普段、音楽を聴くといっても何気なく聴いていることが多い。
CDはかければ最後まで自動で音楽を流してくれる。
現代社会は忙しく、価値観も多様化している。
音楽を聴くことに腰を据えて聴く人は
少なくなってきているのが現状であろう。
そこで我らがチック・コリアは考えてしまったのではないか。
「どんな人にも自分の創る音楽を聴いてほしい」
だから迷走をしてしまったのではないか?
そして、名盤『リターン・トゥ・フォーエヴァー』が、
大ヒットしたことが、
チックの歩む道を誤らせてしまったのではないか?
そして何でも器用にこなせてしまうチックの才能が、
チックに夢を見せてしまったのではないか?
残念ながら僕は、カモメのジャケットで有名なこの盤を
時代と共に聴いたわけではない。
ただ、後藤雅洋氏が「時代の変化」を感じ、
寺島靖国氏がレコード会社に「カモメの大ヒットを忘れろ」と言うほど、
時代を感じさせるアルバムであったことは間違いない。
今、僕が聴いてもさわやかでかつ熱い風を感じさせる
『リターン・トゥ・フォーエヴァー』は素晴らしい作品だと思う。
ようは僕は『スリー・カルテッツ』のような作品を作ってほしいのだ。
1980年代ジャズの多様化の時代、
燦然と新しい世界を築いたチック・コリアの燃焼作品でもある。
マイケル・ブレッカーの鋭く尖ったテナー音と、
スティーヴ・ガットの的確で軽やかなリズム。
まさに新時代の到来を感じさせる響きである。
そしてエディ・ゴメスの攻めるベースプレーは、
ベテランの凄みを感じる。
チックの緊迫感溢れるピアノはまさに秀逸である。
チックのプロデュース力が並はずれたものであることが分かる。
過去のアルバムを聴けば聴くほど、
多様化の波に流されてしまったチック・コリアが
残念でならないのだ。
CDはかければ最後まで自動で音楽を流してくれる。
現代社会は忙しく、価値観も多様化している。
音楽を聴くことに腰を据えて聴く人は
少なくなってきているのが現状であろう。
そこで我らがチック・コリアは考えてしまったのではないか。
「どんな人にも自分の創る音楽を聴いてほしい」
だから迷走をしてしまったのではないか?
そして、名盤『リターン・トゥ・フォーエヴァー』が、
大ヒットしたことが、
チックの歩む道を誤らせてしまったのではないか?
そして何でも器用にこなせてしまうチックの才能が、
チックに夢を見せてしまったのではないか?
残念ながら僕は、カモメのジャケットで有名なこの盤を
時代と共に聴いたわけではない。
ただ、後藤雅洋氏が「時代の変化」を感じ、
寺島靖国氏がレコード会社に「カモメの大ヒットを忘れろ」と言うほど、
時代を感じさせるアルバムであったことは間違いない。
今、僕が聴いてもさわやかでかつ熱い風を感じさせる
『リターン・トゥ・フォーエヴァー』は素晴らしい作品だと思う。
ようは僕は『スリー・カルテッツ』のような作品を作ってほしいのだ。
1980年代ジャズの多様化の時代、
燦然と新しい世界を築いたチック・コリアの燃焼作品でもある。
マイケル・ブレッカーの鋭く尖ったテナー音と、
スティーヴ・ガットの的確で軽やかなリズム。
まさに新時代の到来を感じさせる響きである。
そしてエディ・ゴメスの攻めるベースプレーは、
ベテランの凄みを感じる。
チックの緊迫感溢れるピアノはまさに秀逸である。
チックのプロデュース力が並はずれたものであることが分かる。
過去のアルバムを聴けば聴くほど、
多様化の波に流されてしまったチック・コリアが
残念でならないのだ。