第5回ポプラ社小説大賞受賞作。『KAGEROU』―儚く不確かなもの。廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。命の十字路で二人は、ある契約を交わす。肉体と魂を分かつものとは何か?人を人たらしめているものは何か?深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。そこで、彼は一つの儚き「命」と出逢い、かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。水嶋ヒロの処女作、哀切かつ峻烈な「命」の物語
ドラマっぽい設定かもしれないけど、命について、水嶋さんなりにいろいろ考えて小説を書きたかったんだろうな
ブラックジャックのようだったり、
登場人物が、どこか何かで読んだような。
自殺、ドナー、命、親子、医療。。あるでしょ~。ドラマにまあ、俳優という職業柄役を演じてきて、彼なりにそれぞれの人物の思いを想像して書いてみたんだとは思う。
小説家としては、まだまだでしょう。
違和感があるのは、設定や展開に無理がありすぎるからかな~。
どうせならSFとかなら空想の中で、楽しめますが。妙に現実感があって、それなのにありえない設定なので、つめがあまいというか。
しらっとしてしまう部分があるんですね。
小説ではなく。マンガだったら、この展開はよいかもしれない。ちと辛口になってしまった。