賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ザ・シェファーデス

2009年05月21日 | バラ
生田緑地ばら苑・イングリッシュローズ(オースチン氏作出)コーナーの最終回。
 
「ザ・シェファーデス」。2006年作出。
中輪で深いオープンカップのチャーミングなバラ。
色はリッチ・アプリコット・ピンクで、外側の花弁がペール・アプリコット。
フルーツ香にレモンの香りが少し混じる。 直立状のシュラブで強健な品種。
  
「テス・オブ・ザ・ダーバーヴィルズ」は1998年の作出で鮮やかなクリムズンの大輪花。
カップ咲きから咲き進むと花弁の盛り上がったロゼット咲きになる。
香りは深いオールドローズ香。シュートの発生がよい強健種。
名前はトーマス・ハーディの小説『ダーバヴィル家のテス』から。
ロマン・ポランスキー監督、ナスターシャ・キンスキー主演の映画「テス」が1979年に公開されている。

  
「ジュード・ジ・オブスキュア」もトーマス・ハーディの小説のタイトルに因んだもの。
この小説(邦題「日陰者ジュード」)も1996年に映画化された(「日陰のふたり」)
バラのほうは小説の発表からちょうど100年後の1995年に作出された。
抱え込むような深いカップ咲きの大輪でフルーティーな強い香りがする。
花色は全体に黄色系だが、内側がオレンジ色がかかり、外側は淡い黄色。
この日はまだ咲き始めのものだけでした。
なお、他のイングリッシュローズは昨年の5月31日6月1日を参照してください。