出演:ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ
『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』、映画館で観ました。
孤高の海賊ジャック・スパロウの秘められた過去。それは今から13年前のこと…、
ジャックはブラックパール号の船長となるため、自らの魂と引きかえに[深海の
悪霊]デイヴィ・ジョーンズと[血の契約]を交わした。そして今、その“契約
期間”は終わり、巨大な闇の力がジャックの間近に迫っていた‥‥。
先行上映、それも初日のサタデーナイトは、やっぱりチケット売り場は黒山の
人だかりで“長蛇の列”。その最後尾に並んだオイラが、おもむろに遥か前方を
眺めると、女子高生らしき2人組みが「パイレーツ・オブ・カリビアン“3”」の
前売り券を買っていた。オイオイ、幾らなんでも2作目が公開されたばかりで
気が早いんじゃないのかい??、それに果たして(今のキャストのまま)3作目を
作るかどうかだって保証はないだろうに‥‥と、首を傾げるオイラだったのだが、
映画を観てみて、やっと納得。ハラハラドキドキ、どんな結末になるのやらと
想いをめぐらし、集中していたその瞬間、プチッと突然切れちまう。ははーん、
コイツは『パート1』みたいに独立した起承転結の物語じゃなく、2作目と3作目を
一塊(ひとかたまり)とした“前編”みたいなもの。映画でアクション&コミカル、
見せ場は沢山あるのに、どうも物語の展開だけがちとノロい…、いや、むしろ、
どんどん問題が山積してるように感じたのは、ナルホド、そういう事だったのね。
さて、前作から引き続いて、主演のジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、
キーラ・ナイトレイなど主要キャストは今作も変わらず。ただし、今2作目の
特徴としては、彼ら全員揃っての活躍よりも、3人の内で誰かが欠けた状態か、
あるいは、それぞれ個々のエピソードを多方面から描いた“立体的な作り”に
なっている。内容自体も冒頭こそ、およそディズニーらしからぬエグい場面も
あるのだけど、それ以降はさすがディズニーらしい「夢」と「冒険」に溢れ、
大人から子供まで安心して楽しめる娯楽大作に仕上がっている。特に、序盤に
用意された、ジャック・スパロウ船長を原住民から救い出す場面のドタバタ劇は
サイコー、久方振りに映画館でゲラゲラ、大笑いさせてもらったゼ。聞けば、
ディズニーのお偉いさんは、当初ジョニー・デップのキレた演技と、へんてこ
メイク(?)に難色を示したというが、何を今さら型にはまったジョニー・デップ
なんて見たい人がいる??、やり過ぎるくらいやってこそ、観客も手を叩いて
喜んでくれるってもんサ。今回、良い意味で“これまでのイメージ”を壊して
くれた。映画ごと、出演するたび、“違った顔”をみせてこそ“プロの役者”だと、
ボクは思うがね。
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