赤い水性の部屋

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浜松市立与進中学校吹奏楽部 第12回定期演奏会

2012年10月13日 | Weblog
 改めて、正式に定期演奏会のお知らせをいたします。

会場 浜北文化センター大ホール  入場無料
開場 15:30  開演 16:00


 昨年の第11回定期演奏会から、今年1年間の活動の成果を発表いたします。入場は無料となっておりますので、是非ご来場ください。

 第1部は、昨年から本格的に取り組み始めた合唱の曲を披露します。関東合唱コンクールまで進むことができましたボブチルコットのジャズミサを中心に、NHK合唱コンクール課題曲のファイト、ジャパンバンドクリニックで発表した夜明けを演奏します。


 第2部では、「与進中だから出来ることを!」と考え、マーチングの要素や舞台演出を取り入れて曲の世界を表現しようと考えました。ポップスステージはどこの学校も団体も、与進中も年がら年中、あちこちでやっているので、思い切ってポップスステージを外しました。

 リバーダンスは、以前日本中で大ブレイクしました。リバーダンスは、ケルト地方に起源をもつケルト民族の精神が川を流れ、大洋に出て、世界へ出て各地の文化と融合して発展していくというものだそうです。
 2曲目の映画『タイタニック』でも、映画中では、ケルトダンスやケルト民謡がふんだんに使われています。そして、夢の船タイタニック号に乗って自由の国アメリカへと向かっていきます。そしてその航海は・・・皆さんのご存知のストーリーですが、最後に主人公の女性はアメリカに渡っています。

 第3部では、今年も吹奏楽コンクールに向けてたくさんの練習をした成果を発表します。コンクールでは自由曲に選んだのがピーターグレイアムの『ハリソンの夢』です。ハリソンの夢のストーリーを説明すると長くなります。

 その昔、世界中が航海を安全にするために必要な事の一つに、経度と緯度を知って自分の船の海上の位置を正確に知ることがありました。今のようにGPSなどありませんから、移動距離を測るためには、正確な時間を測ることが必要でした。当時の時計は、いわゆる『おじいさんの古時計』のように、振り子で動くものなので、メトロノームを持って歩くとカチカチが狂うものでしたので、船の上に持ち運べる狂わない時計が必要でした。その時計を開発する技術者ハリソンの物語です。何千人と海上で死亡する事件が続く中、ついにハリソンは時計の開発に成功し、イギリスが大航海時代に世界のトップへ出る栄光の歴史の1ページでもあります。

 昨年の定期演奏会では最後のアンコールは『ケルト民謡による組曲』よりエアを演奏しました。そこから、ストーリーは続いています。
 合唱でのウイリアムバード、チルコットはイギリス人、そしてリバーダンスからタイタニックへと海に出て沈没しますが、苦難を超えてハリソンの夢のように、栄光をつかめるまで何度でも挑戦してみようと思います。

 今回は一貫してイギリス~大西洋プログラムです。そういえば、マーチングコンテストもムアーサイドマーチはホルストですね。基礎合奏のアヴェ・ヴェルム・コルプスもエルガーです。

合唱やら何やら、いろいろなことをやっているYWOですが、私たちは吹奏楽部であり、吹奏楽らしさを最もアピールした「やっぱ吹奏楽はこうだよね!」というメッセージを伝えられる演奏会にしたいと思います。そして、最後はきちんと新大陸の自由な大地へ足を踏み入れ、未来につながる演奏会にしたいと思います。