何十年も家で揚げものはほとんど作っていなかった。
でも、少し前にアレンジした揚げ焼き風春巻きっぽいものを作り
昨夜はトンカツを作った。
今は、食べたいものは作ったほうが美味しかったり
手軽だという理由がある。
日本なら気軽に何処でもそこそこ美味しいものが買えるし
外食もいくらでも美味しいお店が選べるし
その上、価格も安いところが沢山ある。
きっと、サンフランシスコなどの
外国でも場所によっては日本と似たような
条件の場所はあるだろうけれど
ここでは食材自体が少し高めなので仕方がないのかもしれない。
考えてみると、日本は食材自体が新鮮で美味しいから
何でもそれなりに美味しくなるのだと思う。
野菜や果物なんて何もしなくてもそれだけで美味しく種類も豊富だ。
その上、また安く買える。
そんなことで、今は食べたいものは作ることが多くなった。
小さな時から食事を作る手伝いが多かったし
食べることが大好きなので作ることが苦でないのもある。
栄養学の知識も多少あるのでバランスは何となく分かる。
きっと、食にあまり興味がない人は
毎日の夕食を考えること自体苦痛になるのだろう。
だけど、私は自分が食べたいものを作るだけでいい。
旦那さんと食の好みが合うから問題ない。
昨日のトンカツはやっぱり美味しく満足だった。
食は毎日のもの。
食べたもので身体は作られていくけれど
楽しく美味しく食べられれば心が豊かになると私は思う。
「健康」というのは
単に極端にこだわり、この食材が身体に良いとか
痩せたいからこの食事だけと言ったダイエットは
確かに身体の表面的なものには作用するだろうけれど
長期的に心身共の健全さを考えると
食というのはそんなに単純なものではないと感じる。
意識していなくても、こだわり過ぎるとストレスに繋がるもので
ストレスは病気を引き起こす原因になるし
心も病んでしまうこともある。
簡単なものだっていくらでも自分で楽しむことができる。
それには、凝ったものなんて作る必要は無い。