働く主婦のじゅんこです 

自分探しから始まった幸せへの道・・いくつになっても旬な女性で生きるカギ☆

日本人の心

2011-04-04 19:28:19 | 世事情いろいろ
「お先にどうぞ」「いえ、私は大丈夫です」。

東日本大震災で、各地で見られる譲り合いの精神が、毎日のように報道されている。

地震直後、停電した秋田市内のホテルでは、非常食としてうどん10杯が用意されたが、約50人
の宿泊客らは先を争うことなく、互いを気遣った。

待ちに待った救援物資が届いても、秩序立てて待つ行列は、今やどこでも見られる光景である。

最悪の状況下でも、他人を気遣う被災者の姿に、世界中の人が感動し、称讃している。

9日ぶりに祖母と共に救助された高校生は、倒壊した家の屋根の上で、寒さに震えながら、
開口一番、訴えた。
「中に80のおばあちゃんがいる」。

警察官から差し出されたお菓子を受け取ろうともせず、
「先に助けて」。。。
祖母と孫の2人、こうして支えあった9日間は、奇蹟の生還を生んだ。

最後まで避難を叫び続け、殉職した警察官や消防団員。
自分より家族や仲間を先に避難させ、逃げ遅れて命を絶たれた人も少なくない。

「ままへ。いきてるといいね。おげんきですか」
4歳の子が、亡き母に、生まれて初めて書いた短い手紙。。。

帰らぬ親を待ち続け、涙の乾かぬ震災孤児も、どれだけいることだろう。

最愛の家族を失い、深い傷を心に秘めながら、全国の熱いエールを背に、あたたかい絆を深め、
前を向いて歩み出す人達。

津波はすべてをのみこんでも、譲り合い、相手を思いやる日本人の心まで流し去ることはでき
ないのだ。

数々の苦難を乗り越え、日本人に脈々と受け継がれている仏教精神。。。
それをここに見るにつけ、被災された方々の一日も早い復興と仏縁を、心から願わずにおれない。

そうして、物資の救援はもとより、仏教で教えられる真の救済を示さん、と同志とともに奮い立つ
日々なのである☆

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