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 イーロン・マスクの人間性

2022年10月06日 | インポート
  イーロン・マスクが、「ウクライナはロシアに降伏すべきだ」という類いの発言を行った。

 今、テレ朝を追放されかかっている玉川徹も、「人命優先のためにロシアの要求に屈するべき」というような発言をしたことがある。

 鈴木宗男に至っては、「悪いのはウクライナ」と決めつけている。

 今回は、人命優先を錦の御旗にして、ロシアの侵略を是認しているイーロン・マスクを考える。



  マスク氏「ウクライナ勝てない」 ツイッターに投稿、反発の声も

 https://news.yahoo.co.jp/articles/f85fd4272f0e4bb12a0cb7bddf215b3d3d92f88f



 【キーウ共同】米電気自動車大手テスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏が5日までに「ロシアの人口はウクライナの3倍あり総力戦でウクライナの勝利の可能性は低い」などとツイッターに投稿した。ウクライナ側からは反発の声が上がった。



 マスク氏は、ロシアが2014年に強制編入したウクライナ南部クリミア半島が危険に陥ればロシア側が総動員した戦闘になり、双方で破滅的な死者数を出すことになると指摘。「ウクライナ国民のことを大事に思うなら和平を求めろ」と訴えた。



 ロイター通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は4日、「とても前向きだ」と述べ、歓迎した。

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 引用以上



 マスクは、「ウクライナは、どうせロシアに勝ってこないのだから、早く降伏せよ」とウクライナ愛国者が激怒で脳卒中を起こしそうな発言を繰り返している。

 私は、マスクの発想に、一貫して「長いものに巻かれろ」という利に聡いが、利権次第で、要領よくコロコロと意見の変わる、日和見主義者の愚かさを感じずにはいられない。

 今、ロシアの侵略戦争に屈したなら、何が起きるのか?



 それは、ロシア国内の地域差別=モスクワ・サンクトペテルブルグを中核とする北西連邦管区が、ロシアの最上級地域であり、ウラル・シベリア管区は、いわば植民地階級といっていいのだが、もし、ウクライナがロシアに併合されたなら、さらにその下に置かれる最下級の奴隷州に貶められ、かつての欧州帝国主義に搾取され続けたアジア南部のような隷属的地位にされるのは確実である。



 今回のウクライナ侵略戦争でも、被差別地域であるバイカル湖のブリヤート共和国出身兵士は、もっとも危険な最前線に、ろくな補給も武器もないまま送り込まれて、まるで日本軍のインパール作戦のような馬鹿げた無駄死にをさせられている。

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/205896

 それが、ウクライナ国民の運命になるわけだ。



 さらに、降伏したからといって、偽旗作戦のウソで固めたロシア上層部が、国民の安全を保証するはずがない。すでにブチャなど数カ所でナチスのような残酷な大虐殺を行っていて、もしも、降伏したりすれば、反ロシア勢力が皆殺しにされかねない。

 ウクライナ民衆が生き延びる唯一の手段が、ロシアと真正面から戦うことなのだ。ロシア政権に打撃を与え、侵略がトクにならないことを骨身に染みさせることなのだ。



 侵略する側に正義や愛があるなら(あれば侵略などするはずはないが)、降伏後にも、人道的な扱いをする可能性があるが、ロシアは、自国民の兵士を、補給も無視し、ろくな兵器も持たせず、防護能力に大きな欠陥があると指摘されてきた戦車に乗せて、ほとんど壊滅させてきた。

 まるで、日露戦争における乃木希典の旅順攻防指揮を見ているようだった。



 だから、ウクライナに降伏を勧告することは、「おまえら死ね!」と言っているに等しい。何が「人命尊重」だ。

 この意味で、私は玉川徹にも怒りを感じている。鈴木宗男は100%、プーチンの代理人であり、追放すべき人物だと確信を抱いた



 イーロン・マスクの、これまでの言動を見ても、ものごとを深く思索せず、何を最後まで大切にすべきか? という哲学的視点が見られず、空疎というしかない。

 マスクの計画で有名なものとして、「人類火星移住計画」がある。



  イーロン・マスクが描く「火星移住計画」の衝撃

 https://diamond.jp/articles/-/169684



人類で最も火星に近い男

 100万人が暮らすイーロン・マスクの「火星移住計画」

 火星への取り組みを進めている民間企業で、最も注目されているのはイーロン・マスクのスペースXです。

 イーロン・マスクは、宇宙開発に参入してきた当初から、火星移住のビジョンを持っていました。2002年に会社を設立していますが、そのときに「人類が火星に居住する」という目標がすでにあったようです。



 「アポロの月面着陸ミッションが成功してから、なぜ人類は火星にまだ行っていないのかと考えている自分がいました」と発言し、当時からずっと、彼は火星のことを考えていたといいます。

 スペースXでは宇宙船「ドラゴン」の開発を推し進めていますが、火星を目指す宇宙船は「レッドドラゴン」という名称で開発が進められており、まずは、無人での火星着陸を実現させるという目標を掲げています。



 レッドドラゴンは火星への着陸だけでなく、離陸も可能な設計になっています。火星だけでなく、太陽系のどの惑星にも離着陸できるのです。レッドドラゴンのプロジェクトには、すでに300億円以上が投じられていると言われています。



 以前、火星居住について、イーロン・マスクはびっくりするようなことを発表したことがありました。火星の極地で大きな爆発を起こし、それによって大気の状況を変える「テラフォーミング」によって第2の地球にできるというのです。そうすれば、火星に住めるようになる、と。



 そして2016年9月、イーロン・マスクは少し方向性を変えた、壮大な計画を発表しました。火星に居住地を建設する「火星移住計画」です。今後、10数年以内に地球と惑星との間で数千人を輸送する事業をスタートさせ、その後、約40年から100年後には、火星を100万人が暮らし、自給自足できる居住地にする、というのです。



 宇宙開発のそもそもの目的には、複数の惑星に人類が住むというものがあります。人口が急激に増えたり、資源が枯渇したり、食糧問題や水の危機が起きたりして、地球に何かが起きたとき、別の惑星にも住めるようにしておくという思想があったのです。

 イーロン・マスクが火星にこだわる理由のひとつには、「人類は複数の惑星の住人になる」ということ。その場所が火星なのです。



 一方のジェフ・ベゾスも、具体的な惑星を限定していませんが、「宇宙に100万人が住んで、100万人が働く」と言っています。宇宙に経済圏を広げる、ということです。

 2016年9月にイーロン・マスクから発表された計画では、巨大な火星行きの惑星間輸送システムで火星まで約80日かかる日数を、最終的には30日まで短縮するとしています。また火星行きのチケットも、1枚10万ドル(約1000万円)まで値下げするなど、具体的なイメージを語っていました。



 予算としては100億ドル(約1兆円)もあれば、この計画を進められるとのことでした。さすがにこれほどの資金力はイーロン・マスクをもってしても難しく、「民間の活力からも、政府の資源からも、できる限り多くを得たいと考えている」と語っていました。

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 一部引用以上



 マスクの「火星移住計画」がどれほど馬鹿げた発想かは、「人類が地球の属性である」ことを理解していないことだ。

 人類は、地球で生まれ、地球で滅亡する。地球でしか生きられないことを理解できないことだ。



 そもそも、自分の家が汚くなったら、引っ越しすればいいという短絡的な発想にすぎない。家が汚れたら、まず掃除して、快適にすることを考え実行するのが、まともな人間というものだ。

 まして、経験のない新しい環境というのは、無数の問題が隠れていて、最初から問題を解決しなおさねばならなくなり、もの凄い手間のかかることだ。

 もしも、火星が住んでみて、しばらくして居住不適だと分かったら、今度はどこに引っ越すつもりなんだ?



 少しでも知恵のある者なら、今、住んでいる家や地域、国を住みやすく改善することを最優先に考えるはずだ。

 しかし、イーロンマスクは、母なる地球を捨てて、宇宙の他の星に逃げ出すという。

 いったい、どこから、そんな馬鹿げた発想が出てくるのだろう?



 それは、堀江貴文や前沢友作の宇宙旅行計画に似ている。まとまったカネができたから、人を見下せる、人から羨まれることをしてみたいという利己主義の浅はかな発想しか見えない。

 そんなカネがあるなら、地球を改善し、貧しい困っている人に手を差し伸べて、みんなが平等に笑顔で過ごせる地球を作ろうとするはずだが、自分のことしか見えない利己主義者には理解できないのだ。

 1兆円もあれば、地球上の貧しい人たちに、笑顔の幸福な社会をもたらせるはずだ。



 このあたりの理屈は、今起きている、「ネガティブ人種とポジティブ人種の二局乖離」と同じものだ。

 何度も二極化問題を書いてきたが、今や、ネガティブとポジティブに分裂した人類は、「カラスの勝手でしょ」と、それぞれの道を進み、他の極とは交わらないまま、一方がこの世から消えてしまうと予言されている。



 岸田文雄が、国賊安倍晋三を国葬にしたり、息子を秘書官に登用したり、細田を続投させたりしているのを見ると、本当に「カラスの勝手時代」なのだという感を強く抱く。

 他極の言うことに一切耳を傾けず、自分たちだけの論理で独走・暴走する。行く先には断崖絶壁が待ち構えていて、やがて、ネガティブ極は、レミングの群れのように、どこかに消えてしまうのだ。

 まさに、イーロン・マスクは、GAFAMテスラがレミングの群れであることを端的に教えてくれている。

 

 私は、何度も、EV車しか走ることが許されないとされる2030年以降、そのときテスラはこの世に存在しないと予告してきた。

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-2003.html



 理由は、EVカーには、バッテリーのエネルギー密度がガソリンの30分の1しかない弱点を克服できないためであり、水素車も水素の物理的弱点を克服できないと指摘した。

 だから、未来にあるのは、自転車社会であり、辛うじてEV自転車だけが有効であると予想している。



 たぶん、ガソリン車は、200cc程度の超小型三輪車に特化して、リットル50Kmの燃費で生き残れると思うし、長距離輸送については、鉄道網の充実に特化してゆくと考えている。ハマーやフェラーリは、この世から消える。

 だが、それ以上にテスラは、無駄の塊であり、存続すべき理由が見当たらないのだ。



 人類火星移住計画を口にするような愚かなトップでは、未来の真実も、人類の本質も、見通すことができないだろう。

 そんな妄想(核融合発電もそうだ)を口にしている利己主義者たちが、真っ先にこの世から淘汰されると私は確信を持っている。



 なお玉川徹についてだが、私は、彼の反権力性に一定の評価を持ってきたが、ワクチン推進姿勢や、マスクと同じウクライナ降伏論については極めて不快だった。

 だが、彼のテレ朝からの追放は、「安倍友」の早川CEOが数年前から画策してきたもので、いずれ時間の問題で、追放されると予想していた。



 ちょうど、TBSが金平を追放しているのと同じだ。だが、私は、むしろ本当に追放されるのは早川だと考えている。

 いつまでも、早川の独裁が続く道理がない。自民党とともに、この世から消える日は遠くない。テレ朝もテスラと同じように大衆から見放されて消える運命だ。