再開をしようとしていた矢先に鼻を花が襲ってきた。
もちろんSFやら冒険活劇で見るような人食い花ではない。
花粉である。
思い返してみると小学校2年生ぐらいからすでに花粉症を患っていて、
小3で視力の低下と共に鼻水が止まらないという地獄の日々が続くようになった。
その頃は花粉症という名前で知られていた様子はなく、
とにかく何故鼻水が止まらず、目がかゆいのか分からない状況であった。
その後アレルギー性鼻炎と判明が付き、
ハウスダスト等様々なアレルギーがあることも分かり、
慢性アレルギー性鼻炎という、一年中大変なことが分かってきた。
数年前に鼻壁をレーザーで焼くという荒技に出て少しは楽になったのだが、
それでも6月、10月、3月とこの月には医者で薬をもらう必要がある。
大体その時期が来ると鼻の奥の方が乾いてきて、むずむずとし出す。
伊達に長い付き合いをしているわけではないため、
そのタイミングというのは分かっているため、先手を打って医者に行く。
ところがここのところの忙しさで医者に行くタイミングを逸してしまい、
昨日から鼻が大変なことになってしまった。
加えて目もやられている。
花粉症というのは花粉側はもちろん反応してしまう人間の身体側にも
否のない症状である。
どちらもやるべき仕事をやっているに過ぎない。
それは分かっていても、つらいのだ。
特に集中力が落ちるのは音楽を聴いていても全く聴けない。
取りあえず薬は飲んだので、これから2、3日すれば落ち着いてくるだろう。
耳にレスター・ヤングとテディ・ウィルソンが入ってくる。
全く聴けない……