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若い女性が殺される!

2025年06月16日 | これから何が起きるのか?

 若い女性がストーカーなどによって殺されたとのニュースが増えている。
 警察が「民事不介入」の原則を振りかざして、男女の交際問題に首を入れたがらないため、女性の側から恐怖や被害を訴えても真剣にとりあわず、せいぜい加害者に注意程度ですませて、結局、殺されてしまう事件が数十件も報告されている。
 
 社会問題として取り上げられた契機は、26年前に起きた「桶川ストーカ殺人」で、警察の職務放棄と怠慢が被害女性を殺害させたといっていい。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%B6%E5%B7%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 警察の怠慢が原因と思われる顕著なストーカ殺人の報告は、今世紀に入ってからだけでも、すでに20件を超えている。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 2025年6月16日(月) 時事ドットコムニュース>特集>相次ぐストーカー事件 最新ニュースと解説
 https://www.jiji.com/jc/v7?id=202505stalker

 最近、再び注目されはじめたのは、今年、川崎で起きたストーカー殺人における警察の対応があまりにもひどかったからだ。
 
 「娘は神奈川県警に殺されたも同じ」 川崎住宅遺体、女性の家族らが警察に抗議 5/3(土)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5b9093526be64cb8008f9a20c85c771d602869da

 https://news.yahoo.co.jp/articles/23d1515c7790ccc68f204d780fe9e123ce010e88

 少し前に、私はストーカ殺人に関するブログを書いた。
 警察官の劣化がもたらしている犯罪激増 2025年05月05日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6197993.html

 「警察の劣化」とは、市民の訴えに共感できない、思いやりのない警察官ばかりになったという意味だ。
 それは警察のシステムの問題で、「民事不介入」という捜査原則が警察官の職務をがちがちに縛っていて、「明らかな証拠のない個人レベルの被害を相手にしない」という警察庁トップの方針の問題である。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E4%B8%8D%E4%BB%8B%E5%85%A5

 私の印象では、20年くらい前から、警察官は「証拠のない」被害の訴えを相手にせず、被害届も受理しなくなった。証拠が明確で、警察官が手柄をあげて表彰される事件にかぎって立件し、曖昧さの残るものには手を出さなくなった。
 前世紀の警察官は、庶民と向き合う底辺では人情を大切にする人が多く、困っている被害者の訴えを一人の人間として真摯に聞いてくれたのだが、今は違う。

 半世紀以上前の日本では、「近所づきあい」の連帯感が、江戸時代の「五人組」 戦前の「隣組」 農村の「唯組」などの伝統から濃密に残り、近所の生活に密着したもめごと、火事や法事、隣人の暴力沙汰、ストーカー、生活破綻などに親身に対応して、人情を原理として問題解決する仕組みがあった。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827270.html

 官製システムにも、「民生委員」という仕組みがあって、任命された人は底辺の生活者を訪れて生活の相談に乗りながら生活の困りごと、生活保護などの問題解決をしていった。
 また、底辺社会には、「お節介ババア」と呼ばれる老女がいて、若者たちの相談に乗り、奥手の性格から婚期が遅れてしまった者にも結婚相手の世話をするような仕組みもあって、これによって、相互扶助の社会を大切にする人々の意思をもたらしていた。

 このような底辺社会の仕組みが、庶民の愛国心=「社会への愛」を支えていた。しかし、庶民の底辺での連帯感が、社会的格差の拡大とともに廃れ、「カラスの勝手でしょ」という束縛を受けたがらない価値観と引き換えに失われていった。
 これによって、民衆は、人情ではなく法に依存する傾向を持つようになり、警察組織も人情的解決を捨てて、法の束縛を振りかざすようになった。

 日本社会の底辺における若者たちは未熟であり、粗暴な者も多いのだが、それを人情の視点から諫めて更生を導いてくれるシステムが消えてしまっているのだ。
 若者たちを教育してくれるはずの学校にあるのも、「他人を出し抜いて、見下す」という新自由主義の価値観に洗脳されてしまい、更生させるよりも排除するという短絡的手法だけを採用するようになった。

 もはや地域社会には、愛情深く若者を導いてくれる「お節介ババアやジジイ」はいない。だから、若者たちは、目先の興味に惹かれて、その背後にある恐ろしさを理解できなくなった。
 そんな若者を正しく導く社会習慣の崩壊とともに、スマホ・ネット文化が押し寄せてきた。

 このネット文化で、未熟な女性たちが性への興味に安易に接する条件が生まれた。未熟な男たちは、「簡単に若い女性を引っかけられ性欲の対象に利用できる」通信システムに狂喜することになった。
 男は、基本的に睾丸が性欲を作り出し、精液を放出すれば満足するようにできているので、とにかく、やりたくて仕方ない。

 私だって例外ではなく、若いころは、むき出しの性欲が生きているようなものだった。私の場合は登山ばかりしていたので、つきあいが少なく、性欲専門店に通ったものだ。「女性を愛する」ことの意味さえ理解できなかった。

 女性も、卵巣が性欲を生み出し、やはりやりたくて仕方ない。それを実に容易、安易に実現するシステムがネット社会である。
 「出会い系サイト」なるシステムが風靡したのは、1995年ころと記憶しているが、スマホが普及すると「マッチングアプリ」と称する交際アプリの爆発的需要が生まれた。

 底辺社会全体の人間関係が希薄になって「カラスの勝手主義」に染まった結果、みんな孤独になった。しかし濃密な性欲が内から突き上げてくる。
 そこで、ネット社会を通じて、人々は相手を探すようになった。

 だが、ネット社会は、「詐欺師の王国」であり、いくらでも嘘をつける虚構の空間である。生身の自分を見せる必要もなく、かっこいい、きれいごとばかり伝えて、自分の本当の人間性を隠したまま、相手を騙せる仕組みなのだ。
 ネットのない時代は、生身の付き合いしかできないので、嘘は簡単にばれた。人相を見ただけで、その人間性が伝わったのだ。だから、女性たちが詐欺師に出会っても、簡単に見抜くことができた。

 今は、写真ですらAIで加工でき、文章でさえAIで作り出せる時代だ。
 私は、自分のブログがいつ無断削除されるかわからないので、保険をかけて5つのブログプラットフォームに分散しているのだが、数カ月前からフェイスブックにも転載するようになった。
 https://www.facebook.com/profile.php?id=61572940150197

 これでびっくりしたのだが、友達申請が一日数十件もくるのだが、よく見ると、9割以上が出会いサイトに誘導するもので、大半が美しい性的魅力たっぷりの女性の写真を出している。どうも中国やラオス・カンボジアなどから発信されているらしい。
 私のブログへの直接的反応はゼロだった。つまり何を書いても無意味であって、性欲を刺激して相手を騙して金を奪い取るシステムだった。

 フェイスブックやインスタグラム、Xなどの非常に多くが詐欺師のプラットフォームになっているように思えた。その多くが、若者たちの性欲を利用して引っかける「漁業」と表現すべきものだった。

 これに、自分の性的魅力を強調する写真を出しているような若い女性が登場すれば、多数の性欲だけで生きている若者男子が応募してくる。
 実に容易に性欲を満たすことが目的の男女交際が成立するわけだ。
 これが、桶川や川崎の下劣な男に引っかかって殺害されたストーカ事件の土壌をなしている。
 
 私は、女子高生が超ミニスカートをはいて闊歩している姿を、下劣な欲望の目で見たりもするが、一方で、女子高生はスカートをやめてズボンに変えるべきだとも思う。そうすれば男子の睾丸が絶えず生産している性欲を暴走させる環境も減るだろうと思う。

 私の若いころは、ウーマンリブ運動があって、女性たちは「男の性的おもちゃ」になることを拒否し、スカートを捨ててジーンズに変え、化粧を拒否した。
 女性たちが、性の慰みものになることを明確に拒絶するなら、男たちも、援助交際とか出会い系交際とかを口にすることの愚かさを自覚できるようになる。
 性欲だけの自分を恥じる機会が生まれるのだ。

 こんな性的紊乱文化の反作用として、統一教会=世界平和統一家庭連合が、さも道徳風紀の番人のような顔をして登場してくる。
 現在もなお、統一教会が、事実上自民党を支配しているのだが、自民党安倍派(萩生田光一)などの政治家たちの本心がどこにあるのか調べてゆくと、恐ろしい事実が浮かび上がってくる。

 アメリカに、トランプやオバマ、ビルゲイツがかかわったエプスタイン事件が摘発されている。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6199388.html

 日本でもまったく同じで、特権階級の政治家や経済人たちが、女子児童を性の慰みものにしていた事件が発覚したことがある。発見された顧客名簿には、政財界のトップばかり4000名の名前があった。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827954.html

 警視庁は、犯人が不可解な自殺を遂げたことで、この名簿を勝手に破棄処分し、事件を終息させてしまった。
 社会差別のある国家集団では、トップに立つものが、自分の地位や利権を確認するために、心の抑制や、法律を無視して特権的な非合法快楽を求めるのだ。

 統一教会は、そんな権力者の非合法欲望(資金や性欲)につけこんで組織的利権を拡大しようとしている。中国共産党も同じだ。政治家の欲望につけこんで、ハニートラップを仕掛けてキーパーソンを篭絡しようとしている。

 私は、政治権力が、ネットなどで、若い女性たちを詐欺師が性的搾取に利用するシステムを止めようとしないのは、自分たちの性欲を満たしたい欲求があるように思える。
 プチエンジェル事件で廃棄された顧客名簿に記された政治家たちが、今の日本政界のトップを担い続けているのである。


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