赤い水性の部屋

あくまでも赤い水性個人のページですので、吹奏楽とは関係ない内容もあります。みなさんのコメントをお待ちしています。

江南クラブって・・・

2006年03月12日 | Weblog
 今日のクラブの演奏会、上手いとか下手は別にして大変感動したことがあった。小学生が中学生と一緒に演奏会をしている。そして高校生、高校を卒業して地元の活動に帰ってきた先輩、大学生、そして地域の大人・・・みんなが一つの曲に、音を集めている。兄弟で演奏、親子で演奏、孫を見るおばあちゃん、おじいちゃん(きっと中にはお孫さんに楽器を買ってくださったんだろう、ありがとうございます)、近所のおばちゃん、おじちゃん。いつのまにか吹奏楽のコミュニティが出来上がっていた。みんな江南の人々。この地域に根付き始めた吹奏楽の輪。私の町、舞阪にはまだこういうものはない。私が知らないだけなのかもしれないが・・・
 
 最近、登下校の事件が世の中を騒がせている。当然学校関係者はその対策として、早めの下校、集団で下校、教師やPTAの下校引率、そして地域も見守り隊などの自警団的な活動をする。確かに対応としては正論なのかもしれないが、どうもこれに「そういう問題か?」と疑問を感じざるを得ない。「不審者がいるから子どもにバリアをはる」「寄り道や、違う道を歩かないように引率する」「親が送り迎えをする」どうも変だ。我々が努力しなくてはいけないのは、不審者の出ない世の中を作ることではないのか?安全な町を作る人間を社会に出していくのが学校なのでは?このことについてはまたいつか書きたいと思う。
 
 クラブの子ども達は一緒に演奏した中学生や大人を知ることになる。高校や大学を卒業して地元に戻った青年たちは小さな小学生に目をかける。中学生はそれを見て、何かを感じる。地域の大人がそれを見守る。下校中の子どもに気づけば「おかえり」と声をかけるだろうし、子ども達も「おじさーん」と声をかける。こういった小さなコミュニティが明るく安全な町を作るのではないかと思う。
 大袈裟かもしれないし、ただのきれい事だと言うかもしれないが、自分は吹奏楽に関わりながら、もしも世の中に何か為になることができるとしたら、こういう活動に対して応援することができるかもしれない。そこにはコンクールとか金賞とか普門館とか、そんなものに関係ないところで吹奏楽が私達の幸せを作ってくれる気がする。

 そういえば、自分の大学のモットーは『言語を通じて世界の平和を』だった。江南吹奏楽クラブはさしずめ、『吹奏楽を通じて明るい町を』かな。

忘れてしまうこと

2006年03月08日 | Weblog
 昨日、同じ吹奏楽愛好家で、本業も同じ友人夫妻が実家にやってきた。以前より、目光という魚を食べたいとやたら熱心に言うので、「そんなもの、普段の晩御飯に出てるよ、普通に」という話になり、「じゃあ、うちの母ちゃんが今度採れたら開いて干しとくよ」てなことになったわけ。店のものを一度食べただけというので、我が家流で数匹その場で焼いてあげたら、いたく感動してくれた。「こんなうまいものを普通に食べてるとは、トクは自分の幸せがわかってない」と友人夫妻は仰る。
 
 『なくなってみて、そのありがたみがわかる』というが、「ある」ということが当たり前、「やる」ということが当たり前になると、人間は『わかっていてもありがたく思わなくなる』ものだ。食べ物は大事だとわかっていても、やはり満腹では残してしまう。食糧難の国では考えられないことだろうし、つい最近の日本だって食べるものが無く貧しい時代があったはずだ。
 
 江南は部活だ存分にできて当たり前(これはどの部活にもいえる)である。練習場も、練習環境もあるのが当たり前である。楽器だって保護者の協力もあり、充実している。コンクールでは学校がバスやトラックを手配してくれるし、県大会などの上位の大会にも出場することができている。定期演奏会もあるし、その他にも自主的な演奏会やイベントへの参加ができる。確かにそれは今は当たり前になっているが、その環境や機会を当たり前にしてくれた人たちの支えを忘れてはいけない。やりたくても教えてくれる人がいないバンド、さまざまな事情で思い通りに活動ができないバンドが浜松、いや日本全国にはたくさんあるはずだ。テレビにでる吹奏楽部が当たり前なのではない。

 目光はうまい。舞阪生まれの舞阪育ちという当たり前が、その感動を忘れさせているように、江南育ちのバンドのメンバーが大切なものを忘れないようにしなければいけないと思った昨日の出来事だった。

 今日は画像も無く、まじめになってしまいすいません。今度、目光の画像でも入れておこう。

福岡

2006年03月06日 | Weblog
 ちょいと前の話になったが、先月は京都、福岡と遠くの街に訪れる機会があった。
京都は友人の結婚式。学生時代が京都だから、一年に一回は何かの用事で京都に行っている。改めて旅行してみたい気がするが、4月に修学旅行だね。個人的に蔵野先生や山本先生、西垣先生にお会いしたいなあ。
 さて、福岡のほう。これはちょいと野暮用というか、要するに中学の同級生の集まりで旅行にいっただけ。毎年忙しくて参加してなかったのだけれど、仲間がこちらに都合をあわせて2月の土日なら行事や仕事も込んでないだろうということだったので、断るのも悪いので参加した。まあ、仲間は金、土、日の2泊3日だったが、こちらは土曜の午後に浜松を出発。19時くらいかな、福岡についたのは。途中広島に止まったので、うちのチビにお土産で広島カープのミッキーマウ子とドナルドダックの人形キーホルダーみたいなものを購入。さすがのチビも「なんで、おとうさん、なんで福岡なのに広島?」とは質問しないだろう。あと10年はごまかせる。
 さて、移動時間は合計で12時間なのに対し、現地の活動は20時間ほど。睡眠時間などを抜けば、ほぼ移動時間と滞在時間が同じである。それでも、初めての福岡なので福岡ドームへ。今はヤフーBBスタジアム(写真)と言うらしい。もちろん誰もいないが、WBCで日本選抜が練習しているらしかった。そういえば、その日の夜は日本選抜VS千葉ロッテの試合だった。窓越しに中が見えたので、選手をチラ見したが、遠すぎて誰が誰だかわからない。部活のみんなに証拠のため、球場内のお土産店(ソフトバンクホークスのショップ)でお菓子を購入。せっかくなので、路線バスに乗って街中を散策する。
 博多といえば、ラーメン。長浜ラーメンと呼ばれるくらい、とんこつラーメンが有名。滞在時間20時間で、3杯も食べた。これでしばらくラーメンはいらないだろう。夜の屋台もテレビで見たとおりの賑わい。このための12時間移動だと思えば、それも楽しい。
 それにしても、博多に行っても「なんばしよっとかー!」とか言っている人は、いなかった。そういえば、大阪の人も「でんがな・まんがな・でんがな・まんがな」って歩いてないなあ。でも京都のお店の人は「おこしやす」と言ってくれる。さすが世界遺産。