<script language="javascript" src="/.shared-blogzine/decokiji/deco1003_line2/deco.js"></script>
中々ハードな一週間でしたが、来週は更にハードになる予想。土曜日まで仕事な上、締めは会社のイベント。しんどすぎます。
来月・再来月もそこそこ忙しいらしいのですが、当初3月に予定しつつ、延びに延びた母との旅行を再来月の頭に絶対に決行しないと。絶対に休みを取ります。一泊旅行になるので、マオウ様が少々心配ですが、マオウ様のために自動給餌機を買う予定。使ってくれるといいんだけどなぁ・・・。冷暖房のいる時期じゃないから、部屋の空調はそんなに心配しなくて良いかなー。
三毛猫ホームズのドラマがしてますねぇ。
遥か昔のそれ(2時間ものでしてたんだっけな?)を再放送で見たような朧な記憶があります。
赤川次郎は思春期の一時期好きで、ホームズシリーズを中心に色々読んでいましたから懐かしいのですが・・・ドラマはあまり見る気がしないなぁ。
このドラマのホームズちゃん、多分立ち耳のスコッティかな? 丸顔だし、耳小さいし。どっちかというと、日本猫にして欲しかったかも。
GS3といえば、サクラソウ。
うちのご近所の家のどこの家の庭先のプランターにも必ず植わっている花です。
私が駐車場に向かう途中の雑草地帯に一輪だけサクラソウが咲いているのですが、毎朝それを見て、不思議にすがすがしい気分にさせてくれます。
どこからかタネが落ちたのかな。
可愛らしい花ですね。
妖精の鍵でしたか? さすがに摘む気にはなりません。見ていて癒されます。
白いひつじ妄想は続いています、一応。
百合子さん記憶喪失話、もう一息ですが、書く時間がないからなかなか終わらない・・・とほほ。
いちゃいちゃなふたりが書きたい。
今日は抜粋でUPします。
が、その前斎さん話を。
無理やりされた鳥貝ちゃんを斎さんが自宅に連れ帰る感じの流れ。
百合子さんの鳥貝ちゃんに対する想いは、結構狂気を含んでます。
次回は、このお話の終わり。斎さんの計略どおり、百合子さんが鳥貝ちゃんにすがります。そして、いつもどおりのいちゃいちゃな終わり。
で、百合子さん記憶喪失話の抜粋。
あることがきっかけで階段から落ちて病院に運び込まれた百合子さんが、記憶障害に陥ったのが分かった翌朝の病院でのお話。
----------------------------
<仮題:memorise~千里 抜粋>
知らない事は幸せなのだろうか。
だが、知っていたはずの事を忘れてしまうのは、不幸に他ならない。
また、知られていた存在が、忘れられるのは、もっと不幸だ。
それぞれ、休憩室のソファで仮眠を取る。鳥貝も、男達に無理矢理眠るよう云われた。
けれど・・・誰ひとりとして眠れてはいない。
ただ、身体を長椅子で横たえるだけでも、随分楽にはなった。
朝日が差してくる頃。病院が動き出す頃。
鳥貝は真っ先に起き出して、トイレで顔を洗うと、百合子の病室に向かった。
「おはようございます。」
部屋を開け、挨拶する。
百合子は、布団の中でもぞもぞ動いて、少しだけ顔を上げた。
「・・・あんた、」
その第一声で、記憶はまだ戻っていないのだと悟り、けれど鳥貝は笑顔を作る。
「良い天気ですよ。今日は検査してから退院です。外傷、何もなくて良かったですね。百合子さん、自慢の顔にでも傷ついたら、しばらく落ち込むでしょう?」
朗らかに云いながら、部屋の窓を開ける。顔を出したばかりの緩い朝日が部屋を照らす。
「別に、顔を自慢にしてるわけじゃない。・・・なんで、あんた?」
「一番乗りです。だって、わたしは百合子さんの恋人ですから。」
鳥貝の言葉に、百合子は呆れた後、渋面をする。
「今のおれの、恋人じゃない。21歳のおれの恋人だった。・・・おれは、あんたの事何も知らないからな。」
そういう言葉が返ってくるのは、何となく予想できていた。胸は痛いけれど、傷つかないふりをする。
「想い出してくれればいいんです。それか、今から知ってください。」
笑顔で云う。頑張って作った笑顔で。
「・・・ずぅずぅしい女。」
「はい。百合子さんに鍛えられましたから。」
百合子は不快そうな顔をして、鳥貝を見た後ベッドから起き出した。
なお美が持ってきたパジャマを着ていて、足下の備え付けのスリッパをはく。
「大丈夫ですか?」
駆け寄る鳥貝を手で制し、突き放したような声を出す。
「病人じゃない。身体に問題はないし、頭もクリアだ。・・・構うな。」
「・・・分かりました、構いません。でも、側にいます。」
「・・・はぁ?」
「百合子さんの側にいます。約束、してますし。ずっと、側にいるって、何度も。」
付き合って2年と少し。百合子が頻繁に口にしていた言葉は、本気のものだった。だから、鳥貝もそれに応えていた。未来のことは分からないと云いながらも、そうあれればいいと願っていた。
鳥貝の言葉に、目の前の百合子は綺麗な顔をしかめる。自分がその手の愛情表現を女に向けてするとは考えられない。
「あんた、頭おかしいんじゃないの?」
冷たく言い捨てた。
でも、鳥貝は笑顔を崩さなかった。
「大丈夫、素面です。」
笑って云う鳥貝に興味を宇失い、視線を逸らせた百合子は部屋の扉に手を掛けて、突然の来訪に遭う。
「百合子! マジかよ!?」
時屋が部屋に飛び込んで来て、百合子とぶつかりそうになって叫んだ。
「おまえ、そんな映画や漫画みたいなおもしろい事になってるなんて!」
「・・・時屋、」
百合子の肩をもってがくがく揺さぶった後、鳥貝に視線を移して、嘆くような表情で鳥貝に近づく。
「春海ちゃん、マジなの?」
「・・・はい、かなり。」
「こいつ、君のこと覚えてないって、」
「時屋、朝からウザイよ。」
「だって、おまえ、春海ちゃんの事忘れるって! おれやあいつらの事は覚えてるのに!」
「仕方ないです。百合子さんは今16歳なんですから。」
「青春まっただ中か・・・、羨ましいぜ、」
朝から騒がしい時屋に、百合子は苦い顔をしている。
「見舞いに来てくれたのは感謝するけどな、ここマジで病院だろ。おれをたばかるにしても、もっと静かにしろよ。」
百合子はまだ自分が騙されている可能性を捨てていない。
男達も5年分成長し、大分雰囲気も変わっているだろうに、百合子の中ではそこに違和感はないらしい。
時屋は百合子をじっと見た後、鳥貝の肩を持ち、突然抱きすくめた。
「時屋さんっ!?」
「春海ちゃんの事、覚えてないならおれがこの子もらっちゃうけど、いいわけ?」
「別にいいんじゃない? おれ、その女のこと何も覚えてないし、」
素っ気なく云って、百合子は病室から出て行った。
時屋は鳥貝から腕を離し、溜息をついて、うなだれる鳥貝に謝罪した。
「・・・マジで記憶ないみただな。装ってるだけなら、君を抱きしめただけで何か反応が返ってくるかと思ったんだけど・・・、ごめんな、」
鳥貝は頭を振る。
百合子の記憶喪失が、演技ではなく本当なのは分かっている。あそこまで冷たく鳥貝を拒絶するなんて、出会ってこの方なかったから。
胸が痛い。
また、泣き出しそうになる。
でも、鳥貝はこらえて顔を上げた。
「いいんです。消滅したんじゃなくて、忘れているだけなら、いつか思いだしてくれるから・・・、」
「あいつの側に、いてやるの?」
「・・・もちろんです、」
「もしかして、今がチャンスかもしれないんだよ、あいつから逃げ出す、」
少しだけおかしそうに瞳を細める時屋に鳥貝は笑う。
「逃げ出しません・・・むしろ、逃がしません。今度は、わたしがちゃんと追いかけます。」
時屋は鳥貝の強い言葉に笑って、彼女の頭を撫でると、彼女の背中を押した。
「じゃ、追いかけておいで。おれたちは君の味方だから。」
...つづく
----------------------------
とんでもなく長くなってきていますが、鳥貝ちゃんの思考がブレブレすぎて矛盾だらけなので、色々削って整合性を持たせます。
最近、暗めの妄想ばかりだけれど、鳥貝ちゃんと百合子さんのいちゃいちゃがやっぱり大好きだ。
さて、明日も雨。
やや憂鬱な御用がありますが、まぁ、なんとかね。
今日は睡眠不足気味なので、明日こそ遅寝できるといい。
※ウェブ拍手ありがとうございます!
頻繁下さっている方も、ここの所くださった方も!
こちらの地方では桜、ソメイヨシノは終わりましたが、濃いピンクをした八重桜は今が美しいです。
これからもっと色々な花が咲いてくる季節ですよね。
これからしばらくは、美しく心地よい季節になるかと思います。
この季節に癒されましょうね。