今年もあっという間に立春です。気温は低いですが晴れて穏やかな陽気。
清水寺は50年に一度の大修復が進んでいて
本堂や西門などは工事幕がかかっています(拝観は可)
仁王門前の一対の狛犬は阿吽ならぬ両方が口を開けた形の「阿阿の狛犬」で
清水寺の七不思議の1つにも数えられています。
戦後作られたこの狛犬は比較的新しいもので
普通は阿吽の阿は森羅万象の始まりを表し、吽は終わりを意味しますが
両方阿ということは全てがはじまりという意味が込められているのかも?
(お釈迦様の教えを世にしらしめるという説もあり)
清水寺境内にある2軒の茶屋「舌切茶屋」と「忠僕茶屋」
両方共、幕末のできごとに由来しています。
忠僕茶屋は幕末の成就院住職・月照が尊皇攘夷運動をおこし西郷隆盛と薩摩に逃げたのち
入水自殺をとげた後も墓守を続けた大槻重助の忠義がみとめられ茶屋の営業を許された店。
舌切茶屋は月照を守り、安政の大獄で捕えられた近藤正慎が獄中で舌を噛み切り自害した
その妻子が境内で茶屋の営業を許されるようになったそうです。