働く主婦のじゅんこです 

自分探しから始まった幸せへの道・・いくつになっても旬な女性で生きるカギ☆

今の姿に。。。

2010-05-26 09:40:00 | 家族
夜9時過ぎに息子を学校へ迎えに行く。

昨夜のこと。部活は7時半に終わったらしい。
その頃、迎えを呼ぶメールがあったのだが、事情で行けず、返信もできなかった。

電車で帰る選択肢もあるのだ。
帰宅して、そのうち帰ってくるだろう、と思っていたら、「何時になる?」と携帯電話。。。。

なんと、今までずっと待っていたらしい。
気が長いというか、なんというか、息子には、いつも絶句させられる。

第一、今も部活ができるような足の状態ではない。
捻挫して、大事な中間テストでさえ欠席したのである。
にもかかわらず、足を引きずりながら、部活には皆勤。。。

第二に、捻挫する直前、自転車がパンクして、今も学校に置いたまま。

大体、部活が終わって1時間半。閑散と誰もいない学校で一体何をしていたのだろう。

車を走らせながら、思いは巡る。

9時15分、校門に到着すると、自転車に跨った友達と談笑する息子の姿があった。

メールしても、家に電話しても、一向に応答のない家族を持つ寂しい息子に同情し、
一緒に待ってくれたというのである。

同学年の部活友達だと言う。
嫌な顔一つせず、笑顔で「じゃ、また明日な!」と手を振って、颯爽と自転車で
帰る後ろ姿。。。

こんな青春を目の当たりにすると、昭和の母は、ついウルウルになってしまうのだ。。。

電車賃がもったいないと、ひたすら母を待つ息子と、そんな息子を不憫に思い、
受験生の身でありながら、共に食事もとらず、1時間半もそばにいてくれた友。

その子は、生物が得意でその科目は、学年トップであるらしい。
農学部をめざしていると言う。
こんな男子を見ると、なんだか将来が見えてしまうのだ。
きっと夢をかなえて、人を大切に、大きな人間になっていくだろう。

また、ここまで育った環境や過去の生育も想像できる気がするのである。

現在の姿に、過去も未来も見えてくる。。。

だからね、息子よ。
言いたいことは分かっていると思うけど。。。

待て待て、こんな良き友を持った息子も、今回は認めることにしよう。
そうして、深夜に一人、仏前で勤行する息子の後ろ姿を、何より有難く感謝しよう。

今の仏縁に、明るい未来が見えてくる。
無上の幸せに、向かう子の姿を、誰が望んで見れようか。
ただごとならぬ仏縁を深く感謝して、一層奮起せずにおれないのである☆

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