テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



 前回の池袋のレッスンではSさんが私も2~3ヶ月前に練習した曲を練習していた。その曲はロシアの発表会でもやろうかなと思っていた曲だった。レッスンでは皆好きな曲を個人レッスンの形式でやっているが、自分の練習した曲を別の人が弾いてくれるのはとても参考になる。
 Sさんの演奏はとても優しい音で響いており、以前にも関連したことを書いたが、同じ楽器、同じスピーカー、同じ部屋でも、その音色は私のものとは完全に別物であった。
 先生はよく「ビブラート」が音色を生むとおっしゃる。その点が確かに最も音色に影響が大きいのだろう。そのほか、「腕(や手先)の力の入れ具合」もあるようだ。「優しく弾く」というのはポルタメント気味に、ということのほかに、「肩から先の腕の力を抜く」ということでもある。
 カクカクしすぎている(らしい)私の演奏も、これからもっと力を抜くことや、粘りのある音程変化に気をつけてみたい。
 そのような奏法による音色変化のほかに、やはり、体(の成分?というようなモノ)そのものに音色を決定付ける要素があるような気がしてならない。さらにいえば、心(精神)のありようも音色を決めていると思う。リディアさんもロシアで「心で弾く」というようなことをおっしゃっておられたような、、、。音色だけのこととは意味が違うと思うが、、、。
 テルミンの音色については、なるべく素のテルミンでいい音色が出せるように修行を重ねていきたい。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )