働く主婦のじゅんこです 

自分探しから始まった幸せへの道・・いくつになっても旬な女性で生きるカギ☆

生きる力のもと

2011-04-16 09:30:03 | 家族
長女が最初に目にしたアニメ。。。
1歳の当時、口が回らず「あんまんまん」と言っていた。

そう、アンパンで出来た自分の顔を、困った人に与えて助けるヒーロー、アンパンマンである。

顔を削ったり、食べられたりする幼児アニメに、始めはぎょっと驚いた。
しかも、顔を与えるほど、体力はなくなり、時には倒れてしまうヒーローに、強さを求めた世代
には、なんとなく頼りなく思えたものである。

今回の未曽有の被災地で、流れていたというアンパンマンマーチ。。。

 そうだ うれしいんだ
 生きる よろこび
 たとえ 胸の傷がいたんでも

何もかも津波で流され、生きる明りを失った人達が、あるなら知りたい「生きるよろこび」。。。
これは、一体どこからくるのだろう。

目の前で苦しんでいる人があれば、倒れると分かっても、顔を与えずにおれないアンパンマン。

仏教では「利他の精神」と言われるが、自分のことは後回し。
まず他人に与えることだけを考える。

今度の震災で、自身も震災にあいながら無料で品物や料理を提供する工場や飲食店が相次いだ。

そんなことをすれば、赤字が増えるだけじゃないか、品薄のときだからこそ売れば儲かるのに、
と思う人もあるだろう。

だがそうではない。
仏教では、自利利他と言って、他人に幸せを与えるままが、自分の幸せになるのだよと教えられて
いるのである。

反対に、人から奪うことばかり考えるのは、我利我利亡者と言って、決して幸せになれない。

善意の募金を盗んだり、振込み詐欺をするのは論外だが、スーパーで物を買いあさったりする。
これも自分さえ備えあれば、という我利我利亡者。。。
物を手に入れ、一時、得をしたように思っても、心は晴れず、元気も出ない。

我利我利亡者には真の友達がいないから、いつも寂しく暗いのだ。

では幸せになるにはどうしたらよいのだろう。
仏教では、利他に徹しなさいと教えられる。
オレが、オレがと取ることばかり考えず、与えることを考える。

「情けは他人のためならず」。
他人にかける情けは、そのまま自分に返ってくる。与える者は、与えられるのである。

与えると減ると思い、与えることに躊躇していては、幸せになれない。

「施しは、生きる力の元と知れ」と言われるように、与えるほど生きる力になる、元気になる、
生きる喜びになるのだ。

実際、身を挺して被災地へ応援活動してきた人達が、被災地の方から逆に元気をもらった、と
喜びの発言をすることはよくあること。。。

アンパンマンが、顔を与えても与えても、新しいパンをもらって強くなるように、他人の幸せを
優先して、自分が損をするとか、不幸になるということは絶対ない。

だから、自分が苦しくても、胸がいたんでも、利他に徹すれば必ず生きる喜びになって、幸せに
なれるんだよ。。。

幼い子供たちにも、自身にもぜひ言い聞かせたいことである☆

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