降って来るもの

写真と散文とぽえむ

玄理

2022-02-28 22:08:09 | si 26

殊の外

厳寒だったこの冬の

 

     玄理

 

動植物は

厄介な自我など持たないので

当然のように種の保存の

玄理に添って

生き残ってゆくけれど

それは

例えば一万年も百万年も

一億年も百億年も続いてゆくけれど

厄介なことに

Homo sapiensには其其に自我が有って

それ故

一回限りのinochiの種別や品質や

長短や濃淡や貴賤や貧富やに

一喜一憂し翻弄され呻吟し

知らぬ間に

少しずつ死へと疲弊してゆくのだ

 

その苦悩や煩悩や退廃や蹉跌を鎮めるために

僕に言葉の空海が有り

それ故

森羅万象と辛うじて対峙できている

 

名残りに・・

    

                                                   2022 02/28 10:08pm 万甫

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小啄木鳥のように

2022-02-28 05:55:55 | si 26

05:45 山際が幽かに明るく・・

 

     小啄木鳥コゲラのように

 

僕が小啄木鳥のように

闇を穿って

取り出したいものは

取り除きたいものは

 

胸に知らぬ間に溜まってゆく五情の屑

汗腺から漏れ出す日日の吐息

或いは

脳膜にこびり付く思惑の垢や

凝り固まった思惟の滓

情感を錆び付かせる目詰まり

その数多の症状に

言語の嘴で立ち向かう所作

 

 

      感嘆符

 

楽しみは創り出さねばならぬ

楽しいと思える事を

 無中から掴み捕らねばならぬ

愉快は

何処にも転がっていないから

他動から自動へ

受動から能動へ

発想の転換を図らねばならぬ

 もしも本当に

感嘆符の不足を覚えるのなら・・

 

06:06

良い一週間を!!

        02/28 06:23 まんぼ

 

 

 

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