リーダーになるには

先ずはマネから入りましょう。

リーダーは、生まれながらにしてリーダーではなくて、つくられるものがほとんどなのです。生まれつきのリーダーが世の中に存在することは事実ですが、その数はごくわずかなものなんですね。リーダーの大半が「誰かに従う人」としてスタートし、その人たちが考える物事と従事する行動の結果として、その分野の頂点に上りつめたわけです。
「一致の法則」と言うのがあります。これは、私達の外側の世界は、私達の内面の世界を反映したものである、と言っています。このことは、私達の外側の人生の姿を変えたければ、私達の内面のその領域における考え方を変えることから始めなければならない、ということを意味しています。
言い方を変えますと、私達はリーダーが考えるように考えればリーダーになれる、ということなのです。
最も優秀な人々が考えるように考えれば、私達は自動的に最も優秀な人々がとるような行動をとることになります。
そして、例えば自転車の乗り方やパソコンのブラインドタッチなどは、正しい習い方を守って繰り返し練習して覚えなければならないように、リーダーになる方法も、カギとなるリーダーシップの特性と長所を確認し、それらの特性と長所が要求され必要とされるときはいつでも、繰り返し実践することによって身につけられるのです。
リーダーの過去の良い例として戦国武将がいます。
戦国武将というものは、時には圧倒的に不利な状況でも、勝利を成し遂げる人々なので、実例としては最高です。
敗北が決まったと思われる状況から、恐るべき手腕や洞察力、勇気と豪胆さを発揮して、彼らは勝利をもたらしました。
私達は今、リーダーの地位にいて、同じように、圧倒的に不利な状況で勝利を成し遂げるために努力していますよね。
私達の目標は、同じように成功を願っているすべての人たちとの競争の中で、自分自身のために素晴らしい人生をつくり出すことです。
トップに上るためには、すべての活動において、リーダーの資質を実践し、育て上げていくことが必要です。
私たちは、これまでのすべてのリーダーがその経歴の中で培ってきた、とても重要な八つの資質が何かを知ることができます。
それは、「先見の明」「勇気」「誠実さ」「献身」「責任」「集中力」「卓越性」「模範になる」です。
これまでのリーダーと同じように考え行動しはじめたら、私達は好結果を出しはじめるに違いありません。勉強や仕事で頭角を現し、個人の生活においてもひと際目立った存在になれるはずです。
チャンスや可能性が私達を追いかけてきます。リーダーの資質を系統的に、着実に身につけていくことによって、普通ならば一生かかるかもしれないことを、数年間で成し遂げてしまうかもしれません。
事業と個人の人生で素晴らしいリーダーになること、これが私達の運命です。私達の世界に意義深い重要な貢献をすること、これが私達の目標です。
リーダーとしての資質を継ぎ、リーダーが振る舞うように振る舞うことによって、最前線にまで押し進むこと、これが私達の任務なのです。
リーダーが考えるように考え、行動するように行動することによって、私達は、はるかに強力で、効果的で、影響力がある、素晴らしい人になれるんです！