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有川浩「三匹のおっさん」

2011-04-08 | 小説
腕に覚えありの武闘派2名、機械をいじらせたら無敵の頭脳派1名。かつての悪ガキが結成した自警団が、今日もご町内の悪を斬る!
「三匹のおっさん」とは…定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ。柔道家で居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ。機械をいじらせたら無敵の頭脳派、工場経営者ノリ。孫と娘の高校生コンビも手伝って、詐欺に痴漢に動物虐待…身近な悪を成敗

 

有川さんには珍しく…。おっさんが活躍する物語。60歳。定年を迎えても年金もアテにならない現代。嘱託職員とした働いたり、自営の方は、第一線を子どもたちに譲りながらも、身体が動く内は、働き続ける現代人の。ちょっと余裕ができた初期高齢者のかっこいい生き方?

現代の家族の姿や、暮らしの中で絶えず起こっている事件に焦点をあてて、3匹のおっさんが大活躍。

我が町にもこんなおっさんいたらよいのになとおもってしまう。

3者3様の個性が頼もしく。

また、清さんと孫の祐希のほのぼのとした関係もたのしいし。

もちろん、有川作品には欠かせないラブコメも祐希と則さんの娘早苗ちゃんとの間で健在です。

どんな世の中でも。ハッピーエンドで終わらせる有川作品を読むと元気がでる!!



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