏には逆に不幸だったと思っているのだが。
虚像に浸潤されてはならない。そんなのはあくまでウソであるから。だから、今なにをやっているのかという観点から考えるべきであって、昔なにをしていたのかということは考えちゃいけねぇのである。
ボキの一番嫌いな言葉が「元*****」という単語であるから。
そりゃ元*****とか言っていたら楽だろう。考えなくても良いからだ。その一言でだいたいの傾向はわかるから。ボキは、いろんな会議に呼ばれる。そして、自己紹介をせよとなる。ボキ、7つもバイトやっているから何を言えば良いのか戸惑ってしまう。しょうがないから、その時々で違うのを紹介する。そして司会が「元*****」ですもんねと言う。一番言われたくない言葉である。嫌いだからだ。元*****というのが。
今やっていることが気楽であるから。
さ、けふは病院に行く。腰の、である。そうだ!ボキは、「今患者」なのだ。
わははっはははっははっはははっはははっはははっははっはははは。