モンテとレッドウィングスの日々

モンテディオ山形、そしてパイオニアレッドウィングスをこよなく愛し続けています。

「パイオニアレッドウィングス」とはなんだったのか

2014-05-21 18:52:09 | パイオニアレッドウィングス
パイオニアがその成り立ちから、いつまでもこの体制で続くわけはないなというのは、
誰しもが感じていたことと思います。

逆に、リーグ優勝した時は、
このままセリンジャーバブルを続けていいんかい?と思ったものでした。


石島元会長が一線を退いて以来、
早晩、チーム存続が問題になるのは目に見えていました。
企業チームの宿命ともいえるでしょう。

もちろん、水面下では、いろいろな事が検討されては消え去りということを続けてきたんだと思います。

日立、ユニチカ、ダイエー、東洋紡など全盛期を築いた名門でさえ消え去るバレー界。
東北の一企業が景気の波で吹けば飛んでしまうのは自明の理でした。


一方、
このチームが、石島元会長の強いリーダーシップのもと、セリンジャー監督を招致し、監督の下で変貌を遂げ、
ダイエー、オレンジアッタカーズのスピリットを引き継ぐ、スペクタルバレーを展開し、
それが地元のみならず多くのファンを魅了したことも事実です。

また、
地域貢献活動にも積極的で、東北のジュニア世代の底上げに少なからず寄与しただろうし、
いろんな意味で地域の誇りになっていったことも事実です。
それは、地元主催ゲームの観客動員数(確か、山形市総合スポセンでは6,000人という試合もありました)にも表れているでしょう。

そういう意味で、チーム関係者が考える以上に、チームの存在意義のハードルが上がってしまっており、
そのおろし方には、慎重な対応が必要でした。
ファンはともかく、選手、指導陣には、いきなり梯子を外すようなやり方はNGです。

降格が決まってから、
どういうやり取りが行われていたのかは知る由もありませんが、
一部報道にあるように、主力選手の一部がチームを離れる意向を示しているというのは、
その前段での、選手に対しチームの将来方向が示されたのか非常に気になるところです。

日立佐和、デンソーは再昇格を果たしました。
パイオニアはそういう再昇格に向けた絵を選手に示していたのか。
その部分は、今は不信感しかありません。
客観的には、廃部ありきとしか映りませんので。


できれば、
新人獲得選手もいるし、地元選手もいる現状で、
なんとか、クラブチームとして再出発する手段がないのか。
現在前向きに考えられることはそこしかありません。

一からの出直しでもいいじゃないですか。
折角、地域でバレーボールを楽しむ、サポートする文化が育っているのですから、
これをなくすのは余りに惜しい、残念な気がします。
コメント (1)
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