賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ツバキ 「繻子重」

2009年04月11日 | 椿・サザンカ
今回も横浜市の「こどもの国」椿の森から。

「繻子重(しゅすがさね)」は濃紅色の八重、ユキ芯の中・大輪。花期4~5月。
濃紅色の花に葯の黄金色、緑色の艶葉がよく調和した品種。

やや肉厚の花弁20枚ほどが三、四重に重なる。咲き始めは樋状に中折れするが
やがてゆるやかに外曲し弁の縁は小さく波打つ。


こちらは先の「繻子重」に白斑の入った「紋繻子(もんじゅす)」。花期は同じく4~5月。

久しぶりにフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用すると、
「朱子織(しゅすおり,繻子織とも書く)は、経糸(たていと)・緯糸(よこいと)五本以上から構成される、織物組織の一つである。
経・緯どちらかの糸の浮きが非常に少なく、経糸または緯糸のみが表に表れているように見える。
密度が高く地は厚いが、斜文織よりも柔軟性に長け、光沢が強い。ただし、摩擦や引っかかりには弱い。
三原組織の一つ。」
最後の三原組織のほかの二つの織物は「平織」と「綾織」だそうです。

撮影日の4日、品種名の繻子を見て、
「♪銀杏がえしに黒繻子かけて 泣いて別れた~すみだ川♪」と東海林太郎さん風に、その後の歌詞は分からず鼻歌で。「ああそうだったわねぇ。あなたがはたち」までのセリフは島倉千代子さんのほうで…。
周りに人がいなかったから思わず口ずさんだのでしょうが、憶えているものですねぇ。

〔品種説明部は「新装版 日本の椿花」(淡交社・刊)と「色分け花図鑑 椿」(学習研究社・刊)から〕


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