手術前に揉めたことを思い出しました。前日に看護婦がヒゲを剃れと言ったのです。私は唖然として「はぁ?」状態、骨折の手術の時もそのようなことを言われていません。何故ヒゲを剃らなければならないのか、理由を言いません、言うのは「麻酔科の先生がそう言う」だけなのです。でもすぐに剃れと言われても、5mmぐらいも伸びてしまっては、そのままでは自分で剃ることは出来ません。理容室で剃ってもらうしか方法は無いのですが、理容室も予約制だと言います。先ず私は「聞いて?」と言うと、看護婦は「(理容室が)空いてるか聞いてみます」と言います。私はこいつはバカかと思いながら、「麻酔科の先生に!」と返したのでした。理容室が空いているかより、私のヒゲが邪魔になるかを質した方が合理的でしょ。夕方その麻酔科の医者が来て、私のヒゲを見て「問題ないですね」と言って帰って行きました。
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手術から1週間後、6日の木曜日の夕方、長男から「晩御飯を食べに行こ」と電話がありました。何故かと聞くと孫たちがスキー林間に行ったからだという理由にならない理由を言うのでした。待ち合わせ場所は京橋だと言います。京橋は市内ですが遠いと思いながらも、向こうからすれば近いようなので妥協しました。京橋ではあまり良い店に出逢った覚えがなく、そういえば定年前に旭の職場の人が開いてくれた送別会は京橋の店で良いとこだと思ったのですが、何処をどう通ったのか思い出せません。
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誰かに聞いて、この店の先付が凄いというので、上杉屋・京橋店へ行ってみることにしました。先付が来るまで注文したらアカンと言われていたのに、なかなか出てこないので長男は何か頼んでいましたが、やはり先に出てきたのがこれ、鍋など注文していません。これがこの店の先付なのです。1人前350円なのですが、麺まで付いているので、もうこれでお腹いっぱいになってしまいます。
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お造りの三種盛り合わせも出てきた時は、サンマ、タコ、マグロ、ブリ、甘海老と盛られていて、三種と違うやん、凄いと思ったのですが、食べているとやたらとフルーツが多いのです。底にはプッチンブリンまで置いていて、これなら子供を連れてきても食べれるものが有ります。『杜翁』という大分の麦焼酎をボトルキープで頼んだのですが、出てきた時はキャップの封は切られているし、少し減っていたので長男が怒っていました。勿論新品と交換してくれましたが、もうこの焼酎はキープしているどころか、残っていません。
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店内はレトロ風な装飾物と酒に関した薀蓄を書いた短冊が所狭しと張り巡らされ、それはそれで趣向かと思いますが、汚い所を隠しているようにも見え、私としてはあまり勧めたい店ではありませんでした。でも確かに先付だけは凄かったです。