赤い水性の部屋

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センスとは?

2015年06月07日 | Weblog
 今朝はなぜか4時半に目が覚めました。自分が出場するわけでもないのですが、やはりコンクール当日となると何となく緊張しているのでしょうか?土曜日、日曜日は中部日本吹奏楽コンクールの静岡県大会です。出場される皆さん、素晴らしい演奏ができますことを心から祈念いたしております。また、その演奏ができる環境を整えるべく、我々スタッフ一同、精一杯運営の仕事を行いたいと思います。

 さて、わが与進中は、そういうわけで、大会運営のスタッフを行いました。大会には様々な仕事がありどの仕事も大切さという点では同じであり、裏方を知らずしてコンクールや演奏家などをやるなどということはないように、この機会を大切に考えています。普段演奏している裏には様々な人が動いているということをしてほしいのです。そして、それぞれの仕事の中にコツがあり、どの仕事にもプロのツボがあります。また、仕事をしていると気付くこともあります。

 チケットもぎりしていると、「逆に渡すなよ」「ってか、チケット折らないでくれる?」「何で丸めるんだよ」などという場面があるでしょう。「再入場だけど半券なくした」と言われることもあるでしょう。「この子は小さいからチケット買わなくてもいいですよね、膝の上に乗せますから」なんて言われたら「は!!?」とか思うと思います。しかしこういう仕事の中で気づきが発生します。「あー、こういう風にすると、入場係のお姉さん、困るんだろうな~」と日頃自分がコンサートや映画などに行ったときに、少し気の遣える社会人になることができます。
 出演者受付でも同じです。「おいおい何で小銭で提出するんだよ、そっちは1団体だけど、こっちは30団体も数えることになるんだぞ」とか、「ここの舞台図、汚い!」「っていうか、提出するのになぜにシワクチャ?」などの気づきがあります。

 気付くということはとても大切で、これが感性なのかもしれません。そしてその気づきを自分に返す、それがセンスなのだと思います。ぼーっと言われたことを業務として仕事をする人と、気付きを大切に、面白さを自分で作れる人、これが能力差です。初対面の先生方に「さすがだね」「優秀だね」と言われたのなら、自信をもってこれからも頑張ってください。「ねえ、もうちょっと・・・」「それじゃダメだよ」と言われた人、初対面で言われたということは、それは本当のことです。ダメなんです。今回の仕事で自分がどうだったのか、振り返って、うまくいかなかった人は自分リセット、生まれ変わってもう一度いろいろなことをやり直してみましょう。

 それにしても、今回も6月の初めの時期だというのに、どの団体も熱の入った素晴らしい演奏を披露してくれました。うちの学校は、まだコンクールで演奏できる状態の曲はなにもありません。いくら出場しないのでそういう調整をしていないとはいえ、やはり、自分たちも気持ちを引き締めて緊張感と一発勝負の集中力を常に持とうという意識は大きく凝ってほしいところです。そんなことも気付きであり、それを意識した活動が月曜日からできるのもまたセンス。どうか、センスのある人になりましょう。

 結果は明日にでも大編成と一緒に報告したいと思いますが県代表になられた優勝の袋井周南中(圧倒的なクオリティ!素晴らしい!!)、浜松天竜中(先生異動3か月ですごい!!)、湖西鷲津中(自分の記憶では中日の代表が浜名湖を渡ったのは初めてでは?)のみなさん、おめでとうございました。代表にふさわしい素晴らしい演奏でした。