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テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



ここ「テルミンとJAZZ」では、ブログのリンクはまとめて「BlogPeople」を使っている。(左メニューバー内の「BOOK MARK」をご覧いただきたい。)

BlogPeopleをクリックしていただくとその最初に「テルミン関連Blog」という分類があって、そこに私がチェックしているテルミン関連のブログが並んでいる。
「テルミン関連」といっても、テルミンの話は3ヶ月に1回くらいのブログもあるし(「Tenさん頼みますよ(笑)」)、ここと同じようにテルミンやマトリョミンに話題をほぼ絞り込んだブログもある。

私はRSSリーダーのキーワード検索やgooのブログ検索でときどき、「テルミン」や「マトリョミン」の検索ワードで関連ブログを見つけ出しているが、最近、テルミン練習者にとって大変参考になるブログを発見した。
それはここだ(Sugar Room)。砂糖は売ってないらしい。

お知り合いのテルミン奏者が始められたBlogだが、スタートはひっそりと始められたようだ。私は発見と同時に主宰者が誰だかわかってしまって、最初のエントリーにコメント入れたら、やっぱりそうだった。
直近のエントリーではテルミンの音階練習記事が載っているので、テルミン練習者にはとてもありがたい内容である。是非チェックされたい。

最近始まったブログでは「電柱のある景色」のイラストも楽しい。勝手に紹介してしまった。

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ロシアでのリディアさん以外のテルミン演奏者による活動って、どうなんだろう。リディア・カヴィナのほかにはいるのか?。という疑問に少し答えてくれるサイトがあった。
ここである(エッセイ「ピョートル大帝の思い出」の第5回・テルミ姐さん)。
私みたいにショボイ環境で演奏している人(テルミ姐さん)もいるんだ。なんか、安心。

ロシア好きの方々はこのサイト(ロシアンぴろしき)はいつもチェックされているだろうから、ご存知だったかもしれないが、そのなかの一メニューであるこのエッセー(左メニューバーの下の方にあり)が地味に埋もれていたので(失礼?)、発掘した。

エッセーに登場するテルミン奏者の女性(テルミ姐さん)は、もしかして、昨年10月のモスクワでの露日テルミン生徒交流コンサートに3人組のバンドで怒涛のごとく会場に現れては、演奏後さっさと帰っていってしまったあの人では?。

そのときのテルミ姐さん(全く別人かもしれないが、)は、ガムをくちゃくちゃ噛みながら、安物っぽい、シンセウィンドのような電子楽器を座って吹き鳴らす禿げたオヤジと山下洋輔のようにピアノをたたく人たちといっしょにやってた。

音楽はもちろん、なにやらアヴァンギャルドなもので、テルミンはひたすら、ブヨヨヨ、ブヨヨヨー(低音)と鳴らしていたような記憶しかない。
それって、テルミンでやる必要あるの?という感じ。シンセでやってりゃいいんじゃないの。
とにかく見た目の「ふてくされ度」、会場での「場違い度」、「傍若無人度」はかなりなものであった。(2度と会わないと思うと、言いたい放題。)
でも、音とともに、見た目と合わせ技で何かを感じる人もいるだろうから、あんまり否定してもいけないのか。

ま、なにはともあれ、地道なテルミン演奏が、テルミンが発明された国ロシアでも行なわれていることがわかってよかった、という話。


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本格焼酎を愉しむ

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テルミンはお酒に例えると、ビールやウィスキーや日本酒ではなく、ましてワインやウォッカでもなく、焼酎である。

私が食事時、自宅でビールの後に飲むお酒は専ら焼酎である。しかも、麦か米に限る。一口に焼酎といっても原料によってその味わい、香りは全く異なる。
私が晩酌で焼酎を好むのは肴を選ばないからである。強い個性を主張する酒はまた肴も選ぶ。酔っぱらってしまえばなんでもよいし、お酒の味や香りを純粋に楽しむためならば、同じ焼酎でも芋にしたりする。しかし食事も楽しみたいときは米か麦なのである。

ワインのソムリエとして有名な田崎氏がプライベートで楽しむお酒が焼酎であることをご存知だっただろうか。焼酎の本も書いておられる(冒頭に紹介)し、焼酎バーも経営しておられるとのことだ。田崎氏のようにTPOや肴に合わせて焼酎の種類も選んでいけばいいのかもしれないが、そんな余裕(お金と時間)は私にはない。


さて、なぜテルミンは焼酎か、である。
テルミンの音は基本的にとても素直で、どんな楽器や楽団と合わせてもそれなりに溶け込むと思うからである。その音色が女性の声に似ているということは、どんな楽器とも親和性があるということになると思っている。

テルミンのライブ情報をエーテルタイムスやマンダリン速報でまめにチェックし、また足を運んで見ておられる方はおわかりだろうが、実に多種多様な楽器と合奏しているではないか。私自身もテルミン・マトリョミンで合奏いただいた経験がクラリネット、ケーナ、尺八、筝などとあるし、ライブで聞いたのは室内楽団(木管楽器+弦楽)、歌(ソプラノ)、マリンバなどの打楽器、のこぎり、ストリングラフィ(最新)などとなっている。そうそう、詩の朗読とテルミンというのもあった。

オヤッと思う楽器とテルミンの共演告知を見たときに、「そーれーはなーいーやろ~!」と大木こだま風のコメントを発したことがあるだろうか?。「チッチキチー!」と舌打ちしたことがあっただろうか?(くどい?)。「テルミンは、この楽器とは、この楽団とは全く合わない」という意見を私は寡聞にして知らない。

再び言おう、テルミンは焼酎である。

と、偉そうなことを言い放ちつつ、今日も激安発泡酒と紙パック入り麦焼酎で安く酔っぱらう安サラリーマンであった。(結局、安さで選んでるだけかい!。最近は発泡酒よりさらに安い豆のお酒まで出てきて、すごい。)


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カモンミュージック㈱のWEB通販「電脳音楽生活」でEtherwave Thereminを安く売っている。
ゴールデンウィーク限定らしい。

コレは安い!。
完成品、送料込みで5万円を切っている。
サウンドハウスも真っ青。

(私はここで買い物したことはないので無責任情報です。)
(また、最近出荷されているEtherwave Thereminは出荷時の設定――音域と音量変化幅――はダメだけれども、ふたを開けてコアを調整して後には、とてもよい特性になると聞いています。)

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某テルミン演奏の大家も、ある方から「・・・あのー、先生もテルミン大学のご出身でしょうか?」などと聞かれたことがあるというテルミンの最高学府(!?)テルミン大学。

一日体験コース5/1は昨日からの申込受付であるので、もしかしたら既に埋っちゃってるかもしれないが(その場合は5/28にも開催予定あり)、テルミン演奏にご興味ある方は是非大学(東京の五反田)の門を叩かれてみることをお薦めする。

詳細はこちらのサイト(テルミン大学)を参照のこと。

先日のフレンズオブテルミン東京サロンの初心者講座はたったの2名だったので、これはよいチャンスである。
私は以前、テルミンに興味を持ってから6ヶ月コースの講座(NHK学園)に申し込んで、講座が始まって1回目のレッスンで「うん、これはやっぱり面白い、楽器買おう!」となったわけで、そのくらいのきっかけになる人もいらっしゃることだろう。

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食を楽しむ会」のことは何度かこのブログでも触れてきた。

特に、六本木にあるベラルーシ料理の店「ミンスクの台所」での食べながら飲みながら談笑しながらの演奏はとても楽しい経験であった。酔っぱらわないようにするのが大変であった。
その報告記事(2005/3/16)はすぐにUPしたのだけれど、今回「食を楽しむ会」のホームーページで、そのときの様子が大変詳しい文章とたくさんの写真入りできちんと紹介されている(こちら)。
さすがに「食」そのものと同時にその郷土の文化背景も学んでいこうという会の面目躍如たるものがある。(こう書くとまじめな感じだが、実際の会の様子はは堅苦しいようなものでは全然ない。)

テルミンについても大変詳しく紹介されているところが嬉しい。
(注目ポイントはマトリョミンの頭の内側のアルミ箔=アンテナを見せている写真で私の小指が立っているところか。)
ロシアの空港でのX線チェックでは「捕まった」わけではないが、私が話を面白くしようとしてそういう風に話してしまっていたのかもしれない。また、X線で見たマトリョミンを楽器とは信じてもらえず、取り出しただけでは満足されず、演奏させられたのは私ではないが、これもそんな風に話していたかもしれない。面白いネタだし。

細かい話だが、私がX線検査で取り出すように命じられたのはマトリョミン本体ではなく、電池駆動のミニアンプと聴診器であったのを思い出した。しかし、何が出てきても演奏を聞いてすらニコリともしないロシアの空港の係員の方たちはスゴイと思う。
日中笑わない分、夜とかはどこかで大笑いしてるのだろうか?。ロシア通の方に聞いたら、ロシア人はヘラヘラしてると頭が弱いと思われるので、小さい頃から知らない人の前ではあまりニコニコしたりしないようにしつけられているとこのことで、根っからいつもいつも機嫌が悪いということではないようだ。

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昨日のレッスンから新しい曲に取組むことに。前日、前々日と最近の例にもれず、なにかとばたついており、じっくり練習できないまま、またもやレッスン当日になってしまった。
ポジションの再確認を会社から池袋までの電車のなかでやっている始末。回りの目など気にせず、楽譜見ながら指を折ってポジション確認したりする。
私自身が今回の曲で実現したいのは「大きな音程跳躍をできるだけやさしい音で優雅に鳴らしたい」ということである。

レッスンでは、いきなり先生に「今日はこれを」と楽譜渡してしまう。先生も「これまで弾いたことがない曲」とおっしゃる。それでも、初見で演奏できてしまうところがすごい。
いつも思うことだが、師は、自らに課している要求レベルが高い。演示の際にしばしば、自らの演奏に自ら厳しくダメ出しをされる。私には先生が自らに出すダメの何がダメなのか全くわからないことも多い。

私ら生徒には先生というよきお手本があり、目標があることがいかに楽かを思う。そもそも「どーせ素人だし」、というダメモト的感覚がある(私だけか)。
頂点に立つものはさらにその上にいくために、素人には判別できないほどの厳しい自己への基準を持っているのだろう。
ロシアでの師匠はそのまた師匠(リディア・カヴィナ)と共演し、「私も頑張っているが、師匠もさらに進歩している。」とおっしゃていた(私にはどっちが上とかいうレベルではなく、お2人タイプの異なる巨匠が並んでいると感じたが)。

上には上があり、その上の人もさらに自らの努力でもっと上へ上っている。恐るべし。

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フォーリング・イン・ラヴ・イズ・ワンダフル
ジミー・スコット
ワーナーミュージック・ジャパン

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クララ・ロックモアのビブラートのことを考えながら、CD棚のヴォーカルのところに目をやっていて久しぶりに彼(Jimmy Scott/ジミー・スコット)のことを思い出し、寝ながら聞いたのはひと月ほど前になる。

そして、たまたま、「なぜテルミンを始めたのか」をあらためて考える機会(※)があり、もしかしたら、彼のヴォーカルが大好きになったことは私がその後テルミンのことを好きになる伏線のような効果があったのではないかということに思い至った。(「一絃の琴」についての記事もご参照願いたい)

ジミー・スコットはテルミンを知る少し前から聞いていた。その女性の声に聞こえる声質や、ほとんどのレパートリーがスローバラードであり、ビブラート過多なところがあるところが彼の特徴である。そのビブラートはある種の演奏者によるテルミンのビブラートにも似ているし、素直といってもよい歌声に含まれる哀愁はテルミンに相通ずるものがあると感じている。

「おじいさんであること」とか不遇の時代が長かったことなどはイメージとして、テルミン博士との共通性も思い起こさせる。この数年は日本でのブームなど輝かしい時代を過ごしているので、そこはテルミン博士とはちょっと違うかもしれない。
もしかすると、ジミー・スコット(とその歌)が好きだったことが、私がテルミンと出会ったときに深くのめりこむ伏線となっているかもしれないと考えたのは以上の理由による。

一時期、彼のことが日本でも相当なブームとなり(きっかけはテレビのドキュメンタリー番組か・・・ここにもテルミンとの共通性が。)、旧盤、新盤がどんどん出て、毎年来日してライブを精力的にこなしていた。今数えてみると私のCD棚には彼のCDが15枚ほどあった。幻の名盤もCDで再発となるに至って(上掲のCD)、一時はコンプリートコレクションに挑戦しようかとも考えたほど。ホールコンサート(新宿の厚生年金会館)や都内のJAZZクラブでのライブにも数回出かけた。

ジミー・スコットにしびれたのはその歌そのものに、であるが、長かった不遇時代や高齢であることなど、私が楽器テルミンやテルミン博士に惹かれた感覚と似ているかもしれない。そういう特殊性みたいなところにも魅力がある。

上掲CDはジミー・スコットの信奉者の一人でもあったレイ・チャールズがプロデュースし、一部ピアノ伴奏も手がけているといわれるアルバムで、契約の関係で発売後すぐ回収され、長らく世に出なかった作品である。

どれか1枚ならば、録音のよい近作が良いだろうし、内容的には古い作品にもこれ以外に良いものがたくさんあるが、2枚目、3枚目には是非これを、という私のお勧め盤である。昔のJAZZのバックのストリングスアレンジはどうしようもなく情けないものが多いが、これはマーティーペイチの筆による編曲ほかで、さほど古さを感じさせない。

(今日の記事はまさに「テルミンとJAZZ」であった。タイトルどおりの記事が書けてよかった。)


※・・・竹内テルミン研究院の月刊院報「テルミニク」の前号に私のインタビュー記事が掲載されたが、そこでの質問に「なぜテルミンを始めたか」というものがあった。


1年9ヶ月ぶりの来日!

上でリンクしたサイトにもあったが、4月29日からジミー・スコットが今度はなんと日本最高(チャージが?)のJAZZクラブであるブルーノート(大阪、東京、福岡、名古屋)を行脚するという。
CD聞いて感動した方は是非足を運んでいただきたい。

以前はもっと気軽なクラブへの出演で彼の足元2mくらいの近さで聞けたこともあった。チャージもブルーノートに比べればずーっと気楽だったのに、嬉しいような悲しいような気持ちである。


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テルミン大学のサイト(の一部?)がブログソフトによる更新になっているのにお気づきだろうか。

と思っていたら、なになに、「テルミン1日体験講座」の企画が。こういうのがないと、テルミン人口が増えないので、大変貴重と思う。

「テルミンに興味があるけど、自分にできそうなものなのかどうか、ちょっと試してみたい」という方が対象なのかどうかわからないけど、そういう方も申し込まれてはいかがか。(無責任発言)

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(このブログは世界最古の電子楽器であるテルミンやその回路をロシアの民芸品であるマトリョーシカに入れたマトリョミンについてのBlogです。)


最近、新聞は通勤電車のなかで読む日経と会社で読むその他経済関係紙4紙しか読んでいない。あとは、たまーに自宅で朝日をパラパラ。

今朝もいつもの満員電車のなかで、「さてさて、、」と無理やり体を捻ってスペースを作り、小さく折りたたんだ日経をめくり、そしてテレビ欄の今日のハイライトであるNHK総合昼12:20からの番組(※)欄をみると・・・




「神秘の音色・ロシア電子楽器の 超魔術 出現」

・・・ですと。

「神秘の音色」はまあ良しとしても、「・・・超魔術」はいかがなものか。というか、魔術などではない。

この惹句により視聴者が一人でも増えて、そして実際に見て聴いて、魔術でもなんでもない、すばらしい音楽を奏でるまともな楽器であるとの認識をしてもらうことを祈るのみ。



昨晩は名古屋から今日のために来られた皆さんと久々にお会いできて楽しかった。
みなさん、昨日は師匠の厳しいお稽古でお疲れだったことと思うが、活き活きとしておられた。今日の生放送ではきっとすばらしい演奏を披露していただけるものと強く信じている。

これを読んでいただけるのは今日の夜以降だろうが、「本番ではリラックスして楽しい演奏ができますように。」


※12:20-12:43 NHK総合「お昼ですよ!ふれあいホール」に竹内正実氏、マトリョミン・アンサンブル「マーブル」がナマ出演する。

・当ブログ内告知記事はこちら

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