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続・凹凸~くだらない日々は続く

ヲタク話題だったり、猫話題だったり、愚痴だったり。人にとってはどうでもいいような日常話題あれこれ

ナンバーワン

2005-06-30 23:03:29 | ショートストーリー
 突発的思い付きお話。仕事中の妄想です。
 多分近いうちに、修正して拍手用にする予定。
 ちょっと長いめかも。

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【ナンバーワン】

 真っ青に広がった空には薄い白煙に似た雲がゆらゆら漂って、暖かな日差しの元に吹き抜ける風は心地よい空気を攪拌する。
 見事な体育会日和の、快晴!
「はぁ、懐かしいなぁ」
 隣で奈津美が瞳を細め、珠美がくすくす笑う。
 瞳は通ったことのないはばたき学園の中等部だったけれど、若々しい少年少女の活気あふれるその場は、やっぱりどこか懐かしくもある。中学生だったのは、まだ、ほんの数年前の事なのに。
 尽の中学最後の体育祭に瞳はやってきていた。
 尽自身からの誘いがあったからでもあるし、休日に暇をもてあましていたからでもある。
 自信過剰な尽の「一番俺がカッコイイはずだから、まぁ見ててよね!」の言葉に、是非とも尽の無様な所を見つけてやらなければ、と、意地悪く思ったりもした。
 ……が、実際、尽は……。
「赤組・白組関係なく、尽くんって女の子声援受けまくりよね!」
 奈津美が感心し。
「実際、目立つものね。何の競技に出ても大活躍してるし。逆に、うちの玉緒は……情けなくて目だってる」
 珠美が、ついさっき目の前で見事にすっころんだ弟の事を思い出して溜息をついた。
「玉緒くんらしくて、そこが可愛いのよね」
 瞳はくすっと笑い、今、体育祭執行部のテントで生徒会の役員と話をしている尽に視線を走らせた。
 尽がカッコイイのは、悔しいけど認めざるを得ないかもしれない。
 尽の行く先々で、皆が尽に注目する。
 尽がアクションを起こせば、周りは盛り上がる。
 他の人間から注目を浴びる雰囲気を持っていて、なおかつ本人がそれをしっかり自覚して、見事に生かしている。
 尽は一種のカリスマを持っていると言えるかもしれない。
「まったく……」
 瞳は、肩をすくめて、睨む様に尽を見つめなおした。
 なんとなく……面白くなくて。そんな存在が弟である事が。
 睨む瞳の眼差しに気づいたのか、尽がこっちを振り返って、ニッと笑うと駆け足で近づいてきた。
「奈津美さんと珠美さん、こんちわ」
 二人には愛想よく笑いかけ、瞳には少し意地悪な表情を見せる。
「ねえちゃん、俺の大活躍見てくれてるだろ?」
「ばぁか。何が大活躍よ。お調子者」
「そうそう。調子に乗って、うちが勝つし!」
 自信満々な尽に、瞳がかけられる言葉はなさそうだ。
「と、勝敗は決まってるけど、最後までちゃんと見ててよね。それと……お昼、こっちで食っていい?」
「? 友達と食べないの?」
「いいのいいの」
 手をひらひらさせる尽に、瞳は小首をかしげる。
「別に構わないけど、私も大したもの持ってきてないからね?」
 瞳の言葉に、よし、と、嬉しそうに笑った尽は、再び熱気渦巻く体育会へと戻っていき、なんだかんだ言ったって、瞳は、また、尽の大活躍を応援する事となった。


「久しぶりに、学内歩いてみたい!」
 昼飯後、こういう機会がない限り一般人が入ることのできない学内を、奈津美と珠美に誘われて瞳は散策する事にしたのだけれど、なぜか尽もついてきた。
「別に、あんたは付いてこなくても……」
「だから、ヒーローな俺の息抜きさせてくれって」
「何がヒーローなのかな……」
 すれ違うごとに、在校生から向けられる言葉に軽く言葉やリアクションを返しながら、尽は瞳の横に並んで歩く。
「東雲先輩、午後も頑張ってください!」「私、組違うけど応援してます!」「先輩のリレー、ビデオに撮りますから!」
 熱烈な応援の数々。
「……応援、すごいねー。この果報者」
 皮肉に近い瞳の口調に、尽は苦笑いを浮かべた。
「そりゃ、嬉しいけど」
 どことなく、歯切れの悪い言葉に思えた。
「?」
「でもさ、正直言っちゃって……有象無象の応援よりも、たったひとりに言われた方が頑張れる、って事、ない?」
 応援している人たちにはかなり失礼な言い方だけれど、尽の言葉の意味深長さに、瞳は歩みを止めて、尽を見上げた。
 奈津美と珠美はふたりを振り返る事なく、はしゃぎながら先へと歩いていった。
「ねえちゃんも、そんな経験、ない?」
 ……それは、どういう意味だろうか。
 きっと……それは。
「尽、あんた好きな人、いるんだ?」
 瞳の言葉に、苦笑して、うつむいた。
「百人に“頑張れ!”って言われるより、好きな人に笑って“頑張ってね”って、言ってもらうほうが、よっぽど頑張れる」
 尽の、どことない切ない口調に。 
 好きな人いるんだ、と瞳は確信して……弟の恋話に、どことないむず痒さと面白くなさを味わう。
 けれど、切ないその口調は、きっと、その好きな人にはまだ想いを打ち明けていないのだろうか、とも推測して……どういうふうに、尽に声をかけるべきか、瞳は考えてしまう。
「ついでに、抱きしめて、頬にチュゥなんてされたら、俺は何でもできちゃうよな」
 顔を上げて、いつもどおりに悪戯っぽく笑う尽に、心配してしまった分、瞳はちょっとムッとしたりもした。
「つかさ、俺、トリのスエーデンリレーのアンカーなんだ」
 にこにこ笑いながらの尽に、だから? と、瞳はまなざしで促すと、尽は、笑顔のまま問いかけてくる。
「応援、してくれるだろう?」
 そりゃあ、そのために体育祭に来ているのだし。勿論、応援はするけれど……。
 尽の意図を測りかねて首をかしげる瞳に、尽は笑顔を苦笑に崩した。
「だからぁ、頑張ってね、の一言も言えないの?」
「そりゃあ応援してるし。別に私が言わなくても、他の人がいっぱい言ってくれてるじゃない」
 呆れながらの瞳の言葉に、尽は重く溜息を付いて、頭を抱えた。
「俺さ、リレーで一位になったら、告白するつもりなんだけど……」
「え? ああ、その好きな人にだね! そっか、それじゃあ……」
 試合の応援はしているけれど、恋の応援も姉としてはしてあげたい。
 瞳はにっこり笑ってその言葉を口にのせた。
「頑張ってね!」
 言った途端に、尽に抱きしめられた。
「……っ! 尽!? ちょ、ちょっとぉ!!」
「うん、俺、頑張れそう! つか、絶対、一位!」
 弾む声で言って、そうして………。
「………!! ………ッ!?」
 瞳の頬に、唇を寄せて……キスを、した。
「尽!? あ、あんた、あんたっ!!?」
「うん。すげぇ、やる気になった。これで、告白もできそうだ。ねえちゃん、サンキュ」
 尽は、今まで見たことないくらいに嬉しそうに笑って、瞳の体を離すと大きくて手を振って運動場へと戻っていった。
 残された瞳は、訳が分からず立ちすくんで……。
 いや、硬直していた思考が徐々に柔らかくなってくると、まさかとも思いながらも、尽の言葉と態度の意味が把握できてきて。
「……って、まさか……まさか、よね!? だって、だって……つか、タチの悪すぎる、尽のおふざけよね!?」
 今度はパニックになった。
 そうして、珠美と奈津美に再び無理に体育祭の会場まで引き戻されて。
 溢れるくらいの若々しい熱気の中一番輝く尽が、最高に輝いた瞬間……その時、尽は真っ先に瞳を見つけて、誇らしそうに手を振ってきた。
 瞳は、手を振り返す事もできずにそんな尽を呆然と見つめるだけだった。
 尽の告白タイムは、もうすぐ後……。



「だって、そのために、ねえちゃんを体育祭に呼んだんだからな。俺、最高に格好良かっただろ? ……惚れた?」 
「ばかっ!! 弟のくせにっ!」
 尽の告白タイムは、どうやら成功はしなさそうだ。
 けれど。
「大丈夫。いつか、絶対、惚れさせてやるから。ねえちゃんの一番になってみせる」
 自信満々に、何が大丈夫なのだか。
 瞳は、尽の熱烈アプローチに不思議に嫌な気分のしない自分を不可解に思った。
「俺の一番は、いつだってねえちゃん。俺、ねえちゃんにだけは、どうしても勝てない。そんなの、悔しいからな」
 言いながら、抱きしめてくる。
「っ……尽ぃ!」
 嫌がった素振りをしながらも、ちっとも、嫌な気分はしない。
「だから、絶対、俺にメロメロにさせてやる。俺、有言実行だから。言ったこと、絶対に完遂するから。……覚悟、しといて?」
 耳元で囁かれて、ぞくぞくするその感覚に、瞳は……負けそうだ、と思う心を必死で押さえつけて、最後に一言。
「尽の、ばかっ!」
 真っ赤な顔では、説得力は、なかった。

・・おしまい・・
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日記なお話

2005-06-16 19:30:25 | ショートストーリー
「……でね、まだ入社して半年も経っていないのに!」
 姉の口から零れる愚痴に近い雑談に、尽は苦笑いする。
「うん。それって……もしかして、俺へのあてつけ?」
 夕食の支度をする姉と、それを待つ尽。
 社会人数年目の姉の一人暮らしのマンションに、大学生の尽は転がり込んでいる。
 いや、正確にはふたりは同居している、といった方がいいか……もっと正確に言えば“同棲”の方が正しいかもしれない。
 通学可能な一流大学に入学し、一人暮らしをすると言い出した尽に出した両親の妥協案が『2DKのマンションを借りておねえちゃんと同居するなら、多少の資金援助はしてやろう』という、子供たちの事情をまったく知らない、尽と姉にとっては願ったりかなったりなものだったりした。
 もう、数年前から続いているふたりの姉弟であるという以上の“特別”な関係を両親が知るはずもない。
 おそらく、両親にとっての目論見は……姉弟が同居する方が親としては監視しやすいし、その互いの生活を互いから聞きだせるし……また、悪い遊びもしないだろう、というものだったに違いないのだろうが。
「入社半年で結婚、ねぇ……。俺たちなんて、生まれたときから入籍してるよな!」
 くくっと冗談めかす尽に、姉は頬を膨らませた。
「同じ苗字で、同じ屋根の下に暮らして。ま、夫婦生活をはじめたのは、まだ5年くらい前からだけどさ」
 ただの姉弟でないふたり。
「……別に、そういう意味で言ったんじゃないのに……」
「だって、そう取れるじゃん。人は人、俺たちは俺たち、だろう? もし、ねえちゃんも結婚したい、って言うなら俺は止めないけど」
「……っ!!」
 姉は、キッチンから慌てて尽を振り向いた。
 なんだか、そんな風に投げやりで言われると、まるで、尽が自分と別れても構わないと言っているようで……。
 でも、振り向いた先の尽は、相変わらずにやにやわらって、姉の反応を楽しんでいた。
「……結婚、する? ………俺と?」
「……っ!」
 にやにや笑いが優しいそれに変わっていく。
「そりゃさ、戸籍上では夫婦になれないけど、構わないだろ、そんな事今更。俺たち、もう夫婦だって言ってもいいと思うぜ? けじめをつけたいのなら、今度の長期休暇にさ、どっか海外にでも行って、ふたりだけで式挙げるか? ……うん、俺もねえちゃんのドレス姿は見てみたいしな」
 顔を赤くした姉は、笑みに緩んできそうになる口元を、必死で引き結んで……むしろ唇を尖らせて、再び夕食の支度に戻った。
「ばか……」
 いつものなじり言葉も、普段よりも弾んでいる。
「会社から、特休もらえるんだよな、結婚するってーと。ねえちゃんも貰えればいいんだけど……そういうわけにもいかないか」
「……だね……」
 くすっ、と、笑う。
 くすくす笑う。
「他人がさ、結婚して幸せに見える以上に、俺たちはラブラブだからさ。ねえちゃん、僻むんじゃないぞ?」
「僻んでなんかないよ」
「んじゃ、会社でも自慢しとけ? 年下の彼氏とちょーラブラブだって」
「もう……ばか……」
 ただ、姉弟で愛し合う。
 その先の見えない不安が、幸せそうな結婚の話を羨んでしまっていただけで。
 姉は、背後から近づいてくる尽の気配に微笑んだ。
 次の瞬間、抱きしめられて……いつも以上に熱い抱擁と口付けに、幸せを感じるのだった。

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 唐突にお話です。
 さくっと書いてみました。推敲まったくしていませんので、日記と同等の雑記にて。
 や、職場の、この春の新入社員のお譲ちゃんが、結婚したので。まだ入籍だけらしいですが。
 まだ22,3歳ですよ。入社から半年も経っていないのですよ。
 ううむ。まぁ、人それぞれですが……なんとなく、年末くらいに、出産にて退職、のヴィジョンが浮かんだりもしたり(苦笑)。
 価値観も人それぞれですが……まだ入社したてで仕事もロクにできないうちに、更に生活スタイルを一変させる結婚って……せめて、一年くらいは待つでしょうにねぇ……って、はっ、お局サマ発言になっていますか!? ひぃ。

 PS2本体が、いよいよ怪しい。・・・・・・ので、最近できた古着・ゲーム・玩具中心のリサイクルショップに行ってみた。この間行ったら、結構在庫が豊富だったので。箱も説明書もアダプタ類もいらんし、今の私が持っているSCPH15000と同じ旧タイプでよい(つか、それがいい。HDDとかつなげたいし・・・)から、数千円で売っていないものかと思ったけれど・・・・・・ないものだ。新型は山ほど積んであったんだけどね。ううむ。PS3は多分買う予定だけれど、SONYの初動機は正直色々怖いので(PS2然り、PSP然り)、2機種目まで待つとなったら、多分再来年とかだろうしね。別の店を覗いてこよう~。


※昨日は沢山のウェブ拍手ありがとうございました!

※メールありがとうございました
C(T?)さま>
 コメントのご記入の件、ご報告ありがとうございました。メアド、削除しておきましたが・・・ご記入いただいた時間が変わっている事、ご了承ください。
 ・・・で。
 99.9%超、おめでとうございます(笑)。判定の方のお話、読んでくださったのですね! ねえちゃん姫ともども、ご感想もありがとうございました。ねえちゃん姫の方、お気に召していただいてるようで嬉しいです。次回更新もあまり早くはないでしょうが、楽しんでいただけるようにがんばりますので、また来てやってくださいv

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つくし

2005-03-23 20:26:41 | ショートストーリー
 つくし食べました。
 春ですね~。
 先日摘んできたのですが、日当たりの良い川沿いの土手ではまったく見かけず、林に近い半影の土手や大きな道路の中央分離帯に多く見かけたのは……単に、まだ早かったからでしょうか?? 
 アク抜いて、ゆでて、炒めて……頭の部分のちょっぴりの苦味が大人の春の味。

 昨日、ついついネットで一昔前のヲタなアニメのDVDを買ってしまいました・・・・・・。だって、欲しかったんだもんっ。あらすじとか見てたら、どうしても欲しくなって……衝動買い。
 今週中に届くかな~。楽しみ~~。


 仕事中思いついた、春ネタをちょっとメモ書き。

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《百年の恋》

 春。
 大きく開いた窓から暖かい陽射しが入り込んで、部屋をぽかぽかに暖めていて、子猫のように丸まって眠りたい衝動に駆られるくらい、心地いい春。
 ……の、ハズなのに。
「……ッ、クシュン!!」
 目の前のねえちゃんときたら、ちょっと前に帰ってきてから、ずーっとこの調子だ。
 憐れだな。
 心地いいはずの春なのに、この有様は。
 家の外では決して外せないマスクを外すと、くしゃみを連発した。
 あーあ。いい年頃の娘が、ティッシュボックス抱えてさ。
 目は真っ赤だし、鼻の頭は真っ赤だし、油断してると、ホラ、鼻水……。
 うわぁ……。
「年頃のオンナの姿じゃないよな……」
 俺がぼそっと呟くと、ねえちゃんは、真っ赤な涙目で俺をキッと睨みつける。
「うっさいっ。花粉症なんだから、仕方ないでしょ……ッ、ッ……シュンッ!!」
 あ、くしゃみとともに、また鼻水が………。
 これは、男には絶対見せられまい。
「花粉症持ってないあんたには、この辛さ、わかんないわよっ」
 言いながら、チーン……というよりも、ブーッと激しい音を立てて鼻をかむ。
 ……色気ねぇ……。
 見るまに、ゴミ箱が真っ白なティッシュの山。
 これは……まったく……。
「百年の恋も、この有様を見たらすぐに冷めそうだな」
 僅かに思うところあっての俺の言葉に、ねえちゃんは、また、目を険しくした。
 俺は、それに追い討ちをかける。
「男の前では、絶対にマスク取るんじゃないぞ、ねえちゃん。鼻もトイレでかめ。な?」
 折角の俺の親切なアドバイスなのに、ねえちゃんは手にしたティッシュボックス(遂に空)を投げつけてきた。
 けど、俺に怒るどころじゃないらしく、慌てて新しいティッシュを探しに出て行った。
「まったく……」
 例え、百年の恋が冷めたとしても……この13年の恋は、たったこれしきの事じゃ冷めてくれなさそうだ。
「ねえちゃんのこの姿、他所の男どもに見せてやりたいよ」
 それで冷める程度の恋ならば、簡単に勝ててしまうだろうから。
「なんか、言った!?」
 俺の言葉尻を聞いたらしいねえちゃんに激しく睨みつけられて、俺は、笑うしかなかった。
 ……なんか、百年の恋にも、余裕で勝てそうな気がする。

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 本当は、尽の誕生日に絡めようと思っていた話です。
 まー気が向いたら(笑)。
 調子が良い時は、一日もかからずにさくっと書き上げちゃうので……尽の誕生日用に何か書こう! と、気張って準備する方が書けなくなっちゃいそうですわ。……ま、成り行き任せで。

 友人の結婚式の事とか、身内の不幸の話とか。
 書き留めたいのですが、書かなかったら書かないままに過ぎていきそうなので、今はまだ書かないでおきましょう。
 今週末にでも、書くかもしれませんし、ずっと書かないかもしれません。私自身の回顧や覚書にすぎないのですけれどね。
 まぁ、ハッピーな結婚式の話は、そのうちに。

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パワー

2005-01-31 20:23:37 | ショートストーリー
 来月は仕事が少ないらしく、残業もほとんどないとの事。
 嬉しいけど……微妙。何かバイトをしたい気分(^^;)。
 まぁ……とりあえず、パワーが有り余りそうですね!(苦笑)
 日記のパワーダウンも、結局あまり意味がなく………。

 アダルトなネタがいくつか降りてきてます。
 書きたいけどなぁ。
 
 昨日は、DQ8はお休みして遙時3を再プレイしていました。はじめからプレイ。一度コンプしてるので、色々と却って新鮮でしたわ。各キャラの事情をもう知っているので、色々思うところはありますね。
 あー熊野方面に遊びに行きたいー。花の巌戸で来月しめ縄神事が。ちょっと参加してみたい気分。

 明日は雪……降るかな。あまり嬉しくない。
 ……というか、会社近くの私立高校の受験の日。受験生もかわいそうですが、渋滞が予測されるので、通勤するこっちもタイヘンかと。早起きしなきゃ。
 降らないといいなぁー。

 沢山のウェブ拍手ありがとうございます。
 なんか、ここ数日、驚きなくらいにウェブ拍手をいただいていて、嬉しい限りです。

 ……で、浮かれ気分で、ネタメモを日記に残してみました。


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<メモその1>※ばかばかラブラブ風
「尽、成績随分下がっちゃったじゃない!」
 尽の成績表に目を通して、姉は眉を寄せる。
「一流大学希望でしょう? 大丈夫なの!?」
 先学期の成績に比べ、全体的に落ち込んでしまっている。
 受験はまだ一年先とはいえ、今からの成績だって重要なのに。
 姉の心配と非難を他所に、当の尽は随分のほほんとしている。
「尽! もう3年生になるんだから、これから頑張らないと、難しいよ!」
 両親が家にいない今、両親代わりの保護者を自負する姉の口調は厳しい……のだが。
「ん~。でもさー……俺の成績低下の原因はねえちゃんにもあるんだよ?」
「人のせいにしないっ!」
 にやにや笑って言う尽に、姉はかっとして言い返すが。
「そお? でも、昨晩も、ねえちゃん俺を離してくれなかったじゃん」
「っ!!」
「もっと、もっと……って。あーんな声出されたら、たまんないよねー」
「っ! そっ、そんな事言ってないっ!!!」
「言ってたね。最近、おねだり激しいから、俺、もう腰が痛くてたまんないよ。しかも、ここの所毎晩だしね。そりゃ、成績にも響くわ」
 くすくす笑う尽に、姉は顔を真っ赤にした。
「そっ、それなら、もう、しないっ! 尽の受験が終わるまで、しないからっ!」
 ぷいとそっぽを向いて言い切った姉の言葉に、今度は尽が目を丸くした。
「いっ、一年もお預け~!?」

------------------ー
<メモその2>※オリジナル強話
 その少年は、私の目を釘付けにした。
 まるで海を回遊する魚の群のごとくに、皆同じ格好の代わり映えのしない中学生の群の中、彼だけが、何か違って見えた。その周囲を流れる空気や、そういったもの全てが、異彩を放って……どうしようもなく私を魅せた。
 そして、目が合った瞬間に、私は……不可思議な夢の中に、堕ちた。

「俺? 俺の名前は尽」
 人懐っこく笑う笑顔は、14歳の少年に思われないくらい、落ち着いていて、ある種の自信に満ちていた。
「つくし? 珍しい名前。春だしね」
 偽名に違いないと踏んだ私は、くすっと笑う。
 別に、それならそれで構わない。
 彼を呼ぶ何かが欲しかっただけだから。

 滑らかな肌の肌理は細かくて、日焼けはしていても、決して染みなんてひとつもない。触れれば、その弾力ある柔らかな感触と暖かさにぞくりとする。女性の肌のようでいて、そうではない……大人の男性ではありえないその質感。
 かすかな汗の臭いと、僅かに残る石鹸とシャンプーの香り。体臭はほとんどないようなのに、一種独特の匂いがする彼の首筋に、唇を押し当てた。
 ゆっくり上下する胸に当てた手から伝わる彼の鼓動は、殆ど乱れることなく、規則正しいリズムを繰り返している。

------------------ー

 その1の方のお話は、形にできればウェブ拍手用にでもしたいですねー。能天気話なので、調子がよければさっくり書けるでしょう。
 その2の方は形できる自信ないですし、ねえちゃん相手じゃないので、多分書いたとしても、UPするかどうかは分かりません。私自身、尽×オリジナルキャラのお話はあまり読みたくないので。ただ、書く側として、たまには第三者視点で書きたいなーと。最愛のねえちゃんではない女性に対する尽の態度が知りたいというか。デカダンなお話もいいなーと思ったりしたのでした。

 しかし、その前に、某お話をちゃんと終わらせなきゃですね!がんばろー。

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かえるの王子さま

2005-01-14 23:38:05 | ショートストーリー
 仕事中の妄想を冷めないうちに形にしてみました(苦笑)。
 仕事中に何を考えているのでしょうね、ワシ……ダメ人間?
 や、だって、妄想してないと、寝ちゃうのですもの!
 とりあえず、ごく短めなので、日記にUP。推敲も何もしておりません。
 気が向いたら加筆して正式にUPするかも。……まだ分かりませんが。
 童話からは、いくらでも妄想が生まれますね!(笑) 一応「かえるの王さま」が元ネタで。あ、グリム童話ですが、この元ネタも、原版はやはり、夜伽話の類だったようですね。
 ええ、もともと、そんな話なんですよ!(笑)
 ……って、事で。

-------------------------ー---
【かえるの王子さま】

 昔々……とある国の王様の末の姫で皆からねえちゃん姫と呼ばれている愛らしいお姫様がおりました。
 彼女は、ある日、お気に入りの金のまりを持って、森の泉の傍で遊んでいました。けれど、ちょっと鈍いねえちゃん姫は、手を滑らせてまりを泉の中に落としてしまいます。まりは、泉の深くに沈んでしまい、泳げないねえちゃん姫では、とてもとる事ができそうもありません。
 泉を覗き込みながら、ねえちゃん姫が泣いていると、泉の中から、見たこともない美しい蛙が現れて言うのです。
「ねえちゃん姫、どうしたんだ?」
「ああ、蛙さん! 私……」
 さすがに鈍いねえちゃん姫は、蛙が喋っている不思議にまったく気付いてません。
「ちっちっちっ。俺の名前は尽ってんだ。さぁ、そう呼んでくれ、ねえちゃん姫! ……で、涙の理由は?」
「えーと、じゃあ、尽。私ね、大事なまりを落っことしちゃったの。でも、とても取りに行けなくて」
 普通に蛙と会話をしています。ものすごい鈍さです。
 ともかく……。
「よし、それじゃあ、俺が取ってきてやるよ。ただ……どうしても、欲しいものがあるんだ」
 尽蛙はにっと笑ってねえちゃん姫に交換条件を提示します。
「俺は、金や名誉には興味がない。ただ、ねえちゃん姫が欲しい」
 欲しいといわれても、さっぱり意味が分かっていないねえちゃん姫はきょとんとしていますが、尽蛙はねえちゃん姫に理解させるように言葉を続けます。
「城に連れて帰ってくれて、ねえちゃん姫の傍で食事をして……同じ布団で一緒に寝てくれるのなら。俺をちゃんと愛し続けてくれるのなら……」
 挑戦するような尽蛙の言葉と眼差しでしたが、やっぱりさっぱり分かっていないらしいねえちゃん姫は、それでも、そんな事でお気に入りのまりが戻ってくるのなら、と、何度もこくこく頷きました。
 尽蛙は一抹の不安を隠しきれないような気分を表情に表しながらも、まりを取りに泉の中に取りに入り、すぐに金のまりを持って戻ってきました。
「さぁ、ねえちゃん姫、約束だ!」
 尽蛙は、ねえちゃん姫にまりを渡して言いますが、ねえちゃん姫はまりがちゃんと戻ってきた嬉しさに、尽蛙の事を忘れて大喜びで城に戻っていってしまいました。
 あくまで天然です。決して、故意ではありません。
「ちょ、ちょっと、待った~! ねえちゃん姫!!」
 尽蛙はねえちゃん姫を追いかけようとしますが、リーチの差が違いすぎます。追いつけるわきゃありません。
 ……さて、城に戻って、お気に入りのまりを大事に磨いて片付けたねえちゃん姫は、夕食の席につくわけですが……何か、忘れ物をしている気がします。けれど、思い出せないので、まぁいいか、と、食事に手をつけようとした時でした。
 何か奇妙な気配がしてドアを叩く音がしました。
 ねえちゃん姫自らドアを開けますと、そこには……あの尽蛙がいました。
 大層ご立腹のようです。
 ぴょんぴょん飛び跳ねながら、抗議します。
「ねえちゃん姫! 一瞬で約束を忘れるなよな! 俺がここまで来るのに、どれだけ時間がかかったかっ!」
 思い出しました。そういえば、尽蛙と約束をしていたのです。
 はっとしたねえちゃん姫は、ぽんと手を打って尽蛙に謝罪します。
「そうだった! ごめんね」
 ねえちゃん姫は、尽蛙を抱き上げて食卓まで連れて行きますと、ねえちゃん姫の父親の王様は目を丸くしました。
 そりゃそうでしょう。
 鈍すぎなねえちゃん姫と違い、一応普通の感覚は持っているようです。
 ねえちゃん姫が簡単に事情説明をすると、王様はなんとも複雑そうな表情で、それでも言いました。
「まぁ、約束は守らなければならないし、な……」
 ねえちゃん姫は、自分の隣の席に尽蛙を座らせてあげ、金の皿に取り分けた料理をご馳走しました。
「さて、腹も膨れたし、次は寝所まで行こうな! 一緒に寝る約束、覚えてるよ、な?」
 喋る尽蛙に、ねえちゃん姫以外は驚きを隠せませんが、ねえちゃん姫は素直に尽蛙を抱き上げて、自分の寝室まで連れて行きました。
 さて、ベットは綺麗にしつらえられていましたが、ねえちゃん姫は着替えないといけませんので、尽蛙をとりあえずベットに座らせると、自分は夜着への着替えをしますが……。
 ああ、尽蛙、身を乗り出しすぎて、ベットの下にぺしゃりと落ちてしまいました。ねえちゃん姫の生着替えシーンもロクに見ることができずに、ひっくり返ってわたわたしていると、注意力散漫なねえちゃん姫が……。
「ぐえっ」
 正しく蛙を潰したような音がしました。
 そう、ねえちゃん姫は尽蛙を踏みつけてしまったのでした。
「ああ! 尽、尽! ごめんなさいっ!!」
 ねえちゃん姫は、尽蛙を慌てて抱き上げて、意識をなくしている様子の尽蛙を抱き締めて、何度も謝りながら、いつか見た童話のごとくに、その目覚めを誘う口付けをしました。
 すると、どうでしょう!
 尽蛙は若くカッコイイ王子様へと変身したのです!
 変身した王子様は意識をすぐに取り戻し、そのまま、ねえちゃん姫をベットへと押し倒したのでした。
「これで、約束が叶うな! ねえちゃん姫……さぁ、一緒に寝て、愛し合おう……!!」
「え? ええっ? あ、ダメやっ……あぁんっ!」
 なんだか、イマイチ状況が飲み込めきっていない様子のねえちゃん姫ですが、尽王子に無理に押し切られつつ……約束通りベットの中でふたり、沢山愛し合い、朝まで一緒に眠ったのでした。
 尽蛙はねえちゃん姫の口付けで王子へと、ねえちゃん姫は尽王子の腕の中で少女から女へと……変身、しました。
 そうして、朝日が部屋に射して来て……眩いその光を受けたベッドの中で、尽王子はねえちゃん姫の心地いい体を抱き締めながら、これまでの自分の身の上を語るのでした。
 しかし……!!
「えーと…………私の記憶違いじゃなきゃ、生まれてすぐに隣国に養子に貰われていった私の弟が、確か……尽って名前で……」
 そう、再度の衝撃の事実。
 ふたりは実の姉弟のようでした。
 でも、まぁ……やっちゃったもんは仕方ないですし。
 尽蛙……いえいえ、尽王子がねえちゃん姫にぞっこんラブなのは明白ですし。ねえちゃん姫も、尽王子の腕の中で幸せそうですし。
 どこからかぎつけたのか、尽王子の呪いが解けたのを知った隣国から、煌びやかに飾り立てられた8頭立ての馬車が尽王子を迎えに来て、ねえちゃん姫もそのままに馬車に乗り込む事になるのでした。
「実の姉弟でも、いいか! 呪いはとけたし、俺はねえちゃんを愛してるしな!」
 王子が蛙に変身した悲しみで胸が張り裂けないように胸に3つのタガを嵌めていた従者のタガが次々と外れていく音を耳にしながら……馬車の中でも、ふたり、熱く愛し合っていたようです。
「ねえちゃん、俺の事、愛してる?」
「ん……もぉ……ばか……」
 答の代わりに、ねえちゃん姫は、尽の背中を強く抱き締めました。
 小さな蛙と違い、尽の背中は暖かくてしっかりとしていて……ねえちゃん姫は、約束どおり、尽を愛し続けようと想うのでした。


 めでたし、めでたし?



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