ひだまり家族

夫と二人の息子の4人家族。
ドラマ『ぽっかぽか』のような家族に憧れながらも、
現実は子どもたちに振り回される毎日…

実習生

2019-10-02 21:12:07 | 仕事
先日、看護学生が実習に来ていました。

毎年いくつかの学校から実習生が来るのですが、
今回は初日に一緒に同行したときに
彼女が早口だったのと
何となく波長が合わないのとで
ちょっと苦手な印象を持ってしまっていました。

訪問看護には興味がないことをはっきりいう学生さん。
最近の若い子はこんなものかなと思いつつ、
訪問先はお年寄りの方も多いから
少し低く&大きめの声でゆっくり話してねと伝え
実習がスタートしました。

苦手とはいえ、ほぼ毎日何件かの同行があり、
正直憂鬱な気持ちはありながら、
伝えるべきところは伝えて、
実習を通して少しでも訪問看護に
興味を持ってもらえたらと思いながら
関わっていました。

実習最終日が近くなったころ、
「こんなこと聞いていいのかわからないんですけど…」
と切り出した看護学生さん。

なんだろうと話を聞いてみると
「どうして看護師になろうと思ったんですか?」
と。

どうして訪問看護に来たのか聞かれたことはあったけれど、
どうして看護師になろうと思ったのか
そこを学生さんに聞かれたのは初めてでした。

隠すこともないので看護を志したときのことを
学生さんに話し始めました。

高校生のころ、テレビで断水のニュースがあり、
在宅酸素を使いながらフラフラの高齢者が
「今のうちに水を溜めとかな…」
と一人で頑張って水汲みをしていたこと、
そのニュースを見て、
「こんな方々を助けたいからヘルパーになろう!」
と思って担任の先生に話したら
「ヘルパーもいいけど
看護師になったらもっといろんな知識を持って
その人にできることがたくさん増えるよ」
と話してくれたこと、
病院での看護ももちろん大好きだったけれど
看護師になろうと思った原点は
在宅看護にあったことを話しました。

学生さんは興味深そうに聴きながら
「病院でもいろんな看護師さんを見てきたけど
実習に来て○○さんの看護がいいなぁと思いました。
すごく丁寧に関わっておられるなぁと思って…。
自分がどこをマネできるのかって言ったら
今はまだはっきりとは言えないですけど…」
とまさかの言葉をもらい、
驚きとともに嬉しくてちょっとうるっとしました。

また、学生さんのイメージでは
訪問看護では一人で訪問するので
大きなプレッシャーを感じていたけれど
朝のカンファレンスでみんなで情報交換や
情報共有をしていること、
いろんな意見を出し合っている場面をみて
訪問は一人で行くけれど
一人じゃないんだと感じたとも言ってくれました。

訪問看護に興味がなかった学生さんが
訪問看護の魅力を少し感じてくれたことが
とても嬉しく思いました😌🍀

よし、明日も頑張ろう

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