ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

へべす

2014-06-12 05:00:00 | 大阪にて

串本から帰って2週間余り経ちますが、その間に日曜日が3回ありました。その日曜毎にA竹君の家で夕食時を過ごしています。先月の25日は試合後、姫の家に居る時に貰ったシカ肉でバーベキュー、1日は何も無かったのに電話がかかってきて焼酎を飲み、帰りに空のペットボトルを4本持ち帰らされたのでした。8日は試合が終わって、みんなで昼食をとった後、誰かが「A竹亭で飲み直しや!」と言っていたのに、実際に行ったのは私だけ、そこでこのへべすを貰ったのでした。へべすは漢字で書くと平兵衛酢と書き、スダチよりも大きくて、果汁が多く、香りも長続きするのが特徴でしょうか。江戸時代に長宗我部平兵衛さんが山に自生する木酢を発見し、栽培を始めて広めていったので平兵衛さんの酢→平兵衛酢となったそうですが、ホントですかね。

             

へべすを知ったのは日曜日の練習や試合が終わった後利用していた八宝亭という中華料理店、そこで勤めていた人が宮崎の方で、有名な焼酎メーカーと同じ苗字の人でしたが、田舎から送られてくるへべすを「何にでも合うから」と言って出してくれていたのが出会いです。その頃はへべずと言っていましたが(実は今でもへべずと言っている)、送られてきた案内書にはへべすと書いてありました。今回A竹君が1kg送料供で3000円を奮発して買ったので、少し分けてくれたという訳です。

             

先週の土曜は練習後に飲み会、日曜は試合後に飲み会、月曜は野球観戦と外食が多かったので、火曜日は久しぶりに家でゆっくり夕食、へべすを入れた焼酎を飲んでいたら8時前に宅急便が届きました。私から頼んだわけではありませんが、古谷魚店から魚が送られて来たのです。もう食事を終えて飲んでますから、捌いたり料理を作る気にもなりませんし、作ったとしても少食の私はもう食べられません。

       

送られてきたのはカマスとヒラメと小ぶりのケンサキイカ。A竹君に「もう晩ご飯食べた?」と電話すると、8時前なのに「未だ」という返事、「今、魚屋のおっさんから魚届いたから持っていこか?」と聞くと「エエなぁ」と答えたので、これはラッキーと思って持って行ったのでした。魚屋のおっさんなどと言うと、あのねのねの♪魚屋のおっさんが驚いた、ギョッ!♪の歌を思い出します。

             

カマスは口にイワシを咥えたまま、貪欲な性格がよく分かります。群れに出逢えばルアーで簡単に釣ることが出来るでしょうが、私はカマス釣りをしたことはありません。新鮮だったので、A竹君は刺身にしてくれましたが、カマスは塩焼きか干物にしたものを焼いて食べるのが定番、刺身は食べたことがなかったけど、案外美味しいと思いました。

             
               A竹君の働いている工場になっていたビワ、売ってるものとは違って少し酸っぱいけど、美味しい。
ヒィちゃんも呼んで少しお裾分け、家の近くの人を他にも呼ぼうとしたけど、電話に出なかったので、ヒラメは翌日に持ち越しました。小6君はもう高校も卒業し、新日鉄で働いているそうですが、残業が多いそうで帰ってくるのが遅いのに、いつも「帰ってくるまで待っとったって」とA竹君は言うのですが、そんな時間まで飲み続けていると飲み過ぎてしまいます。