ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

春の嵐

2012-04-06 05:00:00 | 大阪にて

今週の火曜日のこと、前夜から台風のような風が吹くとしきりに気象予報士は言っていました。

突風には苦い経験があります。名古屋赴任中のことですが、ある日雨風が強い日で、もう暗かったから冬だと思います。太閤通りは会社の前辺りでは東西に走っていて、私は北へ向かって歩いていたので、南風が吹いたということになります。私は作業着(何故だかみんなはスーツと言う)から作業着でない服に着替えるので、みんなより帰るタイミングが遅くなるのですが、独りで中村ビルから太閤通りへと帰宅中でした。太閤通りまで10mほど手前で物凄い風が後ろから吹いて、その風が私の体を押すのです。止まろうと思っても止まれません。このまま押されたらあの広い太閤通りへ押し出されそうなので、必死に抵抗するのですが風は容赦なく押し続けます。歩いてるにせよ風によって体を運ばれるのは初めての経験で、何かに憑りつかれたかのよう、これでなんらかの事故があったら通勤災害や、無理矢理名古屋へ単身赴任させた会社の責任は大きいぜなどと一瞬閃いたのですが、それよりも痛い目に合うのは御免ですから、自分の体を止めなければなりません。
まぁ通りへ出た途端、風の力は分散してしまい、車道へ出る手前で止まることは出来ましたが、この経験から風を侮ってはいけないと思うようになりました。

天気予報に反して昼を過ぎても雨も降らないし、風もいっこうに吹く気配がありません。でも曇っているのにはるか彼方の二上山の山肌がいつもよりくっきり見えています。

             

退職して3日目のこと、こんな日に出社せんで良かったと胸を撫で下ろしながら、TVのアナウンサーがおっしゃる通り、用も無いので外出は控えていました。会社でも外勤は控えるようにと言ってるのか、危ないから自粛している社員はいるのか等々考えながら、まぁこれくらいの風なら大したことないかと思っていたのです。

でも2時を回ってから急にピューピューという風の音が聞こえ出しました。雲は南から北へと流れていますが、風は西から吹いているのか、玄関側は凄い風ですが、ベランダ側はそうでもありません。(私の家は西側が玄関、東側がベランダになっています。)

こちらは2時半ごろの西側の写真、いつも見えている南港大橋や南港の高層ビルは全く見えていません。

             

これは4時半ごろの東側の写真、雨は止んで日が西の方から差していますが、二上山の方は全く何も見えていません。風は相変わらずピューピューと吹き続けています。この頃から急に寒くなり出しました。冬でもエアコン無しで室内は半袖。ハーフパンツで暮らせるのに、そして冬よりも暖かいはずなのに、体感温度ってバカですね。でも健康保険証のない今の身の上では風邪などひいてられません。長袖を着、靴下を履きました。TVでは東京の大手の会社は早目の帰宅をさせているという報道、大阪だけど、私の行っていた会社はどうしたんだろうと疑心に駆られます。

風は夜になってもピューピューと吹き続け、翌4日の朝目を覚ましても鳴り続けていました。ようやく風が収まり出したのは5時ごろ、台風なら過ぎてしまえば収まりますが、この風の嵐は長いこと続きましたね。皆さんご無事だったでしょうか。

             

ベランダには洗濯物を干したり取り入れたりすること以外に用の無い私ですが、一昨年に買った覚えてない花の葉が生えてきています。枯れてからというもの去年は土だけだったのに・・・誰かが種を植えたのでしょうか?

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