独断と偏見的シネマ・セレクション3
(キーワード別)“ノスタルジー”
①、『フェリーニのアマルコンド』
②、『となりのトトロ』
③、『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』
ベビーが出来たせいなのかしら…、
オイラが歳をとったせいなのかしら…、
この頃、どうも自分の“子供の頃”を思い出す。
今回選んだ作品は、そんなオイラの郷愁感を駆り立てて、
今、また再び観直してみたくなった3本だ。
①について。フェリーニとは、
生まれた国も、生きた時代も違うのに、
この映画では、何とも言えない“共通の懐かしさ”で
胸がいっぱいになった。
その理由は、今思っても分からない。
ひとつ言えることは、今後ボクの中で、
この作品に勝る“ノスタルジーの映画”は出てこないということ。
②は、言わずと知れた国民的アニメーション。
宮崎駿の最高傑作だ。
平凡な家族に訪れたある夏の日の思い出…、
これといった大事件は起きないのに
場面のひとつひとつが鮮明に思い出されて、
今も脳裏から離れない。
ここに描かれているのは、単に“懐かしさ”だけじゃない、
かつて全ての日本人が育んでいた“豊かな心”だったんだ。