
美山かやぶきの里の集落中腹にある美山民族資料館は江戸時代後期に建てられた農家住宅を
譲り受け資料館として使われている建物で主屋などは平成12年に焼失し建替えられていますが
この地区の藁葺屋根農家住宅の特徴を知ることができます。

資料館内の展示物は地区や近隣の家々から寄付を受けた物で昔実際に使われていた
生活用品や農道具、藁製品や竹製品などです。

玄関を入ると土間にはかまどがあり家族団らんの部屋には囲炉裏が備えられています。

板の間の隣は床の間を備えた座敷の部屋

客間の障子を開け縁側に出ると軒の小屋組が見えます。

縁側の突き当りにはお風呂、沸かしたお湯を入れて入ったのかな?

寒い地方ならではの綿入れの産着

60年前に使われていたねんねこ

見学のため納屋や倉へは渡り廊下で繋がれています。

主屋の中にある厩(うまや)と呼ばれる牛を飼う部屋
牛も家族の一員のように大事にされていた様子が伺えます。

屋根裏まで上ると茅葺屋根の小屋組みを見ることができます。

本来床は無く竹を並べたすのこ天井に茅や藁を収納

納屋に残る昔の農道具

床の間に飾られていた藁でできた宝船

暖かさで溶け出す軒のつらら
