ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

病院の窓から

2014-02-04 05:00:00 | 大阪にて

家に帰って早々、イヤなテレビ放送を見ました。内閣総理大臣がさも自慢げに景気が上向いていることを強調している姿です。私の所属していた労働組合はどうしているのか知りませんが、テレビや新聞報道などを見ていると多くの労働組合が今春闘でベースアップであれ一時金であれ、賃上げを要求しているようですが、実際には未だ賃金が上がったと言う労働者は少ないでしょう。年金もついこの間下げられたところ、私も一応は不服審査請求なるものを提出しました。安倍の言っている景気回復は大企業だけの話であり、庶民はその実感すら感じていません。こうやって自分の敷いた路線を自画自賛、得意気にしながら、天皇を戴く国家造りを数の力で築いてしまおうと言う魂胆が丸見えです。

            

こんなことなら、手術の失敗でもう生還してこなくても良かったぐらいに感じています。NHKの朝ドラ『ごちそうさん』は見ないでおこうと思っていたのに、ついつい見続けてしまっているのですが、大正時代から昭和初期にかけての暗黒の時代が描かれてないなぁと思っていたら、やっと戦争へと突き進む国家と身近な人を失いたくない庶民との矛盾が描かれ始めたので、怒らないで済んでいるのですが、あのころの二の舞はゴメンです。

入院当日は晴れ、廊下に出てハルカスが見える南側、高層マンションが立ち並ぶ北側、病室の窓から見えている天理教の寮を撮っておきました。

             

手術当日は気忙しく写真は撮っていませんが、1日目の夜は手術が控えれいると言うのに、隣と正面から聞こえてくる規則正しくない鼾が五月蝿くてなかなか眠れませんでした。まぁ手術中は麻酔がかかっていてよく眠れたようにも思います。4時に病室へ帰ってきてから、30分ほど経つと、結石特有の痛みが増して座薬を入れて貰いました。6時間効くと言われていましたが、次襲ってくるのは10時過ぎかと思いながらうつらうつら眠っていましたが、2時まではなんとか持ち、痛みが激しくなり始めたので再び座薬を投入、朝はどうなるかと思ったのですが、意外にも朝は異常な痛みは感じることはありませんでした。

               

手術翌日は朝から雨、動くことが出来ないベッドの上から外を眺めていたのでした。心電図の計器を外し、おしっこのチューブを取り払ってもらってからは自由に動けます。おしっこのチューブを外してもらうと、すぐに尿意を催しますがトイレに行っても出ません。でもすぐに尿意を催すのです。

病室の窓からは南西の方向が見渡せます。手前に緑がたくさん見えるので五条宮かと思って、よく見てみると四天王寺の五重塔が見えているのでした。バックの高いビルが五重塔の姿を見え難くしています。カメラを僅かに右に向けると通天閣の頭が見えていました。

               

翌朝はよく晴れて、前日と同じような写真を撮りました。朝日が当たる五重塔と通天閣です。バックに聳えるの通っていたハローワークのあるルシアスビル、その右が市立大学医学部、一番右が市立大学病院です。一番上の写真では四天王寺の中心伽藍である五重塔、金堂、講堂の順に屋根だけが見えています。