国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

東京美術・ジャズ巡り 最終章「静かな下町の居酒屋で本格的にジャズを聴く」

2009年05月04日 | 他店訪問
「根津」という駅が、千代田線沿線上にある。
それまで何度か千代田線を使ったことがあるが、
全く意識がなく、
「はたしてそんな駅があったのだろうか?」
と、恐ろしいほどまでに記憶に上ってこない。

だから今回、僕は根津駅で降りて、
地下鉄の出口を出た時、やたらと新鮮で、不安な気持ちになった。
見知らぬ土地というのは、まずどっちに進めばいいのか分からないものである。

そもそも根津駅を降りた訳は、新しい居酒屋風ジャズバーを訪れるためだった。
先日、「BIG BOY」の林さんと話をした時に、
「根津にある「Lacuji」には行ったの?」と聞かれた。
その時は根津がどこにあるのかも分からず、
「いや~、まだ行ってないんですよ」としれっと答えたが、
後で調べてみると確かに「根津」という駅があり、
しかもよく使う千代田線上に存在していることを知った。
これはもう行くしかない!

東京美術・ジャズ巡りの最後は、根津の「Lacuji」である。
初めてで迷いながらではあったが、
ようやく店を見つけて入ると、雰囲気がとてもいい。
土曜は3時から開店である。
最初はコーヒーかと思ったが、やっぱりビールを頼んでしまった。
スピーカー横のカウンター席で、本格音量のジャズを楽しむことができる。
また音源はレコードである。

マスターはどうやら初顔の僕が
ジャズ聴きだということが分かったようだ。
「リクエストとかあります?」
いきなり聞かれてしまい、恐縮してしまった。
まだ店に馴染んでいないのにリクエストもできないので、
「いや~」と誤魔化してしまった。

ジャズも素晴らしい音だったが、料理の方も絶品だった。
昼間からビールを飲むことは少ないのだが、これからはちょっと分からない。
おそらく「根津駅」で降りることが多くなんだろうなぁ。