琵琶湖畔の街・石走に住み続ける日出家と棗家には、代々受け継がれてきた「力」があった。高校に入学した日出涼介、日出淡十郎、棗広海が偶然同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がった!
このところ、読書の時間が極端に少なくなりました。
久々の万城目作品「しゅらら。。ぼ~~~~~~ん」って
とにかくナンセンスギャグのような、相変わらずの万城目さん炸裂が楽しい。
白馬の清子と涼介、広海が、おかしな三蔵法師を思わせるような一行が目に浮かぶ。
琵琶湖の神渡りのようなシーンとか。
もちろん、両家の秘術(力を発揮させる場面とか)まるで、劇画のシーンのようで、めちゃくちゃ想像力をかき立て、ファンタジーなのだ。
読書の楽しみの一つだと思う。
読書が教養のようなものからかけ離れて。娯楽、非日常とは別世界の異空間への入り口という役割があるとしたら、万城目さんの小説は担っていると思います。
これまで、京都、大阪、奈良を舞台に奇想天外の小説を書き、また日本一の湖。琵琶湖のもつ神秘…だけど、そこは現代の琵琶湖を写実して、湖の水底の汚らしさも描かれているし、護神水もなにやら、清いものというより、なんだか、汚らしく、飲みたくは無いなあという感じにさせられる。
今回の終わり方も…、事後の展開を感じさせ…。できれば…続編を期待してします。
個性豊かなキャラクター一人一人がユカイで楽しい作品だ。
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