先日、誰かが言っていて驚いたことがある。
中高年のスピリチュアルや都市伝説好きなどを
何とかと呼ぶらしいく、苦笑いという感じだった。
言われてみれば、
そんな年齢の人も多くYouTubeで発信している。
20代、30代の人から見て親世代以上なのだろう。。。
彼らが言うには、
何でもテレビが言うことを信じていた世代が
単に見るものがテレビからYouTubeに変わり
また自分が見たいものだけを見て鵜呑みにしていると。。。
それを信じてさらに発信すると言ったことだった。
言われてみれば、テレビ離れはしても
やっていることは変わっていないのだろう。。。
その話は、少し見下げた感じのするものに聞こえた。
けれど、私から見たら
どちらも同じように見えるのだけれど?
単に発信する場ができたから
目につくようになったのだ。
何を信じるのかは年齢ではなく
若い人が同じことを言うのと
中高年が言うのとで何も変わらない。
そんなことより、内容だろうと私は思うのだ。
中高年以上がスピリチュアルや都市伝説を言うのはダメで
そこは若者の特権という方が既に思考が年寄りくさい。
10代、20代前半から見たら30代は既に年寄りで。。。
そんな笑えるループの中でネットの中の発信を利用して
様々な年代の人も同じように見られる
同じ土俵の上にいるのだ。
多分、昔のように雑誌や新聞といったものなら
何系はコレといった情報源の中で区切られていたけれど
今は区切りがなく流れ込んでくる。
例えば、都市伝説から政治や医療の話まで一色担になり
自分で調べるより信じたいものを更に信じやすくなった。
頭の中も年齢的な制限や分け隔てなく
同じものを見て、同じものを聞ける。
自分の興味あるものが次から次へと入ってくる。
その上、なかなか真実を語ってそうなものが沢山あるし
知識人らしき人たちも多くを語っていれば
それを信じてしまうのだろう。
若い人もしかり、年寄りもしかり。。。
昔、みのもんたさんが番組で
体にこれを食べた方がいいというと
翌日にはスーパーからその品物が売り切れていたほど
何でも信じていたテレビ世代。
そのやや下の世代は今時はYouTubeから学んで
同じように自分もお小遣い稼ぎをしたいと発信する。
結局、若い世代から見たら親世代は頭の中も行動も
しっかりしているものと思っていたものが
そんな動画を通して自分達と変わらない
またはそれ以下が多く
がっかりしているのだろう。。。
そういえば、昔「おじさんのくせに」とか
「おばさんのくせに」と暴言を吐く若者もいた。
「若造のくせに」なんて暴言もあった。
何事も、若者も年寄りもお互いに
領域に踏み込まれるとそんな思考になるのだろう。
若者が年寄りっぽい思考であっても
年寄りが若者っぽい思考であっても
それが興味があることならそれでいいのではないか?
すぐ信じてしまうかどうかは本人次第だし
同じ年代でも話が通じないこともあるし
適当な知識で発信するのも大差ない。
年齢という壁を人はどうして作りたがるのだろう?