読書感想文はいらない!?【精神科医・樺沢紫苑】
照ノ富士の優勝は実にタフな話であった。それと、ボキもタフでありたいと思った。なんだかいろいろと弱気になっているジジイのボキに励ましをくれたからだ。どちらかというと、過去に縛られていたからである。過去も、未来も関係ないではないか。ボキごときものが、生きていられるだけ十分である。そう思わなくちゃやってられないではないか。まったくそう思う。なにをやってもシロウトだしなぁ。
センコー稼業で喰ってきたが、それもシロウトだったよん。謙虚さとはまるで関係なかった。偉そうにしていた。なさけねぇではないか。前歴を語っちゃならねぇのだよ。バイトだってそれでもって喰っているようなもんだが。あ、違った。ボキは年金で喰っているのだった。ありがたいこった。
照ノ富士だって前歴で喰っているのではない。元大関だからと言っても、序二段まで下がったら後輩にちゃんこを作ってやらなければならん。そういう世界だろうから。洗濯もやってあげただろうに。屈辱以外のなにものでもなかっただろう。そういう心境になったことはなかったが、厳しい世界であっただろう。
ボキなんかまだまだ甘い。元なんとかを否定しても、それで依存している場面があるからだ。否定しても、否定しきれない面があるのも感じてはいる。しかし、もうそんなくだらんことは止めよう。バカ丸出しであるからだ。
前歴とまったく関係ないのが歴史の会である。ボキは、そもそも歴史を専攻したことがないからだ。シロウトといえば、完全にシロウトだ。こういうのが良い。シロウトが、専門家に教えていただく。つまり、自分の土俵で勝負していない。これが良いのである。
はんかくさい専門家意識ほどアホ丸出しはない。自分の土俵だけで勝負していたら、シロウトをやっつけることなんか誰でもできるではないか。
照ノ富士に勝てるか?
シロウトが。できるわけないではないか。
ましてや、真剣に勝負しているのである。照ノ富士は。おっかなくて、攻撃するつもりにもならない。
いろんなことを考えさせていただいたよ。
照ノ富士には。
感謝である。
BYE-BYE!