ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

法善寺

2014-04-04 05:00:00 | 大阪にて

8億円を化粧品会社のDHC会長から借りたと言われる『みんなの党』の渡辺喜美代表、選挙直前に借りたのにも拘らず個人の借金だと言うのですが、個人で8億円も借りて個人で返せるものなのか、8億円を0、5%の利子で借りたとすれば、返す額だけで400万円も要るのですよ。何に使ったと問われて「酉の市でかなり大きな熊手」などと嘯いていますが、熊手業者は怒っていることでしょう。選挙の直前に融通してもらった5000万円を個人の借金だと言い張った猪瀬知事はついに知事を辞任しましたが、その居直る姿に渡辺代表は「引き摺り下ろされてジ・エンドより、潔く身を引く選択肢がベターだ」と辞任を促していた筈ですが・・・

貸した方の吉田嘉明会長は一昨年の衆議院選挙に絡めて「5億円が必要」とのメールが残っていると証言、渡辺代表の説明を虚偽だと述べ、政党助成金で返してもらえると認識していたと言います。貸した相手がそう証言しているのですから、もう逃げ場はない、猪瀬氏に促したように潔く身を引いたらどうでしょう。

                       

法善寺横丁まで行ったのですから、当の法善寺にも寄ってみなければなりますまい、法善寺は一つ南の通りにあります。法善寺は繁華街のど真ん中に有るわけで、社務所のようなものは有りますが、伽藍などは有りません。

                       

法善寺で有名なのは水掛不動尊、水を掛けているうちに苔生したように造られています。どうみてもお詣りする人が水を掛けるので自然に苔が生えて、成長したようには見えません。昭和20年の大阪大空襲で六堂伽藍が焼失し、不動明王だけが残ったと聞きました。戦前からあったとしても、昼間は太陽が照りつけるところで、苔ってこんなに生えるものなのか、陽の当たらないような山道でもこんなに苔が生えているのを見たことがありません。

       

千日前筋から水掛不動まで料理屋などが立ち並び、この通りも法善寺横丁です。三男は仕事でこの写真に写っている『一心』という小料理屋に魚を運んでいるらしいのですが、ある時この店で弁当を貰い、食べたら「メッチャ美味しかった」と、普段世話になっている私に持って帰らずに自分で食べたらしい。右は金毘羅堂、昔この辺りまでは海だったのです。

             

織田作之助が『夫婦善哉』で描いた法善寺として有名ですが、大阪では千日寺と呼ばれたりしています。千日前の由来は千日寺の門前から来ています。

             

社務所らしき建物の横に昨日の横丁へと繋がる道が有りました。火事の前はこんな筋が有ったのか知りませんでしたが、途中右側にお地蔵さんのリレーフが有りました。

             

昔はこのようなところにお地蔵さんなど無かったのではないかと思います。馬蹄型の枠の根元に人形のようなものが彫られています。中国の女子のような頭をした像が笛を吹いている様子みたいです。