ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

松原神社

2011-06-01 05:00:00 | 大阪にて
仕事はJR立花駅の近く西立花町方面を回っています。この街には大きな保育所を除いて、これといって見るべきものもありませんが、浜田川を隔てた斜め向かいに鬱蒼とした林があり、そこに行けば神社でもあるのだろうと勝手に考えて、自分の受け持ちエリアでもないのにのこのこと歩いていってみたのです。

この道路(道意線)を真っ直ぐ南へ下ると2号線との交差点で浜田球場に出合います。その浜田球場の東側に崇徳院という町がありますが、そこには尼崎拘置所があり、自分では保元の乱で讃岐に配流された崇徳上皇=崇徳院とダブります。

             

神社だと思っていたら興禅寺という臨済宗のお寺でした。でも門がガッチリと閉まっているので中を見学することも儘なりません。

             

つまらんなぁと思いながら、歩いているとお寺の横の公園の横に神社がありました。松原神社という甚く平凡な名前の神社でした。

        

由来を読んでいると祭神はスサノオですが、相殿神に崇徳天皇を抱くとあり(相殿神が何なのか知りませんが)、やはりこの辺りは崇徳院と関係があるらしい。崇徳院が讃岐に流されるとき、風雨を避けてこの地に留まり、土地の人たちに厚遇を受けたらしく、その名残のお祭りが現在でも残っているそうです。でもね、いくら天皇とはいえ、流罪の者を歓待するというのは危なっかしい話です。

             

境内はあまり広くもなく、社務所も無い寂しい神社ですが、由緒はあるのですね。

ここは西立花町ではなく浜田町の一角、崇徳院の御影堂が比叡山・粟田社に護持されていた史実と合致していて、その頃からこちら浜側が田園として栄えていた証しだとしています。

                  

境内には橋が架かっているのですが、水は流れていませんでした。

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