昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

六道の辻

2007-05-13 | 歴史・文化遺産
建仁寺の南東の隣に六道珍皇寺がある。人呼んで「六道の辻」である。
 人はあの世に行って、生きているときの善悪の業(ごう)によって住み分ける迷界が六ヶ所あるが、その道に進む入り口(辻)がある所が此処だと言う。
 言わばあの世の入り口である。

小野篁(おののたかむら)卿旧跡と表示の石碑が立っている。そして「六道の辻」の石碑が建っている。


 ここも禅宗臨済宗建仁寺派で大椿山六道珍皇寺という。この寺の前の道は東山の墓所のあった鳥辺野に通じており、この道を葬祭列が進んだそうである。

 小野篁(おののたかむら)は、当時の政府高官であるが、夜には地獄に行き、そこでも閻魔庁の役人をしていたという。その時にここの寺の井戸が出入り口であったという。


派手な門の向こうにはひっそりとした境内が広がる。お盆の日には善男善女でいっぱいになる。


閻魔堂兼篁(たかむら)堂がある。


戸締り厳重で、格子戸の窓から参拝をする。あの世を覗くようで面白い。


端正な顔をした小野篁(おののたかむら)卿は文人、歌人、政治家であり、武芸百般が堪能であったそうな。横で手を出しているのは、人でなく鬼でなく異界のものだろう。
 見ているとおどろおどろ気分である。


小野篁(おののたかむら)製作といわれる閻魔大王である。横で顔が半分になってしまったが、弘法大師という。

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2 コメント

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怖い顔 (カオル)
2007-05-14 17:45:54
閻魔さんと仁王様どちらが怖い顔を
しているのかな~良い勝負ですね。
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カオルさんへ (tetu)
2007-05-15 01:13:58
 科学が発達した現在では想像もつかないくらい怖かったでしょうね。
 今の子は何でもかんでもペットにしてしまう。蛇やトカゲでも可愛いという世代にはついていけません。

 仁王様は護ってくれますが、閻魔様は裁く分だけ怖いです。
 舌も抜かれないから、道を外れたことがよく起こる気がします。
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