統一教会(世界平和統一連合)は、創始者である文鮮明と安倍晋三の祖父である岸信介が共謀して作った国際勝共連合=日本会議の母体だが、その統一教会の指示によって、日本学術会議の人選が定められるシステムが岸田政権によって作られようとしている。
統一教会とは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%B9%B3%E5%92%8C%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E9%80%A3%E5%90%88
文鮮明は、戦前、岸信介の経営する史上最大の麻薬密売組織である昭和通商のメンバーだった(関係資料は削除)。戦後も岸との蜜月関係が続き、最初の統一教会日本支部は、渋谷区南平台にあった岸信介邸に隣接(高峰秀子邸跡地)して建設され、岸も頻繁に通って祝辞を述べている。
その後、岸と文鮮明(プラス生長の家の谷口雅春)によって反共活動の母体である「国際勝共連合」が結成され、その流れは現在の「日本会議」に続いている。
http://tokaiama.minim.ne.jp/touitu/123touitu.htm
戦後の自民党政権は、1955年に、岸や鳩山、河野らの民主党と吉田茂らの自由党が、社会党の躍進に対して危機感を抱いたアメリカCIAが「反共の砦」工作として保守野合戦略を実現するなかで結成したものだが、その人脈は、岸、吉田ともに、明治から続く「田布施システム」を利用していた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A_(%E6%97%A5%E6%9C%AC)
戦後77年の保守政権のうち30年が田布施システムの人脈から出ていて、もちろん今の岸田政権も田布施人脈の血縁につながっている。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5996029.html
この、ほぼすべてに統一教会が関係していると思われるが、とりわけ「安倍三兄弟」と揶揄された安倍晋三・岸信夫・北村経夫の三人組は、統一教会による直接の資金と組織の援助で選挙に当選していたことが暴露されている。
安倍の殺害によって統一教会問題が追求されると、田布施システムの最大ホープだった岸信夫が早々と、引退を宣言した。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6016799.html
今回、菅義偉政権が行った「学術会議人選不同意問題」に続いて、岸田政権が、「日本学術会議法」を改定し、人選を自民党の意のままにできる改悪を行う法案を提出することが明らかにされ、それが自民党に癒着した統一教会の指示によって行われる疑いが強いことが東京新聞によって明らかにされた。
自民党保守が、どのような理由で学術会議を敵視しているのか? は、結局、政策の正当性を担保するための「学問的裏付けのための有識者諮問会議」を作ろうとすると、自民党の意のままにならない学術会議が邪魔だということに尽きる。
とりわけ統一教会による極右的政策や封建的社会体制への逆行に対して、異を唱えてきた学術会議が邪魔で仕方なかったということだろう。
旧統一教会系団体が学術会議を「反体制的」「解散せよ」と痛烈批判 その背景とは 2023年4月11日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/243299?rct=tokuhou
以下引用
日本学術会議法の改定案が今国会にも提案される。人選の方法を改めようとする現首相の岸田文雄氏、一つ前の菅義偉氏は学術会議のあり方を疑問視し、時に「目の敵」にしたようにも見える。
背景は一体、何なのか。そんな問題意識から取材を進めると、「お家芸」のように古くから学術会議を痛烈に批判した組織が浮かび上がった。この「接点」をどう考えるべきか。(木原育子、中山岳)
◆改定案は「あからさまな介入」
5日にあった内閣府と日本学術会議の面談。会議側から批判が続出した。「不透明でブラックボックス」「監視のための法改正だ」
内閣府から説明を受けたのが現政権が新設を目指す「選考諮問委員会(仮称)」。学術会議の会員選考に関わる「第三者組織」だ。
国主導で人事制度が変わりかねない状況に対し、長く学術会議の会員や連携会員を務めてきた宗教学者の島薗進氏は「あからさまな介入。政府や財界などが委員任命に関与しようとすれば、政府や与党、特定のグループの意向に従うような組織になる」と危ぶむ。
今は学術会議側が会員候補を選考した上、推薦を受けた首相が任命している。諮問委が新設されると、そのメンバーは学術会議の会長が選ぶ一方、会員候補の選考時に諮問委の意見を聞き、その意見を「尊重しなければならない」とする。
内閣府の児玉泰明参事官は「学術会議は国費でまかなう国の機関。選考過程の透明化は必要だ」と語る。
一つ前の菅政権も学術会議の人事に「介入」した。
2020年9月、学術会議から推薦を受けた会員候補6人の任命を拒否した。過去の国会では、政府側が「推薦された者をそのまま会員として任命する」と答弁したにもかかわらずだ。
ただ、近年の政権の思惑はいまひとつ分からない。菅氏に至っては真意を問われても「総合的、俯瞰ふかん的活動を確保する観点から」と曖昧な言葉を繰り返した。
◆面白くない存在 右派結束の引き金
そんな中で、気になる動きを見せていたのが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体、国際勝共連合だ。
機関紙「思想新聞」の1985年8月25日付では「蝕むしばまれる『日本学術会議』」「反体制的」と記し、「早く潰つぶしてしまうことが肝要だ」という関係者コメントも掲載。同年9月1日付では「こんなにある! 学術会議の左向き勧告等」と伝えた。
近年でも菅氏の任命拒否が表沙汰になると、サイト上で「『白い巨塔』ばり不透明な会員推薦」(2020年10月19日付)、「解散せよ」(21年1月18日付)とたたみかけた。
痛烈な批判の背景について、ジャーナリストの鈴木エイト氏は「教団側は世界平和教授アカデミーという組織で文化人を取り込んだが、なびかなかったのが学術会議の人たち。面白くない存在だった」と推し量り「菅さんの任命拒否と連動する形で、歩調を合わせたのだろう」と続ける。
学術会議批判にどれだけ力を注いだか、最近の政権にどう影響したか。勝共連合に尋ねたが、10日夕までに回答が得られなかった。
これらの点に関しては、慎重な見方もある。前出の島薗氏は「教団側の政治活動のテーマは60~80年代は反共。冷戦崩壊後、伝統的家族観に政治工作の軸足は移ってきた」と語る。
一方で「日本社会は今も反共、反左翼の思想が根強く、何か引き金があると右派系団体も含めて結束しやすい。その一角として教団側の存在感は小さくなかった」と指摘する。
◆自民党 半世紀も前からの「お家芸」
過去の文書をたどると、学術会議に痛烈な批判をしてきた別の組織も浮かぶ。それは自民党だ。
国会の議事録によると、冷戦下の1960年には科学技術庁長官だった中曽根康弘氏の姿勢が問題視された。岡良一衆院議員(日本社会党)は、日本とソ連の科学技術交流を要望している学術会議の科学者を中曽根氏が「アカ呼ばわり」したとして追及した。66年には一部の自民議員が学術会議を「左翼に偏向」と見ているとして、別の野党議員がただした。
1971年の「自由新報」のコピー
「学術会議たたき」がより鮮明だったのは、自民党機関紙「自由新報」(現自由民主)。71年4月27日付の1面トップでは「科学なき”赤い巨塔”学術会議」との見出しで批判記事を載せた。69年に大学紛争の沈静化を狙った関連法が成立した際、学術会議が大学の自主性尊重を訴えたことに触れて「反体制、反政府の姿勢から、事あるごとに”反対声明”をつづけてきた」と主張。日本共産党シンパの会員が増えているとし、「名ばかりの政治集団」「イデオロギー一辺倒」「”存在価値ない”」と報じた。
自民が機関紙で大々的な批判を展開した背景について、政治ジャーナリストの野上忠興氏は「自民を支持する岩盤保守層を意識しているからだ」と説く。
学術会議は49年の発足時から「戦争非協力」を掲げ、軍事目的の研究からは距離を置いた。原子力分野では54年、平和利用に徹するとして「公開・民主・自主」の三原則を唱えた。
折に触れて出す提言には、自民党政権の痛いところをついたものも少なくないと野上氏は指摘。「自民にとっては、何かと異論を挟む目障りな存在という感覚もあるのではないか」
◆軍事研究に距離 気に入らず
学術会議を煙たがり「異論封じ」を唱えるような論調は、その後も出てくる。
80年、自民の中山太郎参院議員は自著で「左翼的なイデオロギーに偏向した会員に牛耳られている」などとし、「この体質的欠陥はすべて、その会員公選制、つまり選挙方法に起因している」と書いた。
中山氏は同年7月に総理府(現内閣府)総務長官に就任。翌81年に学術会議の運営をやり玉にあげた。国際会議に会員外の研究者を多く派遣しているとし、会員選考を含めた「改革」を唱えた。83年11月には、日本学術会議法の改定法案が成立。公選制から推薦制になった。
こうした経緯について、東北大の井原聡名誉教授(科学技術史)は「自民党政権は学術会議を何とかコントロールしようと画策してきた。推薦制の会員選考でも近年は、政権が選びやすいように多くの候補を学術会議に求め、水面下で駆け引きしてきている」と見解を語る。
そもそも自民党には、軍事研究を含めて産業に活用できる科学技術政策を進める意向が根強いという。
「すぐ役立たない研究は気に入らず、協力しない姿勢を左翼的だと攻撃するのは、自民党内で文化のように醸成されてきた」
最近の菅氏、岸田氏の動きも、学術会議をできるだけ意に沿わせたいという自民の「お家芸」だとして、警鐘を鳴らす。
「学術会議が目指すのは真理の探究と、その成果が人類の福祉に役立つことだ。政府の言いなりになることではない。世界的に見ても科学者が集まるアカデミーは、政府から独立性を保つことが重要とされる。学術会議の人選に諮問委を導入すれば、批判的精神が細り、科学の正しい発展を阻害しかねない。時の自民党政権がたびたび介入しようとした歴史も踏まえ、慎重に考えるべきだ」
◆デスクメモ
自民の機関紙が学術会議を「科学なき”赤い巨塔”」と評したのが1971年。約50年後、勝共連合が「『白い巨塔』ばり」と記した。似た表現は書き手の世代的なものからか。「知る人ぞ知る批判」を踏襲したからか。時を超えた共鳴を思わせる状況。こちらも気になって仕方ない。(榊)
旧統一教会側との関係は世襲なのか 細田、岸田、中曽根、宇野…父や祖父も接点の疑い 党の点検は十分?
https://www.tokyo-np.co.jp/article/200501
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引用以上
結局、自民党や保守(自民党・維新・公明・国民・立憲右派)は、竹中平蔵の「新自由主義」を信奉しているので、ほぼ同じ思想の政党と考えてもよい。
すべて、統一教会と密接な関係があったことが報道されている。かなりの数の議員が、統一教会原理研の運動員に頼り、資金面でも大きな援助を受けてきた。公明党も創価学会と統一教会の蜜月関係が暴露されるようになっている。
統一教会と自民党、その恐るべき癒着の構造
https://www.webchikuma.jp/articles/-/2959
勝共連合からの歴史『旧統一教会と自民党』
https://www.youtube.com/watch?v=IhBb0ps13yk&ab_channel=%E6%B0%B4%E9%81%93%E6%A9%8B%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%AE%E7%95%B0%E5%B8%B8%E3%81%AA%E5%AF%BE%E8%AB%87%E3%80%9CDr.Strangetalk%E3%80%9C
創価学会へ統一教会批判が飛び火!それでも被害者救済法が「骨抜き」にされそうな訳
https://diamond.jp/articles/-/312632
今回、岸田政権が、学術会議法の改悪を上程することの意味は、「自分は統一教会と無関係」と強弁してきた岸田文雄もまた、統一教会の政治的意志に呼応していることを露呈したことになる。
岸田文雄は、田布施システムの上に置かれた首相である。
統一教会は田布施システムに深く関与している疑いが強い。それは、核心にいる岸信介が、李朝崩壊後の血脈に深く関与していることに関係していると思われる。
岸信介の父親は、今のところ証拠はないが、もしかしたら1900年前後に起きた李朝崩壊、両班階級の日本帰化の流れにいたのかもしれない。
岸信介が、最後の李朝王である李垠と梨本宮方子との間に生まれた李晋太郎を、どのような理由で安倍寛の養子=安倍晋太郎にして育てたのか? 安倍と岸の実娘、洋子を夫婦にさせて、その子、安倍晋三を日本国首相に就任させたのか?
そして統一教会が、なぜ全力を上げて安倍晋三をバックアップして選挙を支え続けたのか?
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6006176.html
そこには、統一教会文鮮明の、韓日統一大帝国のビジョンがあったのではないかと、薄々想像がつく。
自民党という政党も、結局、韓日統一帝国を成立させるための政治的道具として作られたのではないかという強い疑念がある。