思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

平成の仕事請負人

2005年06月04日 | Weblog
殺し屋を雇って亭主を殺した女のことが新聞に出ていた。
ネットで殺し屋も探せるらしい。
手数料は2000万円、保険金で支払うつもりか。
実際に殺し屋と会って綿密に殺しの打ち合わせをしたというから恐れ入る。
その女は、一生罪の意識と殺し屋のゆすりにあって過ごさなければならない。浅はかというしかない。

ネット上の求人広告にまぎれて「どんなことでも致します」と出てるという。
請負人が実際に仕事を果たしたのは今回が初のケースとか。

夢も希望もないダーティな殺し屋だ。
殺しの美学に反する。

言葉でも人を殺すことは可能だ。自重自戒。

リストカット

2005年06月04日 | Weblog
今日の朝刊の投書欄に女子高生が「リストカット」について意見を表明していた。
最初何のことかよく分からなかったが(世間知らずなもんで)調べてみると、手を切ってしまう病気らしい。病気というか、若い女の子の間で流行っているという。
動脈を切って放置すれば死ぬわけだが、それで実際に命を落とす人は少ないという。
だから死なない程度に傷つけるみたいだ。

昔読んだ小説で、ローマの宰相が風呂に浸かりながら動脈を切断して意識が遠のいていく描写があったことを思い出す。静かに気持ちよく死ねるみたいな描写だった。

今いうリストカットは、自殺願望とも違うみたいだ。
 苦しんでる私に誰か気付いて!
 私の体の汚れた血を流してしまいたい!
そんなシグナルのひとつみたいで、無意識下の幼児体験が多分に影響しているという。
幼少時の母親に早く気付いて欲しい願望とか、極端な自己嫌悪感とかが引き金になるみたいだ。

その女子高生は、リストカットに対するカウンセリングを組織的に行うべきとの提案をしていた。
そういえば我々演劇グループの他のグループのテーマがリストカットだった。最初はいじめの結果の自殺と思って読んでいたが、最新のテーマだったんだ。
理解することの難しい問題だな~と思う。
若い女の子はリストカットする自分の動機も明確には理解していないだろうから。

香水瓶

2005年06月04日 | Weblog
エジプトの香水店での2人のおばあちゃんの話

おばあちゃんÅ
娘が以前にエジプト旅行で買った象の形の香水瓶を割ったので同じものを買ってきて欲しいと頼まれたとか。
若い店員が棚から取り出して説明を始めた。象さんの形をしており娘さんが望むものと同じものらしい。
硬質のガラスで手作りしており、多少乱暴に扱っても割れませんと言って、硬い木の机にコンコンと打ち付けて見せたが、なんと割れてしまった。おまけに指を切って血が流れた。
おばあちゃんは早速バンドエイドを取り出して手当てしてた。
若い店員は店長に大声で叱られ、自分で弁償しなければならなくなった。
単価7000円の代物らしいのでべそ掻いてた。
演技かなと思ったがそうでもないらしかった。

そのおばあちゃん、店員のお粗末な日本語に業を煮やして英語でしゃべってた。
店員の英語もお粗末でなかなか通じないみたい。
店員はバンドエイドが珍しかったらしく、いろいろ質問していた。
私も持っていたので記念に何枚かあげた。

結局おばあちゃんは香水瓶を5000円で買った。
娘に頼まれたときは5~600円程度のお土産品だと思ってたといってた。

おばあちゃんB
もう一人のおばあちゃんが隣で一部始終を見ていたが、香水には一向に興味を示さない。
しらけた顔して座っている。
彼女は3年前にもエジプトに来たらしい。
そのときに、息子の嫁に結構大枚はたいて高価な香水をお土産に買って帰って大喜びしてもらったらしい。
ところが、何ヶ月か後の何気ない会話で、嫁は香水が嫌いで一切使わないということが分かってしまい、そのおばあちゃんはキレてしまったとか。
香水PTSDで、香水を見ると憎っくき嫁を思い出してキレるみたいだ。
そんな話をしてくれた。



ふんころがし

2005年06月04日 | Weblog
エジプト、ルクソール神殿の中に「ふんころがし」の大きな石造物が石の台座に飾ってあって、周りを縄で囲ってある。
それを右回りに何回か回ると願いが叶うということらしい。回る回数で叶う願いが異なる。
・富と繁栄が授かる
・子供が授かる
・結婚できる
・離婚できる…これはガイドの洒落で嘘かもしれない。

ふんころがしは文字通り後ろ足で馬とか羊とかの糞を転がしながら自分の巣穴まで運ぶ、しかもその中に卵を産みつけ育てたりするという昆虫です。
スカラべとも言います。
その糞を転がす姿があたかも太陽を運んでいるように見えることから、神の化身とされたそうです。太陽は古代エジプト人にとっては神だったのです。

そんなことでスカラべを模った装飾品がお土産店で売ってました。買いませんでしたが。
護符として指輪にしたり首飾りにしたりです。

古代エジプト人は、何ともユニークなものを神の化身と考えたんですね。
面白くて愉快だったので記憶しています。

美空ひばり

2005年06月04日 | Weblog
テレビで「ひばり」の特集番組をやってた。
いつ聞いても天才だったな~と思う。

享年52歳と誠に惜しい人だった。
天才は惜しまれながら早逝する。ろくでもないのが長生きする。
女を感じさせない不思議なお色気を持った人だった。

特に「乱れ髪」は好きな歌で、昔何度も練習したことをおぼえている。
だが、どんな歌手も彼女の足元にも及ばない。彼女の歌を歌う人は、わざわざ恥を曝すために歌うようなものである。それほどに真似のできない凄さがある。

最後の東京ドームの公演は、話を聴けば聞くほど壮絶なプロ魂であった。
死ぬほどの痛みに耐え、平然と命を懸けて歌い抜いた。
男の中の男っ!、と言いたいくらいのいい女だ。

「ひばり」に缶ビールで乾杯して、はい今夜はお休みなさい。