昨日は実家に訪問者があった。
お昼の用意やデザートを買いになど
ドタバタしていた。
お客様はなんと90歳!
しかし、歩くこともおしゃべりも
若い人よりしっかりしているくらいだ。
ユーモアあるおしゃべりがクルクル展開される。
私の両親は彼女より年下だけれど
父はと言えば、最近より頭が働いていず
うんでもすんでもない感じだし
母も私に時間が前倒しになったことを私に伝えず
準備もギリギリでパニックになっていたせいか、話に集中していないのが分かった。
近いうちに物忘れ外来に二人を連れていく予定だ。
認知症は生活習慣や食などが大きく関係していると聞く。
父の場合、性格と生活習慣は
認知症になるためのことばかりやっている。
母の場合も父と一緒にいるので
影響されることも大きいし面倒くさがりの性格もある。
本当に振り回されてしまうし
やってあげることが増えている。
90歳のお客様の自立心と物事への興味、またポジティブさというのは性格なのだと思った。
彼女は近所に住む98歳のお姉さんも
よく面倒を見ているらしい。
認知症を含む、病気やそれらへの向き合い方は
全てその人の性格が大きく影響しているのだと感じている。
諦める人もいれば、変わる人もいるのをみると
変われる魂もあるし
変わることをしない魂もある。
年齢問わず、何事も
様々な機会をどう捉え、
どう対処して取り組むかは
自分で決定できる。
周りがどんなに助けても、
協力しようとも
変われるのに本人の意思が変わりたくない場合は
悲しいことに状況は悪化していくだけだ。
これは何かの中毒と同じで
周りが一生懸命に止めさせようとも
それは無理な話なのだ。
周りは何もできない。
幼児でない限り物心がつき
自分で判断することができるようになれば
全ては本人自身が決めていくわけだ。
人生は物心のついた時から終わるまで
どの点に居ようと、同じ延長線の中にいる。
全て、影響しあって今がある。
そして、影響しあって
どう終わるかがあるのだろう。