1月から始まっている非公開文化財特別公開「京の冬の旅」、普段公開されない寺院などが特別公開されています。
妙心寺塔頭寺院「東海庵」もその1つで、趣の異なる3つの庭が見所です。
書院南側の庭は直線状に並ぶ大小7つの石と中央の石を軸にした波紋が広がる印象的な枯山水庭園。
一面に白砂が広がる方丈南庭園は木や石などを一切置かない枯山水庭園で「白露地の庭」と呼ばれ
静まり返ったような清浄感に溢れた庭です。庭園端には棗(なつめ)形の手水鉢が1つ置かれています。
書院西庭「東海一連の庭」は方丈前庭とは対照的で松と3つの築山を備えた緑豊かなな庭園
春日形六角燈籠や橋柱の手水鉢、自然石の一文字手水鉢
麒麟の飾り瓦など見所が多く詰まった庭です。
煙窓が設けられた屋根や門など各所に設けられた飾り瓦の獅子も
1つ1つに違う趣があり見つけるのも楽しい。
広大な敷地の中に多くの塔頭寺院が並ぶ妙心寺、東海庵は南門から入り法堂右隣のお寺です。
時代劇ロケなどにもよく使われる境内は電柱がないのも
玉鳳院開山堂の唐門辺りも時代劇に出てきそうな趣