峠おやじの「たわごと」

峠、自転車、キャンピングカー、野菜、園芸、時事ネタなどをぼやいてます。

北斎館

2013年01月09日 | 歴史
葛飾北斎といえば富嶽三十六景や北斎漫画などが有名な江戸時代後期の画家です。対象を大胆に捉えたり、構図の奇抜さなどはゴッホなど西洋の芸術家にも多大な影響を与えました。特に有名なのは『冨嶽三十六景』の「神奈川沖浪裏」ですかね?



そんな北斎が晩年の4年間を過ごした長野県小布施町には彼の著作を展示する北斎館がありました。北斎館の前にある駐車場は観光バス専用ですが、冬場はマイカーも可能だということで開館の9時前に入りました。



冬季の展示は肉筆画。偶然ですけど今年の干支・ヘビを題材にしたものが展示してあります。玄関先のポスターにもありました。



展示物は多岐にわたりますのでとてもイチイチ紹介できません。展示の肉筆画だけ北斎館のサイトから借用します。どちらもヘビに狙われて飛べなくなってしまった小鳥という画題だったと思います。



前述の『冨嶽三十六景』は版画ですが、最後に到達したのは肉筆画でした。90歳を越えてもまだ絵がうまくなると思っていて、亡くなるとき「あと5年生きられたら本物といえる画工になり得たであろう」と悔しがったそうです。そのバイタリティーは正に美の巨人です。

町中のさまざまな美術館を回っているうちに、こんなものを見つけました。



マンホールの蓋です。小布施に残る祭屋台の天井絵『怒涛図』の図案が採用されていました。元ネタを知らない者にとってはネコに小判ですけれど、我が岐阜市が使っている「鵜飼の鵜と鮎」の図に勝るとも劣らない秀作かと思いました。



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コメント (2)
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