門前町の「門前」は,寺の門の前に拓かれた町という意味があります。だから,全国至るところに「門前町」はあります。
鎌倉時代には,寺の前で市が開かれたりして賑わいを見せ,町として栄えていったわけです。
輪島市の門前地区は,総持寺という寺の門前町であるわけです。その総持寺も,大変なことになってしまいました。
総持寺入り口です。
重いものを支えるのは耐えられる石垣も,振動にはたえられません。
重い灯籠もひっくり返ってます。
手を洗う場所も屋根がくしゃけて倒壊しています。
このでかい門はさすがに盤石です。日本の建築技術も捨てたもんじゃないです。法隆寺など,日本の木造建築が現在まで残されている理由が分かりますね。
石垣を見てみると,飛び出しているものもあり,不安定です。一応,寺の壁については支えがしてあります。余震が発生したらやばい状態ですよね。
これは補修作業中なのか,あるいは,地震で崩れかけてあわてて補修しているのか・・・。
総持寺は,北陸地方ではかなり大きな曹洞宗のお寺です。再び復興することを願います。