京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




このところ農家レストランや農園レストランというのが流行りとかでなかなかの人気だそうです。
とはいうものの神楽坂に農園?と思いますが、今年4月にオープンしたのがこちら「アルボール」さん
雑誌やマスコミなどにも登場しているお店、場所は兵庫横町の階段を降りる途中にあります。
屋上に自家農園を持ちお料理の一部に収穫した野菜が使われているそうです。
神楽坂通りからは毘沙門前のつけ麺「醍醐」さんと婦人服のAWAYAさんの間の細い路地を入り突き当たり。
一軒家レストランで昼間通ると”古田”さんという表札がかかっているだけで一見お店には見えません。

お店の看板を大きく上げないところが粋ですね~路地の雰囲気を壊さないのも良い感じです。
(夜になるとネオンサインだけが点灯しています)
黒ぶたや『古田商店』さんが経営することから古田さんの表札なのかもしれません。

ランチの営業は通常は無いそうですがゴールデンウィーク期間など特定の時期には行うそうで
「三毛猫ランチ」さんに貴重なランチの様子が載っています
さて、今回伺ったのは夜
明るく照らされた門灯、普通のお宅の様な玄関の扉を開けると
全く別世界と言う感じの洗練されたモダンな空間が広がっています。

入ってすぐ個人的に敏感に反応してしまったのが玄関に置かれた「函谷鉾」の粽!
おぉ~!これは~間違えなく今年の祇園祭の粽
長刀鉾ではなく函谷鉾というところがマニアックでまた良いですね。
お店の人に伺うと京都の美山町のお野菜も使われているとのこと・・・
なるほど~納得

話が逸れましたが店内は靴を脱いでスリッパに履き替えて上がります。
何処かのお宅にお邪魔した様なくつろいだ感じです。
1階には大きなカウンターとテーブルが置かれ開放的な雰囲気で
個々に分かれているテーブルはやや少なめですが
玄関を入ってすぐ左側には個室もあります。
VIPの方専用?かと思いきや、予約すればチャージ無しでどなたもOKだそうです
今回は店内窓側の2人席へ・・・外にもデッキ席があります。

メニューは豊富で前菜から野菜を主体としたもの焼き物や揚げ物なども凝ったものが多いです。
古田商店さんのメンチカツは有名ということでこちらにも『六白黒豚メンチカツ』があります。
ご飯物も土鍋のチキンライス等々・・・デザートもあります。
下は白レバーのパテピスタチオの香り、レバーの癖が無く美味しい

ドリンク類はモルツやハイネケンなどのビールの他
スパークリングワインやボトル&グラスワイン、梅酒等
珍しいのはにごり酒があったので思わず注文しました口当たりがよく美味

今回は食事というよりは軽く飲みに来たので
お酒に合う野菜メニューを中心にオーダーしてみようということで
「鎌倉野菜の自家製ピクルス」と「グリーンサラダ」等々・・・

ピクルスも色々な野菜が漬けてあります。
枝豆なんていうのもあって以外とイケマス

サラダは新鮮な生野菜に味噌を付けて頂くというスタイル
黒人参や新野菜アイスプラントやグラパラリーフなど珍しい野菜も色々

プチトマトも種類豊富で糖度が高くそれぞれに美味
一番左の黄緑の野菜がアイスプラント(プチプチした食感が面白いです)

味噌の入ったポットは下から熱せられていて
熱々のソースを冷たい野菜につけて食べるという面白いサラダでお酒に合います
(ビエモンテ語で「バーニャ・カウダ」という料理らしいです)

お料理も美味しいです。
何よりもスタッフの人が良心的で丁寧で感じが良く
そういう意味でも気持ちよく飲めるお店です。

今回はアラカルトでオーダーしましたが
3800円、4800円、6800円のコースがあり前菜からお料理も充実していて最後はデザートまで
これはかなりお得かもしれません
全体的には女性のお客さんが多いですが
ご家族で来られているのだろうな~と思われる方もいて
色々なシーンに使えそうなお店です。
何といっても神楽坂らしいロケーションが最高
かくれ家的なのも人を連れて来るのに楽しいかもしれません



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