賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ツバキ 「鹿児島」

2009年04月17日 | 椿・サザンカ
横浜市青葉区のこどもの国・椿の森から白斑のツバキを。
  
「鹿児島(かごしま)」は濃紅地に白斑の入る、八重、松笠咲きの小~中輪。花期3~4月。
紅色の「松笠」という品種の枝変わりで、雲状斑や横杢斑が入ったもの。
花を横から見ると、花弁が積み重なって松笠状に見えるのが特徴。江戸期からの古種。
12日に、ようやく撮れる場所に咲く良い状態の花と出会いました。

「紀州司(きしゅうつかさ)」は3月下旬から花数が目立ちだしたうちの一種。
桃紅地に白斑の入る千重咲きの大輪で花期は4~5月。
はじめは30枚ほどの花弁が厚く重なる抱え咲き、花の盛りを過ぎると平開咲き、のち外弁が反曲する。

「眉間尺(みけんじゃく)」はけっこう早くから咲いてましたが下向きで撮りづらい面が。
紅地に星~雲状斑が入る八重咲き、筒しべの極大輪。花期3~4月。江戸期からの古種。
ほぼ同じ大きさの12~13枚の花弁が三、四重に重なってやや下向きに平開する。

「正義(まさよし)」は濃紅地に大小の白斑が入る蓮華性の八重咲き、筒しべの大輪。 花期3~4月。
シーボルトがヨーロッパに持ち帰り、ドンクラリーと名づけられて人気を集めた品種で
九州各地に樹齢200年を超える老木がある。

〔参照:「新装版 日本の椿花」(淡交社・刊)と「色分け花図鑑 椿」(学習研究社・刊)〕


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