
祇園祭の鉾は全部で32基あり、全てを回るのは大変なので
その年、特に話題性のある鉾を中心に見ることにしています。
今年は南観音山を飾る天水引が復元新調され、再生した四神が見事に蘇えっています。

150年ぶりの新調ということで

百足屋町の刺繍師の方が5年の歳月をかけて製作されたそうです。

「緋羅沙地四神図」(ひらしゃじししんず)とよばれるこの天水引は

四神(東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武)の図柄が見事に刺繍されています。

前後を朱雀と玄武が、左右を青龍と白虎が飾るそうです。

生地と刺繍糸の間に化粧綿を入れて立体的な仕上がりにしてあり

とても見ごたえのあるものでした。

会所から階段を通り鉾に上ることができます。
新調されたのか真新しい白木の階段です。

かなり急勾配なので上る時よりも降りる方が恐いです
鉾の上から新町通りを見る事ができます。